アフレコ取材

 11月12日、川崎CLUB CITTA'ではこの秋の人気番組『乙女はお姉さまに恋してる』の出演者によるライブイベント『おとボクスペシャルイベント〜聖應学院にようこそ〜』が盛大に開催された。出演は、Aice5の5人、堀江由衣さん、浅野真澄さん、たかはし智秋さん、神田朱未さん、木村まどかさんも加え、後藤邑子さん、松来未祐さん、松本綾乃さん、榊原ゆいさん。この豪華出演者たちが送った歌声が、会場に集まったたくさんのファンの心を熱くしていく。

イベントの開幕。Aice5のPV上映に続いて登場するのは、ゴスロリ調の衣装に身を包んだ厳島貴子役のたかはし智秋さん。生徒会長の威厳を保ったキャラのイメージいっぱいに、貴子の口調でアナウンスを送る。
「みなさんごきげんよう」
「少し元気がようですね。もう一度、ごきげんよう」
などと挨拶を送りつつ、
「別にあなた方のために挨拶をしたのではなくてよ。礼儀として送ったまでです」(笑)と、タカビーな貴子らしい台詞も交えて笑いを取るのも忘れない。そんな楽しげな空気感の中でさっそく6話Aパートの上映がスタートする。

夏、プールの季節。しかし瑞穂の表情はさえない。それというのも体育の授業では女生徒たちの前で水着姿にならなければならず、ビキニならまだしもスクール水着を着用することに、男の子である瑞穂は抵抗感があったのだ。2日、3日と体育の授業を休む日々、しかしこれが女生徒たちの間によからぬ噂となって広まっていく。当然のことながらこの噂は生徒会長の貴子の耳にも入ってしまう。瑞穂の前に現われた貴子は、彼女に疑いをかけ、やがて思いもかけない事態へと展開していく。

そんな物語の興奮も冷めやまぬままに始まるライブパート。トップコーナーは、『愛する人へ』を歌う宮小路瑞穂役の堀江由衣さんだ。
「今、聞いていただいた曲は瑞穂□が、聞いてくれるみなさん、そしてお母さんを想って歌った曲です。皆さん、盛り上がってますかー? 調子はどうですかー? これから聖應の生徒たちが続々と登場しますので、最後まで盛り上がっていってくださいね」
と、メッセージを送って次へバトンをつなぐ。続くは『Love is』を歌う十条紫苑役の松来未祐さん。
歌唱を終えた松来さんは、
「しっとりとしている曲なので、みんな盛り上がってもらえるのかなと心配でしたけど、みんなのサイリュームが本当に本当にきれいすぎて、みなさんがあたたかく盛り上げて下さって、心にぐっときました」と、少し感極まった涙を浮かべて語りかけた。3番手は『初恋のまま』を歌う御門まりや役の浅野真澄さん。
「まりやはすごく元気なキャラクター。『初恋のまま』はそんな彼女が瑞穂を想って歌っている歌です。瑞穂のことを考えて歌っているとなんだかほっちゃん(堀江さん)に甘酸っぱい感情が湧き出していきます。先日発売になったAice5のPVにも、私とほっちゃんの百合っぽい映像もあり、ほっちゃんファンに賛否両論あるかもしれませんが(笑)、これからもあたたかく見守ってください」
と、歌の感想とメッセージを投げかけた。4番手は『女の子の証』を歌う上岡由佳里役の松本彩乃さん。
「ハンバーグが大好きな、由佳里らしい元気で明るい曲。由佳里はみんなの妹的存在なのですが、私とは性格が正反対な子なんです。怖いものが苦手でお料理上手。怖いもの好きで料理のできない私とは真逆だぁと思いました(笑)。由佳里みたいな子が女の子なんだなぁといつも思って演じています」
とキャラクターの印象を語る。5番手は『リボンの気持ち』を歌う周防院奏役の神田朱未さん。
「奏は私にとって近年まれに見る可愛い役。キャラソンを歌うことになったときに、キャラクター表を横に置いて、歌いますかと聞かれてしまいました(笑)。ですが、今日のテーマは、『かわい子ぶりっ子』ということで全開で歌わせていただきました。髪の毛もカールで巻いていつもと違う雰囲気で聴いていただけたら嬉しいなと思います」
と歌の感想に触れた。6番手は、高島一子役の後藤邑子さんで、歌う曲は『恋する乙女は』。曲中の早口の台詞が圧巻で歌唱を終えた後藤さんは、
「素敵なイベントに参加できたことを嬉しく思います。曲中の台詞は直前までカラオケにするか迷いましたが、頑張ってみました。ちょっと惜しいところもありましたが(註:間違えたのはほんのちょっとだけだった)、心意気は感じてください。一子は登場して間もなくあんなことになってしまい、最後まで出演できるのか内心ドキドキしていましたが、今日こうして戻ってきて、みんなの仲間に加えていただき、素敵なステージであたたかい雰囲気の中で歌えて楽しい気持ちでいっぱいです」
と語ってくれた。ここでいよいよ登場するのは、生徒会長厳島貴子を演じるたかはし智秋さん。歌う曲は『誰もしらない』。
「私の想い、伝わりましたか。ありがとうございます。ジューシーやポーリーは今日は封印しております(笑)。ここで生徒会でご一緒している、菅原君枝さんを紹介したいと思います」
と、どこまでも貴子になりきり、彼女の口調でAice5の最後のメンバーでもある菅原君枝役の木村まどかさんを紹介する。木村さんが歌うのは君枝のキャラクターソング『Dear friend』。
「先程の智秋さんの呼び込みで力をもらい、みなさんの温かい応援で歌いきることができました。『Dear friend』は、会長への想い、みなさんへの想いを歌った曲です。その想いが伝わっていければいいなと思います」
とドキドキながらも感想のコメントを送る木村さん。そして最後のキャラクター、梶浦先生役を演じる榊原ゆいさんを呼び込む。そして登場するのは榊原ゆいさんだ。榊原さんは、梶浦緋紗子を演じているのをはじめ、エンディングテーマも担当する。さっそくキャラソン『大人へのスケッチ』とエンディングテーマ『Beautiful day』の2曲を披露して喝采を浴びていく。
「歌は学生の皆さんへのメッセージソング。こうしてライブで歌うことができて嬉しく思います」
と歌った曲の想いと感想に触れる榊原さん。そしてイベントいよいよラストを迎える。登場するのはAice5の5人のメンバー。歌う曲はオープニングテーマ『Love Power』。5人の息のあった振り付けとダンスと歌唱に、イベントは最高潮に盛り上がるのだった。

