ハルカ役の佐藤利奈さん、カナ役の井上麻里奈さん、チアキ役の茅原実里さんがお届けする『みなみけ』座談会。
第3回目となる今回は、9話~最終話の名場面や、最終話まで演じた上での感想などをお届けします!
佐藤: 9話はカナが珍しく風邪を引いて、チアキが珍しくカナを心配してたね。
茅原: チアキはなんだかんだでカナのことが大好きだと思うんです。
井上 うそ~! ホントに?
佐藤: いや本心ではないでしょ(笑)。多分、心配というより興味があったんじゃない?
井上: 私もそう思うなぁ。弱ったバカはどうなるのか的な、人間観察だよ(笑)。
茅原: 多分、心の奥底では大事なお姉ちゃんだと思ってるよ。
井上: たまにはもっとカナに対するデレの部分がぜひ見たい(笑)。
佐藤: 私的にはハルカに対してのデレがあればいいよ。
茅原: 全部ハルカ姉さまに持ってかれちゃってるんだと思う(笑)。
佐藤: いただいちゃってます(笑)。
茅原: そして10話ではついにトウマが登場だね。
佐藤: チアキがトウマを弟にしようと会いにいくんだけど……。
井上: 自分の過ちを認めなかったんだよね。
茅原: 周囲に弟にすると言った手前、もう男として通すしかなくなっちゃったんだよね。
佐藤: 無理やり弟にしようとするんだけど、実はチアキの方が誕生日は遅いという(笑)。
井上: それまでチアキもムキになってたのに誕生日聞いた瞬間「あっごめん今の取り消し」って冷静になっちゃってたのがかわいかった(笑)。
佐藤: なんだかんだ言われてもチアキについていっちゃうトウマもかわいいよね。
井上: 彼女は兄弟の中で育ったから協調性があるんだろうね(笑)。
佐藤: 11話ではそんなトウマの家族たちが初登場するわけだけど。
井上: 長男やナツキに比べるとアキラは普通だよね(笑)。
佐藤: カナはアキラのこと気に入ってるよね。
井上: すごい使い勝手のいい子分(笑)。素直に従ってくれるので、扱いやすいんじゃないかな。
佐藤: カナとの掛け合いが面白かったね。
井上: あそこは今までにない藤岡が見れたね。
佐藤: 藤岡も怒るんだって思った。
茅原: 怒ってる藤岡くんもかわいいよね~(笑)。
井上: 今まで気弱な藤岡しか見てなかったからね。なので、女の子の前にいるときと、男の子を前にしたときとでは結構変わるんだなってすごくよくわかった。
佐藤: 恋は盲目だね(笑)。
茅原: 12話はクリスマスのお話だったね。
井上: ここでようやくぬいぐるみの「ふじおか」が登場(笑)。今までもオープニングとかにはいたけどね。
佐藤: 愛されてるんだか、愛されてるないんだか(笑)。
茅原: あと藤岡サンタが超かわいかったよね~。
井上: 藤岡がわりと三姉妹に受け入れられてるよね。あいつはホントに婿にきそうだ(笑)。
茅原: 優しいしね。
佐藤: 藤岡自身はカナのことが好きだけど、チアキと結婚する可能性もあるんじゃない?
井上: え~(笑)。でも、今チアキが小5で、藤岡が中2かぁ。確かに10年経ったとしたら年の差の心配はいらないか(笑)。
茅原: いけるかもね~。
井上: チアキも結構藤岡のこと気に入ってるし、将来的にはいい関係になれるんじゃない?
佐藤: そんな感じがするよね。
井上: 藤岡的も「あれ? おかしいな、こんなつもりじゃ……でも南のそばにいられるし、まぁいっか」って納得しそうだし(笑)。
佐藤: そして最終話は大みそかが舞台だったね。
井上: マコちゃんの女装姿ももう自然でしたね(笑)。
佐藤: うん。残念ながら(笑)。
井上: なんの違和感もなかったし、彼的にもノリノリでした。
佐藤: 吉野の一言で下着を脱ごうとしたよね(笑)。
井上: 「下着も脱ぐのかよ!」って驚いた(笑)。
茅原: マコちゃんかわいかった~(笑)。
佐藤: 内田もかわいかったしね。
井上: 内田はあの中では、わりと常識人なんだなと最近思ってきた(笑)。
佐藤: 吉野が面白いキャラになってきたよね。
井上: 意外とね。あれこそ小悪魔だよ(笑)。
佐藤: そして最後は保坂の1人勝ちだったような。
井上: 全部美味しいところ持ってかれた感があるよね。出番少ないくせに(笑)。
茅原: あの笑い声は面白かったねぇ。
佐藤: 「あはは! あはは! あはははは!」(笑)。
井上: 確かに面白かった。
茅原: 改めて小野さんってすごい役者さんだなって思ったよ(笑)。
井上: 尊敬の念をこめてですよ(笑)。
佐藤: すごいと思うよ。
井上: まぁそんな感じで「みなみけ」が終わってしまいましたね。
茅原: 終わっちゃったね~。
佐藤: あっという間だったね。
井上: でも、すごく楽しかった。
茅原: そうだね。
佐藤: うん、楽しかった(笑)。

佐藤: ハルカは思ったよりだらしないところがあるんだなと思ったんですけど、そこまで言うほど変わった気はしないかな。
井上: そういうダメな部分があるからこそ人間って魅力的なんですよ!
茅原: お~いいこと言ってる(笑)。
佐藤: ホントだねぇ。
井上: ダメな部分があるからこそいいところが強調されるんですよ(笑)。
佐藤: それ自分自身に言ってない?(笑)。それはさておきカナはどうだった?
井上: カナは最初から最後まで大変な子でしたね(笑)。
茅原: そうだよね~。
井上: 次は何をしでかすんだろうと、毎回アフレコ現場でハラハラしてた。
私の方も印象自体はそれほど変わってないんだけど、カナもかわいい部分があるんだなって、ちょっとした発見がありましたね。
佐藤: カナかわいいよね(笑)。
井上: でも、そういうかわいさが全部、カナのノリで誤魔化されちゃってるんだよね~。もったいない(笑)。チアキは?
茅原: チアキは最初何を考えてるんだかよくわからない子だなって思ってたけど、収録が進むにつれて特別変わった子ではなく、結構素直な女の子なんだなって途中から思えるようになったかな。
佐藤: 小学生らしいかわいい部分もいっぱいあったもんね。
井上: ふじおかを気に入ってるところとか、ぬいぐるみとか好きなんだなって結構意外だった。
茅原: 一見、そういうのに興味なさそうだもんね(笑)。
井上: 思ったより小学生なんだなよね。
佐藤: みんなそれぞれいろんな面が出てきたね(笑)。

佐藤: キャラクターデザインが変わると聞いているのですが、まだ詳しいことはあまり知らないんです。
茅原: アフレコ始まってみないと、本当にわからないよね。
井上: まぁ今までどおりに「過度な期待をせず」に見ていただければと思います(笑)。
佐藤: あれ? 新番組始まったんだ~的な感じで。
井上: 「あっでもこのキャラクターたち知ってるよ!」みたいなノリで見ていただけたらいいんじゃないかな(笑)。
茅原: そうだね!
井上: 過度な期待をせずに3メートルぐらい離れて見やがってください(笑)。
佐藤: 見やがってください(笑)。