佐藤: 原作を読んだ感想としては、ハルカたち三姉妹の日常がゆるやかに描かれていて、それが楽しそうだなって思いました。
あと、ハルカは理想的なお姉さんですね。私個人としては、妹たちをとても愛しているところがいいなと思います。
井上: ちゃんと妹たちに平等に接してくれるお姉ちゃんだよね。
佐藤: ハルカはカナもチアキも大好きなんです。麻里奈ちゃんはどう?
井上: 私が原作を読んで感じたのは、なんて音が少ない作品なんだということですね。
擬音が少なくて静かなイメージ。これをアニメでどうやって表現するのかなって思っていました。
カナに関してはホントに自由奔放な子なんだなという印象です。
それと実はカナって「構ってちゃん」なんですよね。
茅原: あっ、それはあるよね。
井上: よくチアキに絡むけど、本当はチアキのことがかわいくて仕方ない。
だけどバカだから愛情表現の仕方を間違えてしまう(笑)。
佐藤: 微笑ましいね。
井上: バカだけど憎まないでやってください(笑)。みのりんは?
茅原: 私はこの作品ってふにゃ~とした笑顔で、リラックスしながら読めてしまうんですよね(笑)。
それに読んでいると温かい気持ちになれるんです。
チアキは、ちょっと不思議なオーラを放ってて、喜怒哀楽がはっきりしてるわけでもない、とらえどころがない女の子だなって思いました。

佐藤: ハルカは妹たちを見守るポジションなので、あまり出しゃばらず、自然体でいるようにしています。
彼女は年齢のわりに何でも受け入れる、ホントにお母さんみたいな人なので、そこは気をつけて演じるようにはしていますね。
井上: オーディションの時は今よりもボーイッシュな演技だったんですが、「もうちょっとかわいく」との指摘があったので、今はあまりボーイッシュになり過ぎず、かわいらしい部分を残しつつ演じるように気をつけています。
茅原: チアキは、ディレクターさんから「基本的に低血圧な感じで」という風に言われているので、そこは意識しながら演じてるかな。とは言いつつも、回によってはテンションが上がったり、下がったりが激しいときがあるので、そこは振り幅が難しくて苦労してます。
井上: テンション上げ過ぎてもチアキじゃないからね。
茅原: そうなんですよ! 行き過ぎるとチアキから外れてしまうので、そこはまだ葛藤しつつ演じてます。

佐藤: まずは1話からだけど、個人的にはキスのお話がおもしろかったかな。
井上: カナがチアキに無理やりキスしようとしたシーンだよね(笑)。
茅原: ああ……。
井上: なに今の顔(笑)。みのりん今すごい顔してたよ?
佐藤: イヤな記憶を思い出しちゃったとか?
茅原: いやカナの顔がすごかったなぁって(笑)。
佐藤: すごくかわいかったね! しかも、妹の初キスを奪っちゃったんだよ!!
井上: 奪いました! 妹のファーストキスを(笑)。
佐藤: 2話だとチアキが色々あだ名をつけていく話がおもしろかったなぁ。
井上: 先生やクラスメイトにヒドイあだ名をつけてたね。
佐藤: でも自分のあだ名は姫(笑)。
茅原: チアキはすぐに忘れちゃうので許してください(笑)。
井上: あとチアキはマコちゃんに対しての扱いがヒドイよね。
茅原: 確かにヒドイね!
井上: バカな子供って(笑)。マコちゃんはこの2話が初登場なんだけど、非常に愛らしいです。
佐藤: うん。かわいいよね。
井上: 頑張れって応援したくなるような子だよね(笑)。
佐藤: 3話だと……。
井上: やっぱり藤岡がカレーを食べにくる話? あのときのチアキが藤岡の膝の上に座るシーンはすごくかわいかったね。
佐藤: かわいかった! ハルカが藤岡はお父さんと雰囲気が似てるって言うのを聞いて座ったんだよね。
茅原: あんな姿は普段見れないもんねぇ。
佐藤: あのぐらいの年齢だったら本当は普通の姿なんだろうね。
井上: 私もあのシーンはすごく小学生らしいチアキを見れたなぁって思った。
茅原: やっぱり寂しかったりするのかなぁ?
井上: 母親代わりのハルカはいるけど、お父さんがいないからね。
茅原: そうなんだろうねぇ。
井上: 4話は何といっても保坂の回だね。
茅原: あ~そうだね!
井上: 保坂はですね、キモイというより気持ちが悪いです(笑)。
佐藤: かっこいいんだけどなぁ……。
井上: かっこよくないよ!! だって、シャツのボタン開けてるんだよ? 第3ボタンぐらいまで。絶対友達いないよ。
茅原: 確かにいなさそう(笑)。
井上: あんな人が高校にいたらどうするよって話ですよ。
佐藤: いたら絶対気になるじゃん?
井上: めっちゃ気になるけど、関わりたくないので、遠めから見てみたい感じですね(笑)。









茅原: 劇中で出てくるTVゲームも見所だよね。
井上: そうそう! ゲームがあったね(笑)。
茅原: カナとチアキがお家でゲームをしているんですけど、そのゲームの内容が非常におもしろくて、勝手にゲーム化希望してるんですけど(笑)。
佐藤: ゲームの内容はよくわからないけどおもしろいんです。
茅原: アフレコのときに笑いを堪えるのが大変でした(笑)。
佐藤: ゲームだけではなく、本編でも海に行く話など見所盛りだくさんです。5話では南家の面々が水着になりますので、ぜひご期待ください(笑)。