KING AMUSEMENT CREATIVE

 
 
絵本作家を目指している白鳥隆士は東京にあるデザイン専門学校に通うために、母親の従姉妹が営んでいるアパートへやってきた。

アパートの名は「鳴滝荘」、都会には似合わない平屋一階建ての古風な建物だ。管理人をしているのは、青華短大付属高校に通っている高校2年生の蒼葉梢。隆士のはとこにあたり、隆士とは10年以上も昔に会ったことがあるらしい。

鳴滝荘には5人(+1匹?)の住人いた。1号室には梢の大親友、茶ノ畑珠実が。3号室にはマイペースなお姉さん、桃乃恵が。5号室には母親の黒崎沙夜子と一緒に住む中学一年生の黒崎朝美が。そして、6号室には腕人形のジョニーと住む(!?)灰原由起夫が、それぞれ暮らしていたのだ。

住人たちはみな個性的で、ひとクセもふたクセもある強者揃い。だけど、本当の強者は梢だったのである。彼女は何かでショックなど受けると別キャラに『変身』してしまう秘密の持ち主。そんなこととは露知らず夢を実現させるために鳴滝荘にやってきた隆士。

いったいどんな生活が、彼の今後に待ち受けているのだろうか?
 
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脚本:滝 晃一 絵コンテ:上原秀明 総作監:藤井昌宏
演出:鈴木洋平 作監:大木良一  

 明日までという期日で人物デッサンの課題が出され、隆士は友人A、B子、C子らと一緒に鳴滝荘で課題をすることに。いざ隆士の部屋で課題を始めようとしたとき、そこにはなぜか恵と沙夜子の姿が。また隆士の部屋にはじめてやったきたB子とC子が物色を始めたりで、課題はなかなか進まない。そこへ今度は朝美がやってきて、隆士宛と恵宛の手紙をそれぞれ2人に手渡すのだった。恵宛の手紙はエアメール! 誰が送ってきたものかはわからないが、恵が届くのを楽しみにしてる手紙だと朝美から聞き、隆士はいつもと感じの違う恵の様子に納得。そろそろ課題を始めようかというとき、突然恵が「第一回鳴滝荘お絵描き大会開催ーっ!」と叫び、優秀者には豪華粗品(?)をプレゼントすると言い出したのだ。「また始まった」とため息をつく隆士を差し置き、恵の話はどんどん進行していく。先ほどの手紙で機嫌をよくしたためか、沙夜子と共にモデルも買って出たのだ。デッサン後は、恵と沙夜子による品評会が行われ、その結果、高得点をマークした隆士が一歩みんなをリード。そして、今度は会場を中庭に移しての二回戦目がスタート! はたして勝敗の行方はいかに?
 
 
 
脚本:山田靖智 絵コンテ:西村博昭 総作監:藤井昌宏
演出:西村博昭 作監:柳 伸亮  

 隆士が無防備に眠っていることをいいことに、いたずらをはじめる恵と珠実。ロングヘアーのカツラを被せ、顔には化粧を施し、ワンピースを着せて女装させる。そうとは知らず目を覚ました隆士は、すっかり女の子になってしまった自分の姿に驚きの声をあげる! 恵からは「おはよ! 白鳥隆子ちゃん!」といわれ、珠実からはこの恥ずかしい姿を写真に撮られる。さらに「これこそ完璧な美への片道切符!」と女性用の勝負下着を履かされそうになり、その場から逃げ出す隆士。この姿だけは梢に見られたくないと思っていた矢先、バッタリ梢と出くわしてしまう。しかし梢は、隆士の女装した姿とは思わず、住人のお客様と勘違い。なんとかその場は乗り切る隆士だが、その後姿を見られた黒崎親子からは案の定ヘンタイ扱いされてしまう。その頃、恵と珠実は、隆士になんとしても勝負下着を履かせたいと躍起になっていた。逃げ惑う隆士の声に気づき、梢が声を掛けようとしたときのこと、足元にあった洗濯籠につまずき、梢が転んでしまう。そのショックで彼女は正しい服飾を真理とし、他人をコスプレすることが趣味な女の子・緑川千百合へと変身してしまう。彼女の登場で、そのあと鳴滝荘は……!?
 
