angela

Special

2004年12月29日。
首都圏は、この冬初の積雪に見舞われた!だが、凍てつく外気の寒さにもかかわらず、渋谷O-eastは真夏のような熱気で溢れていた。今日は『angelaの年末ジャンボ大感謝祭』。8月に引き続き、またまたチケットは即日sold out。残念ながらチケットが取れなかった、また雪に阻まれ会場にたどり着けなかった皆さんのため、ここにレポートしよう!
atsuko「2004年最後のライブ、盛り上がっていくよーっ!!」
O-eastのステージにatsukoとKATSU、そしてメンバーたちが登場すると、1200人強・超満員札止めのオーディエンスから言葉にならない叫びが巻き起こる。
派手な花火を合図に、『angelaの年末ジャンボ大感謝祭』の始まりだ。一曲目は、『謝罪状況』
atsukoのメタリックなジャケットが、ド派手な照明に眩しく輝く。KATSUは早くもステージの端から端まで駆け回る。
その手首にはangelaこの冬のニューアイテムであるリストバンドが!ライブの前後に売ってますっ♪
『謝罪状況』のエンディング音が消えやらぬうちに始まったのは『綺麗な夜空』
O-eastのフロアは早くも振られる手の波、波。atsukoはジャケットを脱ぎ捨て、3曲目は『maybe..maybe..』
atsuko「みなさーん、こんばんわー!(こんばんわー!)ちょっと声が小さいんじゃないのかな〜?こんばんわーっ!(こんばんわーっ!!)すっご〜い!こんなに沢山の人と、この時間を過ごせることが嬉しく思います!!」
今日は年末大感謝祭ということで趣向を凝らせたステージが展開されること間違いなし。「凝りすぎて、ハッキリ言って儲けナシです!(angela所属事務所社長談)」というくらいである。まず最初に登場するギミックは……?
atsuko「今日はトークは短めに、ということで……トークが長いとパトライトが回ります!」
KATSU「強制的に付けられました!」
atsuko「ちなみに、ダジャレを言っても回ります」
何と、angelaにとっては首に縄を着けられたも同然の、トーク制限用パトライトが、ドラムセットの前に鎮座ましましている。にも関わらず、

KATSU「おひさしぶりーふ」

ダジャレをカマしてくれるKATSU。
早速、ステージに赤い光が回転し始める。ところが、それは次の曲『in your arms』の、赤基調のライティングに続くという憎い演出なのであった。。
『in your arms』のスウィンギーなイントロが流れると同時に、ステージ両袖から4人のバックダンサーが登場。ミラーボールが回り始めて、O-eastは昔なつかしグランドキャバレーの雰囲気に包まれる。
atsukoもパープルピンクのモールを肩に、ゴージャスかつ艶やかに歌う。続いてはいきなりの新曲『年下未知数脳内HD』
2005年1月26日発売の、アニメ『JINKI:EXTEND』EDテーマ……の!カップリング曲を、正真正銘初公開だ。じんぼちゃんが叩き出すファンキーなリズムに、超金管隊のホーンがここぞとばかりに炸裂する。
atsuko「みんな、トークを聴きに来ているの?歌を聴きに来ているの?」
パトライトに背中を脅かされるatsuko、みんなに伺いを立てる。
皆の答えは正味「トーク!」4:「歌!」4:「両方!」2といったところか。
atsuko「両方って言ってた?(会場全体から「両方!」と返事)じゃあ、今日帰れないよ?みんな(会場全体から大拍手)」
KATSU「じゃあさ、世界一早いカウントダウン今からやる?」
それもよしとしたいところだが、会場の終了時間というものがある。しかも、後ろにはパトライトが控えている。
atsuko「今日はあんまりしゃべんないないから〜」
と言いつつ、スタチャ仕事納めで展開されたKATSU対DROPSのボケ合戦の逸話など、このMCタイムはアッという間に3分をオーバーしていたのだった。

