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News/Special
 

3rdアルバム「ナミダノキセキ」を引っさげた、藍ぽんのスペシャルライブが
2008年4月5日に大阪・BIG CATにて、12日には東京・SHIBUYA O-EASTにて開催された。
これまで、たくさんの場面で涙を流してきた“軌跡”を通ってたどり着いたこのライブでは、どんな“奇跡”が生まれたのだろうか? 
ここでは東京会場の模様をレポートしよう。

 







 

「いっくぜー、SHIBUYA O-EAST!!」
藍ぽんのシャウトとともに幕を開けたステージで、1曲目を飾ったのは「ウレシ泣キ」だった。「ノナカロッキン!」というキャッチコピーでリリースされたこの楽曲は、文字通りのギンギンなロックナンバー。藍ぽんのパフォーマンスもまさしくロッカー風で、マイクスタンドを斜めに持って歌ったり、間奏でエアギターをプレイしたりと、いきなりボルテージは最高潮。続く「LOVE@MESSENGER」でも、「ハイ! ハイ!」と客席を煽るなど、威風堂々のステージング。3曲目「あ・り・え・な・い!」まで、どんどんテンションは上がり続けて、このまま最後までもつのか?と、こちらが心配してしまうくらい。

「今日は、リハーサルがかれこれ1か月間まるっと続いていまして、その成果を出すべく私はここに立っています。なので、スタンディングできついかもしれないんですけど、皆さんも最後まで自分の力で立ってください!」

最初のMCは、藍ぽんの力強い宣言と、とある報告が――。

「神田さん! お弁当は『金兵衛』でしたよ!!」


なんと、関係者席に来ていた神田朱未さんに向かって、まったく個人的な報告をする藍ぽん。のっけからいきなりの自由な空気に、会場にも思わずどっと笑いが起きる。神田さんには「よかったねー!!」と大きな声で返事をもらうという、微笑ましい一幕だった。

「今回はジェットコースターみたいになっていて、盛り上がったり、ちょっとしっとりしたり、また盛り上がったり、しっとりしたりという感じで、私も『はじめまして』の体験が多いので、みんなの『はじめまして』をもらったり、あげたりで、いい感じですね」

初めての体験にちなんで、3rdアルバム「ナミダノキセキ」の内容についても触れられる。

「3rd(アルバム)を出そうという話をいただいた時は、去年の神戸のスタチャドリームで納得いくパフォーマンスが出来なかったので、すごい悔しくて、自分が嫌になるようなことがあって、甘いピンクばかりの歌じゃなくて、『私だって凹むことあるもん!』と思って、ちょっと違うブルーなところを出せたらいいなと思って、アルバムを作りました。でも、そのブルーな面も『作ったブルー』にはしたくなかったんですよ。悲しい、悲しいだけじゃない、何かを伝えられたらなあと思って、今日はしっとりした曲もたくさん歌っていきたいと思っていますので、頑張ります! ではさっそく、しっとり行きますよ――」

 しっとり系の曲を集めたブロックで、最初に歌われたのは「夜明けのチャーム」。続く「CACAO85」もそうだが、複雑な女心を綴った曲で、藍ぽんの表情も歌っているうちに思いつめたようなものになっていく。歌で上手に表現できないと語る藍ぽんだが、精いっぱいの歌声と表情からは、曲の世界がきちんとみんなに伝わっていた。軽快なメロディーの「アマノジャク」では笑顔の藍ぽんに戻り、思いのたけをぶつけていく。

「――以上、『素直になれない女たち』でした。『アマノジャク』ではPVも撮りまして、男の子のタロウ君の格好をしたのが、チェックをしている時に“てじな〜にゃ”みたいに見えてきたんです……(笑)。そんな感じで、『ナミダノキセキ』のレコーディングをしました。楽しかったですよ、今回は。レコーディングがあると、いろんなところから取材を受けるんですけど、その時に『今回は笑顔ですね』と言われました(笑)。毎回、『次の目標は?』と聞かれるんですけど、『今は、次は考えられません』って……。アルバムが完成したら、それでいっぱいいっぱいで、次が考えられなくて、取材の方にいつもご迷惑をかけてすみません。この場を借りてお詫びさせていただきます」
いや、取材する側もそんなに気にしていませんよと、こちらもこの場でフォローを入れさせていただきます(笑)。

「でも今回は皆さんのお手紙に励まされて、『頑張ってくださいね』とか『「チアルーガ!」のラップの部分は斬新なアイデアだ!とか思って、頑張って面接行きました』とか、そういうお手紙をいただいて、負けてられない!と思って、今回頑張ってきました。じゃあ、話しすぎるといつもグダグダになっちゃうので、次に行きましょうかね。次は『アイぽんショー』から恒例となりました、アニソンメドレーです!!」