アンコールの合唱の中、ステージに上がった出演者のみなさん。それぞれ
「みなさんの温かい声援に、歌ったときも歌ったあとも感動で、こうしたイベントができてよかったなってみんなで話していました。『おとボク』という作品は、こうして素敵なみなさんにとても愛されていて私たちもうれしいです。これからも応援してください」(松来さん)
「こんなに素敵なかたがたと競演できたことを誇りに思います。そして今日は泣いてしまったので、リベンジでもう一回このイベントのステージに立ちたいです」(松本さん)
「楽屋の中ではとても静かだったんですけど(笑)、みんなの緊張が移ってしまい、緊張の中、ステージに上がりました。でもみなさんがとても温かく迎えてくださって、熱いコールがとてもうれしかったです。私もリベンジの機会があったらいいなと思います。そのときはまたみんなと会いたいです」(後藤さん)
「ここにいらしてくださった方は抽選であたった方ということで、外れた方の分まで今日は盛り上がれたんじゃないかと思います。またこうした機会があったらうれしいですね。私は一人でライブをするほうが多く、いろいろな方たちといいにおいがする中で一緒に歌つことを楽しく思います。今日は慣れないお嬢様姿でドレスの裾を踏んづけてしまいましたが、いい経験になりました。『おとボク』後半戦もまだまだ続きますので、応援宜しくお願いいたします」(榊原さん)
「いつもスタジオで楽しい雰囲気で収録している『おとボク』ですが、こうしてたくさんの人に応援してもらえているんだなと、実感できたことが嬉しかったです。今日はみんなに可愛い衣装を用意してもらって、ステージに立ったんですけど、私のときに笑いが起きたのは何故なのかな〜?(笑)またこうしたイベントができたらいいなと思います。『おとボク』をぜひ最後までみていただいて、『おとボク』に対する愛情をたぎらせてください」(浅野さん)
「ひとりで1曲を歌うのが初めてですごく緊張しましたが、みなさんの温かい視線に迎えられて歌うことができました。足とかも震えてしまっていたんですけど、温かい空気に包まれてホッとしてできました。アフレコスタジオも『おとボク』の雰囲気そのままなので、それを反映できるように頑張ります」(木村さん)
「ジューシーですか? ポーリーですか? やっとできたわ。ありがとうー! これからも『おとボク』をよろしくー!!」(たかはしさん)
「今日は本当に可愛い役、可愛い歌と、張り切りの歌が多い私なんですけど、最後まで可愛くやりきろうと思いましたが意外とできない(笑)。だけど、このイベントで『Love Power』を歌えることが、私にとってもいい機会だったなと思います。主題歌を担当するって嬉しいじゃないですが、Aice5で歌えて、たくさんの人に愛されていることを実感できて今日は嬉しかったです」(神田さん)
「瑞穂ってあんなに綺麗で可愛らしいんですけど、実は男の子じゃないですか。なので私が出て行ったときにお客さんがどういう反応をするのか心配だったんですけど、ある意味とても温かく、みんなこっち(おかまのポーズで)と思いながら(笑)、瑞穂を温かく迎えてくれて嬉しかったです。作品もちょうど半分、後半には見どころも増えていきます。愉快な仲間たちと毎週楽しくアフレコをしていますので、ぜひオンエアもその楽しさを感じていただけたら嬉しいなと思います」(堀江さん)
とメッセージを送り、最後はたかはしさんが「起立、礼」を行い、「ごきげんよう」の言葉が各個にこだまする中、イベントは閉幕するのだった。

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