続けてお贈りするのは、『mery-go-round』『feel,like a breez』『Dear my best friend』の3曲。
それぞれ違った趣の照明で、ファンのみんなを魅了した。
この日の東京は未明から雪、atsukoは歩くのにも難儀して、KATSUとの待ち合わせ場所にたどり着くのにえらい遅れたそうな。

atsuko「雪を見て、ストリートライブで雪の中で歌ったことを思い出しちゃった」
KATSU「冬はね、楽器も冷えるのね。だからカイロを3つぐらいギターの裏の、ココんとこに付けてね」
atsuko「あー!やってた!」
ATSU「人間は“首に”カイロ当てるとあったまるけど、ギターの“ネック”にもカイロ付けて……」
atsuko「それ、ダジャレ?」

辛うじてパトライトは回らなかったが、KATSUの2004年のダジャレが「おひさしぶりーふ」で終わらなかったのはよしとしよう。
前半戦最後を飾るのは、ストリートライブ時代を思い出しながら、当時よく歌っていたという『心の扉』。
ステージに舞い落ちる紙吹雪が、雪のようにatsukoを包み込んだ。
ココで一旦緞帳が下り、しばしの休憩時間。
休憩時間中には両壁のスクリーンに、この夏にangelaがアメリカに渡航したときのビデオレポートが上映された。
アメリカの地を踏むangelaの姿、OTACOMの模様、佐藤竜雄監督をはじめ同行した皆さんのあんな姿やこんな姿などが次々と映し出され、最後に『2005年 angela全米デビュー!』の報告が!思いもよらないビッグニュースに、間違いなく会場にいた全員から驚きの声が上がったことは、言うまでもない。
割れるような歓声の中で再び幕が開き、『明日へのbrilliant road』で後半戦のスタートだ!
KATSU「お友だちを紹介したいと思います!」
atsuko「ウサギさん!クマさん!パンダさーん!」

今日もangelaのライブには欠かせないお友だち・森の仲間が、ポンポンを持って駆け付けてくれました!しかも、4匹、森の四天王だ。しかし、中国生まれのパンダさんだけは、他のみんなとちょっと雰囲気が違う。
KATSU「1人だけキャラデザが違うのがいるけど〜。『ファフナー』と、某『ガンダ(以下4文字削除)』くらい」(←いっしょじゃん!)
わけあって本名は明かせないが、クマさん(青)をMS-07B、ウサギさん(白)をペガサス級1番艦、クマさん(ピンク)をMS-06SもしくはRX-77-1、パンダさん(白黒)をパン○ーZと言っておこう。 メルヘン度150%アップのステージ、ファンのみんなも振り付けを合わせて『stay with me』『butterfly』を続けてお贈りしたぞ。
発売以来、おかげさまで好評を頂いているアルバム『I/O』、各方面の皆さまも聴いて下さっているようで。
KATSU「ラジオの収録現場で、堀江由衣先生に会ったとき、『好きですー!』と言われたの。『オレ、もしかして告られた?』って思ったら『I/Oが!』って言われて」
atsuko「ねー。こんな所で、いきなり告るか?と思ったら」
KATSU「『何だ、オレが好きなのかと思った〜』って言ったら『違います〜』って。何も否定しなくても……(泣)」

『I/O』は、どうやら業界内でも様々な波紋を呼んでいるみたいである。
で、ほっちゃんつながりということで、angelaがほっちゃんに提供した曲『on my way』を、今度はangelaがセルフカバー。
そして、KATSUがピアノの前に座っての『笑い者のfairy tale』
atsuko『初めての曲ばかりのライブだと、緊張してみんなの顔を見ないようにしちゃうんだけど、ホントはいつもみんなの顔をよく見ていたいから!』