 お待ちかねのコーナーが始まって、ここでまた一気に会場が大盛り上がり。割れんばかりの大歓声の中で歌われたアニソンメドレーは「神様との約束」〜「強引niマイYeah〜」〜「絶世美人」の『さよなら絶望先生』リレーからスタートし、『ネギま!?』の「らぶ☆センセイション」、『ぱにぽにだっしゅ!』の「黄色いバカンス」、『魔法先生ネギま!』の「バカップル」へとつながっていく。中でも「バカップル」は“DROPS”としてリリースした、藍ぽんにとってもファンにとっても思い出深い曲。感慨もひとしおとなった、今回のメドレーだった。

 完全燃焼で歌い終えたところで、ダンサーさんの紹介に移る藍ぽん。ここで、ちょっとした秘密が明かされた。
「私たちなんと、ひとつひとつ年が違っていて、どこに私が入るかは謎なんですけど(笑)、チーム・レインボーということで。……やっぱりね、大阪の後、ダメ出しとかで私は泣くわけですよ。そうしたら、ダンサーさんが『私たちも一緒に頑張るからね』と言ってくれて、その言葉がうれしくて、今日は最後まで、ダンサーさんも一緒に楽しみたいと思います!」
秘密つながり(?)で、もうひとつこんな裏話が。今度は、舞台の背景に飾られた絵にまつわるエピソードだ。
「これですね、私が描いたんです。(小林)ゆう画伯とかよりかは斬新じゃないんですけど、ピンクのところとかはちゃんと桜をイメージして、春一番がピシャー!みたいな感じで、サインまで描きました。本当に描いたかどうかは、これから証拠VTRでご覧ください!」

 会場内のモニターで上映されたVTRに映っていたのは、体育館のような場所にいる藍ぽんが、床一面に広げられたキャンバスに絵を描いていく様子。ツナギを着て、頭にはタオルを巻いて、顔を絵の具で汚しながら作品を作り上げていく藍ぽんはまさにアーティスト。あんなふうに本人の思いがこもったアートだと知ると、さっきまでと同じ絵でもより感動的に見えてくるというもの。ちょっぴり感傷的な気分になったところで、ライブは本日二度目の“しっとり”なコーナーへ。




 

「黒猫の瞳」では、白いコートを羽織って歌う藍ぽんと、ソロで踊るダンサーさんとの2人の間で、幻想的な世界が紡ぎだされていく。「ひとりぼっち」「恋のミュージアム」と続くこのブロックは、しっとりよりも、より深く、せつない気持ちを歌い上げているかのようだ。胸にじんわりと染みてくる、心地よさを感じることが出来た時間だった。

「バラードを歌うのは勇気がいるんです。なぜかというと、オケが少ないから(笑)。音程をとるのに、どの音を捕まえたらいいのかわからなくて、バラードはちょっと苦手です。ほかの歌も苦手なんですけどね、今日はいっぱいいるので大丈夫です! でも、感謝の気持ちを述べだすとここで泣いちゃうので、違う話にしましょう」
ここで話題は、入場時に配られた紙製の“メガネ”に触れていく。「会場全部がメガネ男子やメガネっ娘になったら、私はうれしいかも」と思った藍ぽんが用意した、ささやかなプレゼントだ。MYメガネ持参の人も「せーの!」で一斉にかけて、客席がメガネで埋め尽くされる。
「ちょっとアレみたい! イケてる、トランス系のイベントみたい! トランスがよくわからないんですけど(笑)」
そして、会場からの熱烈なリクエストに応えて、藍ぽん自身もメガネを着用することに。とはいえ、事前に準備されてはいなかったので、藍ぽんは急きょ客席のファンから借りたメガネを身につける! メガネっ娘となったその姿に、会場からの歓声が激しく大きく沸きあがる。
「私も今回だけ、東京は特別バージョンでメガネをかけて、歌いたいと思います!」
ここで歌う曲はもちろん、メガネ男子に恋する女の子をテーマにした「キラリ」だ。曲に行く前に、カメラマンさんを呼び込んでの記念撮影も済ませるのもご愛嬌。ファンのみんなにとっても、記念すべき瞬間になったはず。なお、この時のメガネは「キラリ」の後でちゃんとお客様に返却されています。念のため。

 その「キラリ」から始まったこのブロックは、「Maybe?」「fairy」「どんなときだって」と、春らしい爽やかな曲が歌われていく。素直でのびのびとした声で歌う藍ぽんの表情が、とても気持ちよさそうだ。会場全体を見渡しながら、ひとりひとりに気持ちを届けていく藍ぽん。その中でも特に、「fairy」の途中で会場のある一点を、とても愛おしそうな目で見つめていたのだが……。

