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――旺里の第一印象を教えてください。
最初、旺里（以下オーリ）は「なんだか頼りなさそうだな」って思いました(笑)。
実際、ドジな所だったり他人に迷惑をかけちゃうような所もあるんですけど、物語が進むにつれ印象変わりましたね。
信念があって、それを貫ぬき通す強さも持っていて。演じながら「コイツ、かっこいいな！」と思うようになりました。
――では、実際に演じられてみていかがでしたか？
オーリは普通の高校生なので、屍姫や契約僧、そしてシカバネと比べると、特別な背景や複雑な感情を持ってないように見えるんですが、好奇心が人一倍あって、正義感も強くて！
そういう純粋さを持ったキャラクターなので、自分は演じやすかったです。
実は意外な過去もあるんですが･･･。
そんな彼がシカバネの存在を知ったことで、戸惑いを感じながらも少しずつ眞姫那のこと、屍姫の世界に触れていく。そういう部分も意識してお芝居しています。
――羽染さんは声優初挑戦ですが、アフレコに対する感想を聞かせてください。
体で演技するのと違って、（アニメは）声だけで表現する量がとても多いですよね。
ちょっとした仕草でも「音」にするというのは、すごく難しいなと思います。
あと、声の大きさにしても感情表現にしても、どこまで演技に出していいのか感覚をつかみづらくて……。
自分では表現したつもりでも、実際にアニメで観てみたら「これだけしか出てなかったんだ」っていうことも多々ありました（苦笑）。
その加減やニュアンスを、先輩たちのお芝居をお手本に学んでいきたいと思います！
――原作を読まれた感想を教えてください。
すごい迫力で描かれるアクションシーンが面白くて、でもそれだけじゃない何かがこの作品にはありますよね。
すでに死んでいる女の子が再び屍姫として戦っていく中には、切なさとか苦しみという感情が乗っていて見ててつらくなったりもするんですけど……
爽快な戦闘シーンとの対比が、また魅力だと思います。
――“屍姫”という存在については、どう思われますか？
特別な存在である分、なかなか理解するのが難しいんですけど……。
でも何かすごい未練があったから屍姫になったわけで、マキナが強がっている部分も含めて、オーリはそれに気づいてるんですよね。
だからとても気になる。そういう存在なんだと思います。
――マキナと景世について、どう思われますか？
マキナは、ほんとに謎が多い子で、しかもまだ分かってないことも多かったりするんですよね。
クールで落ち着いている印象なんですけど、悲しみをこらえてる、強がっている部分も垣間見えて。
オーリにとっては「助けてあげたい！」と思う女の子なんじゃないかと思います。
景世は、オーリにとって自分を一番理解してくれている人……なんですけど、オーリにはわからない部分や見えない部分もあって、それが不安なのではないでしょうか？
だけどやっぱり、お兄ちゃん・お父さんみたいな存在なんだと思います。
――最後にファンの方にメッセージをお願いします。
女の子がどんどん敵を倒していくっていうアクションシーンは爽快です！
次にどんな屍が出てくるのかっていうのもワクワクしますし、アニメだけのオリジナル展開になって来ているので原作ファンの方にとってもおもしろいと思います。
あと、それぞれのキャラクターの心の揺れ動き方に注目していただけると、より楽しめると思います。
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