ライブでは初公開となる2曲をお贈りした後は、いよいよライブも後半戦の後半戦。野球なら8回表、「動物4体登場」「全米デビュー」などの奇襲攻撃で、angelaがファンのみんなを1点リードといったところか。

atsuko「合い言葉は?(アイ、オー!)みんな、やればできるじゃん」
この秋から冬へかけて、唱えられ続けてきた合い言葉を、今日はライブのスペースで思いっきり叫んで跳ねよう!「アイ」でグッと沈み、「オー!」で拳を突き上げてジャンプ。簡単でしょ。さらに、今日は新しい合い言葉らしきものが登場。
KATSU「せーの、フェストゥム……」
「フェストゥム」のポーズはTIMの「命!」のポーズに似ていて……って、解説するまでもないだろう。多分、今回限りのネタだから。

「今年はファフナーの一年だった(KATSU)」、というangela。ライブのクライマックスに向けて盛り上がるのは、
atsuko「今年はこの曲を一番たくさん歌ったかもしれない」
という『fly me to the sky』。そして、
atsuko「みんな、まだまだ跳ぶよーっ!」
と、『over the limits』。例によって、またまたKATSUの水鉄砲攻撃が登場!外は冷たいみぞれ雨だけど、この水滴は熱く火照った体に心地よい。
トーク時間制限のパトライトが回ろうとも、やっぱり楽しい時間はアッという間に過ぎるもの。

atsuko「最後の曲はみんなを呼びたいと思いますー!」

atsukoの呼びかけに応えて、序盤、ステージに華麗な華を添えてくれたダンサーの皆さんが、セクシー系衣装で再度登場(どうぶつ四天王は?中の人などいない!)。ステージ上から下(向かって右から左)に、みちる・まみ・ひな・えりこの4人だ。
ちなみにangelaのライブメンバーは、Dr:じんぼちゃん、Vl:kanaco、Tp:ゆーこ、As:まき、Ts:A.Uという、お馴染みの5人。
そして……
atsuko「ギター弾いてキーボード弾いてアレンジして、マルチな男!KATSU!」
KATSU「今年最後の行くぞー!(おー!)ジーク・ジ(以下省略)」
2階から多数の関係者が見守る中、例のヤツをカマしてくれたKATSU。さらに今回は、
KATSU「ジーク・ゆい……」
という別パターンも連呼(2004年中にもう一度言っておきたかったらしい)。アメリカでもぜひ広めて欲しいものだ。
atsuko「そしてVocalのatsukoでぇっす!(atsuko先生ー!)♪教えてあげ(以下省略)」
2階からPOM兄さんの見守る中atsukoもカマしてくれたという、2004年も最後まで怖れ知らずのangelaだった。
で、とうとう次の曲がラスト、『cheers!』。随所にファン参加ポイントが散りばめられた、ステージとフロアが一体になって盛り上がるには最高のナンバーだ。

atsuko「angelaでした!バイバイ!」

拍手と歓声に送られ、笑顔でステージを後にしたメンバーたちだった。
鳴り止まないアンコールの声の中、再びステージに登場したatsukoとKATSU

atsuko「今回のタイトルは『angelaの年末ジャンボ〜』……とゆーわけで、ココで大抽選会を行いたいと思います〜!」

コールと共に登場するダーツの的。
O-eastは「年末ジャンボ(某」の抽選会場と化してしまった。
今回のライブ、見に来てくれたみんなのポケットという名の小宇宙(コスモ)には、あらかじめ配られた番号付き抽選券が収まっていた。
三等から特賞まで、2004年の運を使い果たさず12月29日まで暮らしてきたラッキーな人を2人の手で選んじゃおうという趣向なのだ。
気になる賞品だが、3等は今日のメンバー全員のサイン入りangelaポスター。2等はangelaグッズと、スタチャからせしめてきたグッズが詰まった福袋。
そして何と特賞は、「angelaと行く新春ボーリング大会」参加権!angelaと一緒にボーリングで遊べる、というまたとないチャンスを手に入れられるのはたったの2名。
1200分の2という倍率は「年末ジャンボ(某」に勝るとも劣らない(そんなことはない)。果たして、この幸運を手に入れたのは誰か……?当選番号は、こちら!

