KING AMUSEMENT CREATIVE | SONIC BLADE

TOP Story/あらすじ Staff/Cast
放送日時 キャラクター ギャラリー
News/スペシャル 村娘ページ リリース情報
リンク イベントレポート ためちゃって、島民ポイント キャンペーン
イベントレポート
 
3月16日に、読売広告社にて『ながされて藍蘭島』の製作発表会が行われた。会場内にはトロピカルな服装をした製作関係者がいたり、受付では村娘をイメージした女の子が参加者を迎え入れたりと、藍蘭島をイメージさせるムードが漂っていた。
司会者の吉田尚記さんもトロピカル風のラフな格好で登場し、製作発表会がスタート。

 まずは、株式会社スクウェア・エニックス・倉重宣之プロデューサーが壇上に登場し、作品について語った。

倉重 「『ながされて藍蘭島』は、孤島に男の子がひとり、そして周りは全員女の子という非常にうらやましいシチュエーションで展開されるガールズ・ポップ・コメディーです。 幅広い年齢層に支持していただいている『藍蘭島』が、満を持してアニメ化されるのでご期待ください」

  原作者・藤代健さんは残念ながらスケジュールの都合により会場に来れなかったため、手紙での参加となり、司会者によって読み上げられた。

藤代 「アニメ化にあたって、岡本監督を始めとしたスタッフの熱意に圧倒されました。物語設定の理解度はもちろん、キャラクターへの愛情やギャグのテンポやリズムにいたる、すべてにおいての運びが素晴らしく、 細かく丁寧な演出には本当に驚かされました。時間と労力と愛情をかけて、じっくりと作られているTVアニメ『ながされて藍蘭島』ついに放映開始です。お約束のシーンがどう描かれているのか、僕も楽しみにしています」

  続いて壇上には、キングレコード株式会社・森山敦製作部長、同社・柏田圭一ディレクターが登場。作品にかける意気込みを語った。

森山 「今回『ながされて藍蘭島』の原作をスクウェア・エニックスさんからお借りする形での製作となりました。これまでも同様の形で『まほらば』や『ぱにぽに』を上質な作品に仕上げることができたので、『ながされて藍蘭島』も大ヒットを目指してがんばりたいと思っております。

柏田 「少し自慢話になってしまいますが、今作はアフレコのときの映像が全編フルカラーで録れているんです。10年選手の役者さんから『私、これだけ声優やってますが、初めてこんな状況でアフレコができる。役者魂に火がついてしまった』とおっしゃっていただけて、本当に感動しました。 この素晴らしい作品を、みなさまにお届けできることを非常に嬉しく思います」

 続いて、4月5日放送予定の第1話Aパートの試写がスタート。
試写中に笑い声が聞こえるなど、一部だけの上映とはいえ十分に魅力が伝わる内容だった。
 試写の次は、TVアニメ監督・岡本英樹さん、東方院行人役・下野紘さん、すず役・堀江由衣さん、あやね役・千葉紗子さんが壇上に登場し、司会者の質問に答えるトークセッションがスタートした。


――作品の制作は順調のようですが、作品に取り組んでみての感想をお願いします。
岡本 「スタッフみんなでひとつのものを作るという一体感が大事だと思っているので、みんなに『この作品をこうしたい!』という前向きな提案を出してもらってます。 そうやって積み上げながら作られた作品は絶対おもしろいものになるし、視聴者にもそれが伝わると思うので、前向きに全力でやれる限りのことをしたいです」

堀江 「アフレコのときに映像がフルカラーで用意されていて、キャラクターの表情や細かい動きがすごくわかりやすくなっているんです。 そういった動きをセリフに入れ込められるので演じる側としてはテンションが上がりますし、すごくやりがいがあります!」

千葉 「セリフをあててる間のキャラクターの表情の変化が見てわかるので、アフレコはやりやすいですね。 でも逆に映像がある分、演じる側のハードルも高くなるので、事前にいただいたビデオで、アドリブを入れるところとかをチェックしてます」

