KING AMUSEMENT CREATIVE | SONIC BLADE

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INTERVIEW



もうすぐ始まる、男装執事系学園ラブコメディーの『まよチキ!』。
今回は作品同様にテンションの高いアフレコ現場を直撃し、
キャストの意気込みや作品にかける監督の熱い想いをお届けしよう!


--まず、キャストの皆さんにおうかがいします。
ご自身が演じているキャラクターの紹介と、第一印象を教えてください。


日野聡(坂町近次郎役)
近次郎は、小さい頃から母親や妹に技をかけられていた結果、
女性に触られるだけで鼻血を出してしまう、女性恐怖症に陥ってしまった少年なんです。
結構アクションが多いのでアフレコが始まる前から叫び声とか大変かなと思っていましたが、
実際に叫びっぱなしでした(笑)。
でもスバルや奏やマサムネ、ナクルや紅羽に囲まれて、近次郎はある意味幸せなのかなとも思います。

井口裕香(近衛スバル役)
スバルは執事として奏に仕えているのですが、
本当は女の子というちょっと複雑な立場にある子です。
男装のときは、学園内にファンクラブが存在するくらい女子に人気なんですが、
中身はすごく純粋な女の子なんです。
何事にも一生懸命にぶつかっていくところや、
女の子らしい一面に切り替わる部ところがスバルの魅力だと思うので、
それが引き出せるようにアフレコも頑張りたいと思います。

喜多村英梨(涼月奏役)
奏は見た目通りのお嬢様で、学園理事長の娘です。
お嬢様ゆえの小悪魔気質なところもあって、
重大な事件を巻き起こしたりと意外とトラブルメーカーなところがあったりします。
なので、この物語の中では、大きな存在の一人じゃないかなと思っています。
また謎の多い女性でもあるのかなと思いました。

花澤香菜(坂町紅羽役)
紅羽は近次郎の妹で、格闘技とお兄ちゃんをこよなく愛する女の子です。
第一印象としては、とにかくやたらと元気だなと思いました。
天真爛漫で人懐っこくて、こんな妹がいたらきっとモチベーションが上がるのかなとも思いました。

伊瀬茉莉也(宇佐美マサムネ役)
マサムネは近次郎の同級生で、スバルのファンクラブ『S4』の会員なんです。
そのスバルに近づくために、近次郎に接近するなど、
ちょっと問題児というか慌しい人物でもあります。
基本的にツンツンしててあまり笑わないんですが、
デレっとするところもあって、ある意味一番人間くさいのかなと思っています。

阿澄佳奈(鳴海ナクル役)
ナクルは紅羽と同じ手芸部の一年生ですけど、
『S4』と対立する『スバル様を温かい眼差しで見守る会』の会長なんです。
また、BLが大好きで、スバルのカップリングなどにも興味を持っています。
またメガネ好きでネコミミ巨乳、褐色肌と属性が多いので、どれだけ演技に取り込めるかなとも思いました。


--ご自分のキャラクターを演じる上で、気をつけている点を教えてください。

日野
バランスですね。女の子に迫られるリアクションやツッコミなど、
あまりオーバーにならないように。セリフの言い回しもカッコ良くなりすぎず、へタレ過ぎず。
そのあたりは常に、音響監督さんや、川口監督と話し合いながら演じています。
微妙なさじ加減を一番気をつけていますね。

井口
やっぱり、スバルの女の子だけど男勝りな一面は、
試行錯誤しながらも大切に演じていきたいなと思います。
あとセリフ量がいっぱいあるので、どれだけテンポよくキチンと演じられるか。
そのメリハリも大事にしていきたいなと思っています。

喜多村
奏は、近次郎を有無もいわさず手の平で転がすところが一番ピックアップされているので、
しれっとした態度のなかに重要な起爆剤をテンポ良く、お芝居に仕掛けられるよう気をつけています。
また、本心を隠して強がるところも垣間見えたりするので、
女の子としての魅力も活かしていければいいなと思っております。