「いつも『fairy』の曲は、リハの時にうまくいかなくて、『fairy』って何だろう?という話になったんですよ。きっとこれは、ずっとそばにいてくれて、泣いてくれたりとかする人のことで、私にとって誰だろうと思ったら、神田(朱未)さんさんとうりょっち(=白石涼子さん)だと。最初の『ホレぼれ。』のイベントから、神田さんの大変なところを見てるし、うりょっちはDROPSで一番年下だったのに頑張っているのを見ていて、それで何度も泣いたなと思って、私にとって『fairy』って、今まで一緒に頑張ってきた人たちで、そういうのを思い出しながら歌うと調子がよくなって、ダメ出しがなくなって、やっぱり歌は気持ちだなと思いました。神田さん、うりょっち、どうもありがとうございます」
つまり、先ほどの視線は、関係者席から見守っている神田さんと白石さんに向けられたものだったのだ。心温まる光景に、会場からは藍ぽんと、神田さん、白石さんに向けて、盛大な拍手が贈られた。

「さて、話も長くなってきたところで、次はファイナルです! すっごく、すっごく楽しかった時間も、残り3曲で終わります! 皆さんまだ、私の歌を聴いて不安定になってないですか(笑)? じゃあ、まずは、『チアルーガ!』」

「チアルーガ!」のイントロが流れると、会場のみんながクラップをして盛り上げる。その勢いに押されるようにして舞台に飛び出してきた藍ぽんは、すそがひらひらしたキャミソールからおへそを大胆に出した、かなりドキドキのセクシーな衣装! 
そんな藍ぽんのスタイルのよさに目を奪われる暇もない程に、ステージはますますヒートアップしていく。「ピース!」では客席にマイクを向けて、みんなで大合唱。そして、最後の曲「NO DREAM×NO LIFE」で力いっぱいに弾けて、弾けまくって、ライブはいったん幕を下ろすのだった。

 

 アンコールに応えて、再び登場した藍ぽんは、愛用の(でもまだスタチャの所有物の)ウクレレ「ウクレア」と一緒。
「なんかもう、『NO DREAM×NO LIFE』で“やりつくした感”が……。でも大丈夫。疲れたってことは、いい具合に力が抜けてるってことですからね」
といいながらも、やっぱりちょっと緊張しているようだった藍ぽんが、ウクレレの弾き語りに挑戦する。
「いつも泣いていて、ちゃんとありがとうが言えないので、この曲に気持ちを託して作りました。聴いてください、『ありがとう』――」
まだ不慣れな様子がありつつも、優しくて温かい演奏と歌声は、会場の空気をほんわかとさせるのには十分すぎるほど。「ありがとう」の気持ちは、きっとみんなが受け取ったはずだ。

「今回は、ライブタイトルが『NO TEAR×NO LIVE』、涙なしじゃライブではない、ですが、私は泣かずに最後まで……だって私が何かを伝えたいのに、私が泣いてたら受け身になっちゃうから、今日は私が送り手として――なんて言いつつ、デビュー曲を最初に皆さんに披露するイベントで、いきなり出だしから泣いて出てきました(笑)。なので、ちょっとは成長できたところを……だってさ、成長しないと応援しがいがないでしょ? だから、ちょっとずつでも成長しようと思っています」
ここで藍ぽんは、ライブに関わったスタッフひとりひとりの名前を挙げながら、感謝の思いを語っていく。泣かないと誓ったこの日のライブだが、さすがに込み上げる思いが大きすぎるのか、その目からは涙が溢れ出さんばかりだった。
「そしてもちろん、今日何が伝えたかったかというと、目の前にいる皆さんに何かをおうちに持って帰ってもらえると、うれしいなって思います。こんな私でも頑張って歌えるんだぞということで、最後に『幸せの種』を歌いたいと思います。聴いてください!」
上手じゃなくても、不器用でもいい。それでも一生懸命に歌う藍ぽんの姿は、僕らに確かな勇気と感動を与えてくれる。誰もが温かい思いを胸に抱きながら、ステージから去っていく藍ぽんを見送った。



 

 しかし! 今日のライブはまだ終わらない。「もう1回!」のコールに応えて、Wアンコールにまで突入した。
「本当に、何度もアンコールありがとうございます! 歌をこうやって求められているのが、すごく、すごくうれしくて……、みんなも絶対、見ててくれる人はいるからさ、頑張ろう! でも、無理はしてほしくないけど、ちょっとだけ無理してね(笑)。そうやって思ってもらえるといいなと思って、ライブやろうって、私が言い出した結果、こんなになっちゃっいました。今回は『涙の奇跡』でもありますし、『涙の軌跡』でもあります。初めて歌ったときは出だしから泣いちゃったけど、今日は笑って歌えるといいな! ということで、聴いてください!」

もちろん、ここで流れた曲はデビューシングル「夢のドライブ」。言葉通りに笑顔いっぱいで歌う藍ぽんに、歌手としての成長をしっかり感じながら、涙と笑顔に包まれた感動のライブはいよいよ終わりに近づく。最後は藍ぽんを中心に、ダンサーさん、スタッフがステージに上がり、会場の皆さんのお手を拝借して、元気に三本締め!
「ありがとうございましたー!!」
こちらこそ、最高の思い出をありがとう、藍ぽん!!

 なお、このライブの模様はDVDとなって2008年8月6日に発売予定。当日会場に行った人も、行けなかった人も、楽しみに待とう!!

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