――ケイコというキャラクターを演じてみての感想はいかがですか?
後藤: 原作を読んだときに、ケイコはカナに振り回されて押され気味な子だと思ったんです。
なので、第1話のアフレコでもそういう風に演じてみたんですが、音響監督さんに「友達同士なので、もう少し対等な雰囲気で」と言われて。 カナのキャラクターが強いこともあって、カナのセリフを受けてリアクションをすると、どうしても弱い子になってしまいがちなんですよ。 もう少し普通に友達同士の会話として自然にできたらいいなと模索しながら演じている最中です(笑)。

――今までの中で印象に残っているシーンはありますか?
後藤: 「先生と二宮くん」かな(笑)。私自身「次はどうなるんだろう?」って視聴者さんに近い感覚で気になっています(笑)。
あと劇中で先生と二宮くんのゲームがあるんですが、それが面白いというか、ここまでやっていいんだって驚いてしまいました。あれは本当にゲーム化してほしいです(笑)。

――後藤さんはご兄弟はいらっしゃいますか?
後藤: うちは4人兄妹で兄と妹、弟がいます。 でも兄とは中学に上がってから会話をしなくなっていたんです。 そんなときに兄が家を出ていって、そこで初めて「兄がいなくなっちゃったんだ」って急に感じたんです。 最近久しぶりに会ったんですが、時間を感じずに話すことが出来たので、やっぱり兄妹だなって思えて嬉しかったです。
妹とは仲良しで、いつもメールをしてます。そうそう、それに『みなみけ』の原作は妹から借りて読んだんです。 妹は私が出演することは知らなかったので、本当に偶然買ってきたらしいんですけど(笑)。
弟はひとりだけ歳が離れていて、小学生なんですが、赤ちゃんのときからお母さんと一緒に私も世話をしていたこともあって、もう親のような心境です。 かわいくてかわいくて、仕方ありません(笑)。

―― 最後に『みなみけ』を見ている方にメッセージをお願いします。
後藤: 『みなみけ』はあまり肩肘を張らずに、のほほんとした気持ちで見られると思います。
でも、続けて見れば楽しさも倍増すると思うので、どうか見逃さないでください。今後とも『みなみけ』をよろしくお願いします。