花澤
紅羽は、好きな人の前だと、どんどんテンションが高くなるんです。
なので、大好きな人たちに囲まれたとき、そのテンションの上がり具合をどうしようかと気をつけています。
あと、格闘技が大好きな女の子なので、私も格闘技についてちょっと調べてみたりもしています。

伊瀬
実は川口監督から「可愛くなり過ぎないでください」とご指摘を受けたんです。
その可愛さは、後々に出てきますので、取っておいてくださいと。
やっぱり、素直じゃないツンツンした部分を失わないようにして、
より物語が深くなったら、可愛らしい一面やマサムネが育ってきた環境の事などを、
しっかりとメリハリつけて表現していけたらと思っています。

阿澄
作品のテンポが早いのですが、ナクルのほんわかおっとりしたペースを忘れないようにしたいです。
でも好きなことに集中しているときは熱い娘でもあるので、
テンションの差は大きく出してもいいのかなと感じています。
たぶんナクルはギャグが多いと思うので、楽しんでもらえるよう演技したいです。
あと、BLが好きな女の子なので、私もBLについてちょっと調べてみたりもしています(笑)。


--演じているキャラクターの見どころを教えてください。

日野
やはり近次郎は、そのやられっぷりではないでしょうか。
あと近次郎に限らないのですが、アイキャッチが結構見どころじゃないかと思いますね。
皆さん、アドリブを交えて演じているので、ちょっと楽しみにしていただきたいですね。

井口
何度か言ってしまっていますが、男の子と女の子のメリハリですね。
とくに後半に向けて、スバルの女の子らしさがたくさん出てくるので、
デレる部分やウブで一生懸命なところを楽しみにして欲しいなと思います。
私自身も、演じるのが楽しみです。

喜多村
奏の見どころは、近次郎を誘うようなシーンかなと思います。
結構思わせぶりなセリフや描写が毎回あるというのが、私の印象なんです。
そういう、奏の小悪魔的なお芝居は、演技をするものとして、見どころの一つです。

花澤
紅羽はスバルに向かって突っ走っているにも関わらず、すごく恥ずかしがったりとか、
リアクションが結構かわいかったりするんです。スバルくんに対する恋心や意外な一面などを、
ぜひ注目して見ていただければと思います。

伊瀬
やっぱりツンデレシーンですね。冷たく突き放しているように見えて実はデレデレという部分で、
マサムネ可愛いなと思っていただけるよう頑張っていきますので、そこが見どころになればいいなと思います。

阿澄
ナクルには、彼女なりに周囲を思いやって行動するとか、
マイペースの中にも真っ直ぐな部分があると思うんです。
そんなナクルの魅力をどんどん皆さんに伝えてきければいいなと思っています。これからのナクルにご期待ください。


--OPテーマ「Be Starters!」は喜多村さんが歌われていますが、その感想をお聞かせください。

喜多村
川口監督を始めとしたスタッフの皆さまが、
一生懸命映像を仕上げていらっしゃったりとか、そういったものも含めて『まよチキ!』という作品に、
参加できるという喜びが大きいです。ぜひぜひ、オープニングも含めて『まよチキ!』を楽しんでいただければと思います。


--一方のEDテーマ「君にご奉仕」は、井口さん、喜多村さん、伊瀬さんが歌われていますね。

井口
女スバルとして歌わせていただいたのですが、ゆったりとした感じの曲ということもあって、
しっとりとホッとした感じのEDになっているんじゃないかなと思います。
また、この三人で歌うのは初めてなので、仕上がりがとても楽しみです。

喜多村
私は最後のレコーディングだったので、スバルやマサムネの歌を聴きながら収録に臨めました。
なので奏として、非常にスムーズに、歌の世界に入っていきやすかったですね。
それにタイトルや内容も、スバルが執事ということで『まよチキ!』らしい曲だと思いました。

伊瀬
私の場合、二番手としてレコーディングさせていただいたので、
スバルの声を聞きながら、寄り添う感じで歌うことができました。
またマサムネを本編で演じたあとだったので、イメージもつかみやすかったと思います。
それに、英梨ちゃんの奏が最後に収録するので、すべてお任せできるかなと(笑)。

喜多村
アフレコ現場で二人とも、「最後に英梨ちゃんがまとめてくれるから」って言うんですよ(笑)。

伊瀬
実際に頼もしかったですよ。だから安心してレコーディングすることができました。
曲も可愛いらしくて、キュンキュンな感じになっていますので、ぜひ楽しみにしていてください。



前段左から 井口裕香、日野聡、喜多村英梨
後段左から 阿澄佳奈、花澤香菜、川口敬一郎監督、伊瀬茉莉也


--続いて監督におうかがいします。原作を読んだときの第一印象はいかがでしたか?