3等……下2ケタ(37) 2等……下2ケタ(36) 特賞……(1210)、(624)
※ご注意……賞品のお引き換えは既に終了しております。

ドキドキの抽選会が終わり、まずお贈りするのは『JINKI:EXTEND』のEDテーマ『未来とゆう名の答え』。
発売予定は1月26日、一週間前の『JINKI』イベントで初披露された曲だから、今日初めて聴くという人が殆どだろう。もう既に、angelaの2005年は始まっているのだ。

atsuko「まさかアメリカで歌うなんて、生きている限りありえないって、ずっと思っていたけど……2004年は、私は自分の大きさを知った歳だと思います。 いつも、ステージ前は緊張して吐きたくなるくらいイッパイイッパイ、でも、こうやってみんなの顔を見ると、『あ、ここにいるのは敵じゃないんだ、味方なんだ。ココはホームなんだ』って思えて。自分の大きさを知った年でもあるけど、みんなの暖かさを知った年でもあります。私は、1人だと結構ボヤボヤしちゃう所があって、2004年はスタッフや周りの皆さんに引っ張って貰ってばかりいたので、2005年はみんなを引っ張って行けたらな、と思います。2004年、ありがとうございました!2005年もよろしくお願いします!」

KATSU「ストリートからずっと、メジャーデビューして、アメリカ行って……『angelaが遠くに行っちゃう』みたいなことをファンの人に言われて、ドキッとしたことがあるのね。でも、そうじゃなくてangelaを応援してくれる人たち、今日ココにいるみんながangelaを先へ送り出してくれてる。遠くへ行っちゃうんじゃなくて、みんなが押し上げてくれて、アメリカへ連れていってもらう。『だったら、やろうよ!』みたいに思ってる。今年はホントに自分は小さいな、と思ったんだけど、アメリカでやろうとするにしてもやっぱり日本がなきゃダメなのね」

atsuko「みんながいてくれるから、今日、angelaはココで歌ってられます」
>KATSU「みんなに……(言葉が見つからない)……すごく感謝してる!……でも、今年は『ファフナー』の年だったねぇ」

『蒼穹のファフナー』という作品と共に駆け抜けたangelaの2004年。
atsuko「そんな一年、みんなへの感謝を込めて……『separation』」

atsuko「最後の曲は、今日出演した全員でやっちゃおうと思いまーす! 準備できてるー?」

atsukoの呼びかけに応え、超金管隊の3人、そしてダンサーズ(蒼穹ダンサーズではない)の皆さんが再びステージに。
今日、まだ演奏していない曲と言えば……そう、アレしかないでしょう。笛とタオルを使うあの曲だ。
ちなみに、前回8月29日のライブで入場者の皆さんに配られて初お目見えしたangela応援用ホイッスルは、『蒼穹のファ笛ー』と命名されたそうです。当然、『蒼穹』関係者には無許可だ。今日のライブは次の曲で終わるけど、2005年3月29日、渋谷AXで『angela全曲ライブ』が行われることが決定したとのアナウンスが! しかも、『明日ブリ』から『未来とゆう名の答え(略称選考中)』までシングル・アルバム全ての曲を演奏する全曲ライブだという。 2005年もangelaは、のっけから飛ばしていく姿勢だ。さて、いよいよ2004年の叫び納め・跳び納め・タオル回し納め・笛吹き納め!みんなで一緒に『Shangri-La』!!

目出てぇな、ということで、ステージ脇でキャノン砲が爆発!みんなの頭上にキラキラと光る銀のテープが降り注いだ。

atsuko「みんなー!どうもありがとう!」
最後はメンバー全員がステージに並び、ファンのみんなと全員で1本〆!

angela・みんな「よーお!(パン!)」
皆さまのおかげでangelaは2004年を走り切りました。みんなの思いを貰って、更なる高いステップを目指し、来年もatsukoとKATSUは走り続けてくれることだろう。2004年はどうもありがとう!そして、2005年も、angelaと共に大きな夢が見られんことを!

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