感じる・伝える・考える ことばの力 ~古典朗読から言語活動まで~
3月26日(火曜日)17時から、UStreamとニコニコ動画の文部科学省チャンネルで「国語、言語活動」をテーマとしたインターネットライブ配信を実施します。

事務所から、電話あり
「なんか、百人一首の朗読の仕事が文部科学省から入りましたが…」
「も…文部科学省???え?何それ?なんで?」
「うん…なんでだろう」

なんて陳腐な会話の末、
あれこれお話をちゃんとお聞きして、心してこのお仕事をお引き受けしました。

ちょうど
「ちはやふる」の出演が決まり、あれこれ資料を集め、百人一首に勤しみはじめた
ばかりの出来事です。当然、どこにも誰にもまだ、百人一首と向き合っていることなど
話してもおらず、情報としてアップもしていない頃の出来事。

なんか
怖すぎる偶然。

当初、私なんぞが、読んでよいものかと、腰も引けましたが、
聞けば、古典離れしている学生さんに、少しでも、おもしろおかしく、現代語訳などを募集して、それとセットで朗読するとのこと。なるほど、それなら…と

五首読んでまいりました。
当然授業です。
でも、そこに「声優」という私が入ることで、少し雰囲気がやわらいで、
とっつきやすくなってくれればそれでいいかな…と。
あらためてその五首を読み直し、背景や当時の思いに心を飛ばしながらも
良い意味で、「そこ」とは切り離すかのようにアレンジしてしまう現代風な訳。
でも、その根底に流れているのは、やはり「恋心」であったり「思う」ことであったり、
形、言葉は変わっても、やるせなさや、景色がすこしでも伝われば、
そして何百年前の人と同じ思いを味わえたらいいな…と感じています。

古典と聞くと、少し足がすくんでしまう人にも触れてもらえたらうれしいかな
そんな私も、足がすくんでしまう側の人間なんだけどね。

詳しくは…
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/25/03/1332032.htm
まで