 
 
脚本:あみやまさはる 絵コンテ:長井龍雪 総作監:藤井昌宏
演出:長井龍雪 作監:佐野英敏  

 「第13回チキチキ王様権争奪グレイトバトル」の勝者となった梢は、王様券を使って今度の日曜に一緒に買い物へ出かけて欲しいと隆士にお願いをする。いつもの商店街でお買い物と思いきや、今日は特別な買い物があるためデパートへ向かうという梢。2人は下の階から順に店内を見ていくことにしたが、実はその後をこっそり、恵と珠実が尾行していたのだ。ジュエリー売り場や帽子売り場、アクセサリー売り場など店内を楽しんだ2人は、本日の目的地であるお茶碗の売り場に到着する。なぜこの売り場が目的地なのかわからない隆士に梢は「新入居者の方にはいつもプレゼントをしてるんです」と説明する。王様券を使った目的が自分用のお茶碗を買いに行くことだと知り感動した隆士は、「せっかくだから大家さんが選んでくれないかな?」と梢にお茶碗を選んでもらうのだった。買い物が終わり、帰ろうとしたときに店内でおいかけっこをしていた子供に、背後よりぶつかれてしまった梢は、早紀に変身!その後、隆士は早紀とともに、ゲームセンターに寄って格闘ゲームで存分に遊び、公園でソフトクリームを食べる。そこへ再び店内でふざけていた子供たちが現れる。どうも少年のひとりがいじめられっ子に靴を取られて困っているようだ。それを見て早紀は……。
 
 
 
脚本:新宅純一 絵コンテ:転房圭二 総作監:藤井昌宏
演出:鈴木洋平 作監:小山和弘  

 隆士が連日の宴会をなんとかしたいと思った矢先、鳴滝荘では「第13回チキチキ王様権争奪グレイトバトル」が開催されることになった。恵の説明によると今回は『かくれんぼ』であり、勝者は、王様になり、王様券がもらえる。これを出された人は、ひとつだけ王様の言うことを聞かなければならないらしい。案の定、鬼は恵からの指名で隆士に。納得いかないと抵抗していると、梢が現れ、喜んでかくれんぼに参加するという。断りきれなくなった隆士は、勝てば今後部屋での宴会を一切禁止できると考え、逆にやる気を出すのだった。そして『かくれんぼ』がスタート!住人たちの部屋から捜し始めるが、自分の部屋まで来たとき締めたはずの鍵がなぜか開いていた。中には恵が布団で寝ており、あっさり確保。その後も、脱衣所やトイレなどしらみつぶしに捜し、中庭の茂みで沙夜子を、沙夜子たちの部屋でダンボールに隠れる朝美を、そして中庭の池の中に隠れる灰原を確保し、残すはあと2人。残り時間もあと10分足らずではあったが、隆士は、まだ捜してないところがあったことを思い出し、屋根の上へ。すると中庭の樹の幹にしがみつく珠実の姿を発見する!あとは梢を見つければよいのだが、時間が迫り……。
 
 
 
脚本:滝 晃一 絵コンテ:又野弘道 総作監:藤井昌宏
演出:又野弘道 作監:小山知洋  

 連日の宴会でフラフラの隆士は、学校から戻るとすぐに横になって寝ようとしていた。そこへ珠実がやってきて、今とても困っているという。なんでも学校に忘れ物をしたので、一緒に取りに行って欲しいというのだ。珠実の通う学校は女子高で、高校時代男子高に通っていた隆士はもうドキドキ。その途中、隆士は珠実が部活に入っているのか?質問すると、珠実はユーレイ部員ではあるが、オカルト研究部に入っているとのこと。そこへ、オカルト研究部の部長が登場!隆士を見るなり生贄と勘違いし、即刻サバトをはじめようとしたが、珠実の機転によって危機を脱する。その後、目的地である珠実の教室に到着。いきなり目の前に立派な松の盆栽が置かれる。珠実の忘れ物とは、この盆栽だったのだ。

 なんとか無事帰宅し、隆士が風呂に入っていると、女湯に珠実が入浴してきた。壁ひとつで繋がった空間で、声はまる聞こえ。隆士が男湯に入っていることを知りながら、珠実は彼にここでの生活を「やになっちゃったりとかしないですか?逃げ出したくなったりとか……」と質問をはじめる。
 

(C)小島あきら/スクウェアエニックス・まほらば製作委員会