川口敬一郎(監督)
お話をいただいたときに男装女子の物語と聞いて、もっと特殊な内容かなと思っていたんです。
でも原作を読んでいると、すごく面白い学園物語だったので、これはキチンと作らなければと思いました。
またライトノベルだけあって、とにかくセリフが多いんです。
その分、ファンの印象に残るセリフをアニメに盛り込んでいかないといけないとも思いました。


--アニメ化に当たって気をつけている点を教えてください。

川口
アニメ化に当たってセリフの整理をせざるをえないんですが、
原作の良さを崩さないように気をつけています。
また、キャストの皆さんに面白いアドリブをとお願いするのですが、
キャラクターの性格や気質からはブレないようにしなければならない。
自分自身がついつい暴走しがちなので、バランスを気をつけなければならないと頑張っています(笑)。


--作品の見どころはどんなところでしょうか?


川口
全部が見どころです(笑)。
あとこの作品、女性キャラクターが格闘を嗜んでいる方々ばかりなので、
アクションシーンはかなり頑張っています。
そのあたりも『まよチキ!』の見どころになっていると思います。


--最後に、作品への意気込みとファンへのメッセージをお願いします。


日野
アフレコ現場もすごく楽しい雰囲気ですし、監督やスタッフの皆さんも、
楽しみながら制作しております。その楽しいという気持ちを、
早くテレビを通して皆さまに伝えられたらなと思っております。
なので、ぜひ放送を期待してお待ちください。

井口
オーディションを受けたときからすごく楽しみにしていた作品で、
私的にも初挑戦となる役どころなので日々頑張っております。
見ている皆さまにとっても、スバルや近次郎たちとの楽しい時間になるよう、
意欲的に取り組んでおりますので、放送を見て、笑顔でぐっすりと寝ていただけたら嬉しく思います。

喜多村
奏は個人的にも非常に好きなキャラクターで、
琴線に触れるセリフや行動を私自身も楽しみながら演じております。
シレっとしながら周囲を巻き込むあたりは難しいのですが、
見ていて飽きないキャラクターになればいいなと意気込んで演じております。ぜひ、よろしくお願いいたします。

花澤
アフレコの時点で、絵がとても可愛くて、すごく良く動いているなと思っています。
とくに格闘シーンでは、テンションが上がりました。
私も絵に負けないよう明るく元気に演じていこうと思いますのでよろしくお願いいたします。

伊瀬
毎回アフレコに来るのがとても楽しみで、個人的にもイチオシというか期待大な作品なんです。
それに自分が関わらせていただくのがすごく嬉しいですし、
マサムネを演じていて、自分とどこか似ている部分を感じているんです。
そんなマサムネの、仲間と一緒に楽しんで頑張る姿をお伝えできればいいなと思っています。

阿澄
作品全体ですごくパワーを持った女の子たちが、
奮闘しつつ前に進んでいくような作品なので、私自身も、ナクルを全力で楽しんで演じていきたいです。
見てくださる皆さまが元気になれるような作品だと思います。ぜひ楽しみにしていてください!

川口
実は、自分が初めてアニメーターの動画として参加したのが、
キングレコードさんが関わる作品だったんです。
そして今回、縁があってキングレコードさんが関わる作品に監督として参加するので、
これは頑張らねばと意気込んでおります。今回、初めてご一緒するスタッフさんも多いのですが、
皆さんの力を借りつつも、自分の色も出していきたいと思っています。
スタッフと化学反応を起こして面白い作品にしていこうと思いますので、ぜひご期待ください。


--ありがとうございました!

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