下野 「監督から『とにかくアドリブを入れて、ノリで演じてくれ』と言われたので、1、2話あたりでは、自分なりに入れたつもりだったんですけど、『もっともっと』って言われてしまって……(笑)。 なので、アドリブを色々入れられる分、キャストも楽しんで取り組んでいます。そこが映像と合わさって視聴者の方に伝わればと思います」

――下野さんは、女性ばかりのアフレコ現場ではどのようにされてますか?
下野 「女の子しかいないところに男の子がひとりというハーレム状態を、うらやましいと思ってる方が多いと思うんですよ。 でも、現場での僕は、まるで行人のように周りをキョロキョロしながら、なんとかみなさんと仲良くなっていきたいと思って四苦八苦してる感じです(笑)」

堀江 「アフレコ現場は、女の子が多いこともあって、お洋服の話をしたり、すずちゃんの大好物の豆大福を食べたりと、いつも和やかにアフレコをさせていただいてます。下野さんは、たぶん馴染んでますよ(笑)」

千葉 「下野さんとは、この作品で初めて共演させていただいたんですが、今までのところ会話をした記憶があまりないんです(笑)。 一回目のアフレコのときに、下野さんがとにかく緊張されてて、マイク前に立っても緊張されてたので、『この先もつのかな?』とすごく心配になりました。 でも、だんだん良い具合に、力が抜けてきてると思います。なーんて偉そうなこと言っちゃいましたね(笑)」

岡本 「アフレコ現場での下野さんのポジションが行人に近いというのは、ありがたい話ですね。そのままの雰囲気が画面に出ていれば、おもしろいと思います(笑)」


――オープニングテーマとエンディングテーマは堀江さんが歌われているということですが。
堀江 「オープニングの『Days』は、曲調が南の島っぽくて、藍蘭島の青い空や青い海という景色を浮かべながらレコーディングさせていただきました。 エンディングの『Say cheese!』は、友情を歌った曲なので、すずと仲間たちがみんなでワイワイやっているような、藍蘭島のにぎやかさをそのまま出した曲になってます」

――キャストのみさなさんで歌っている『宝物』という曲もあるんですよね。
下野 「その曲の僕が歌っている部分は、イベントのときに男性のお客様がやられている、合いの手のようになってます。なので、そこを聴いて覚えていただければ思います。イベントのときは僕もお客様と一緒にワーーーとやってる可能性もありますね(笑)」

  トークセッション終了後、公式サイトにて募集された「恋して村娘」が紹介され、メインキャストを含めた撮影が行われた。
会場の受付をしていたのが、彼女たちだったという情報もそのとき紹介された。
  そして最後に、監督とキャストへ、会場からの質疑応答が行われた。

――これまでに収録した場面での、お勧めポイントがあったら教えてください。
下野 「今までギャグアニメに出演させていただいたことがほとんどなかったんですが、行人がとにかく『ワーキャーワーキャー』言うので、物すごく楽しいです。行人のリアクションを見ていただきたいですね」

堀江 「すずは、島に流れ着いた行人の第一発見者ということで、なんとなく一緒に暮らし始めるんです。その中で最初は行人を友達だと思っていたのが、だんだん気になる人になっていくというのが見どころだと思います。2人の仲がどう進んでいくのか、そこにポイントをおいて演じようと思っています」

千葉 「島の女の子たち全てに名前がついていて、そのうえ動物にも名前がついているんです。それらのキャラクター全員に、私たちがメインキャラクターを兼ねて声をあてているので、そこが見どころです。 犬と猫の対決のお話では、由衣ちゃんが犬役をやってたりするので、視聴者の方は誰がどの役をやっているのかを注意して見ていただければ、さらに楽しめると思います」

岡本 「主人公の行人は基本的にへなちょこなんです。でも、ただ周りに流されているだけのダメな男じゃなくて、筋が一本ちゃんと通ってるんです。 色々なことを自分なりにがんばる純粋なところが行人の良いところなので、そこを大事にしていきたいと思います」


 製作発表会は、行人役の下野さんがおいしくいじり倒されるなど、作品のイメージどおり、終始楽しくにぎやかだった。
視聴者の期待に応えられる作品になっていること間違なしなので、絶対に見逃せない!