angela

Special

  2005年8月3日。「夏本番!」蒼穹の新宿。少し立ち止まるだけでも溶けてしまいそうだ。ファンに知らされた情報はごく僅か - 8月3日、angelaの原点とも言える場所 - だけ。それだけの情報で、どれだけの人が「ここ」に集まってくれるのだろう? こんなに暑いのに待っていてくれるだろか? それ以前に熱中症とかにならないだろうか?
そんな数々の不安がよぎる中、新宿ステーション・スクエア前には少しずつ少しずつ人の数が増えてきていた。
逢いたい気持ちと配られた特製ウチワの風に支えられて、みんかは集まっていた。誰もがとろけていた…。
そして・・・アルタの時計が16:00を映し出したのと同時に、ステーション・スクエアのステージの上に一人の女性が現れた。
司会:みんな何を観に来たのかな〜? ここに(笑)
みなさま:angelaー!!
司会:「動いているangelaを観たことが無い」という方も大勢いると思うので今日は動くangelaを観て頂きたいと思います!
「ここ」は、angelaが、デビューさせてくれたプロデューサーに出逢ってスカウトされた場所です。場所の性質上皆さんに大々的にお知らせすることが出来なかったんですけど、こんなにたくさんの人が集まってくれて本当に今日は嬉しいです。皆さんぜひ楽しんでいって下さい!
atsuko:みなさん  こんにちはー!
みなさま:こんにちはー!
atsuko:ものすごい! こんにちはー!
みなさま:こんにちはー!
atsuko:暑い中集まってくれてありがとー! angelaです!
今日は短い時間ですけど、angelaの原点とも言える場所、「ここ」で歌います!
スタートを飾るのは イベント当日8月3日発売したばかりのマキシシングル『DEAD SET』の2曲目『花のように』
会場を囲む柵に貼られたポスターの中と同じ衣装のatsuko。
キラキラと彼女たちを照らす太陽へ手を伸ばし歌うその姿は、歌の中の「花」のように迷いなく、真っ直ぐだった。
atsuko:今日はangelaのCD発売記念イベントに集まってくれてどうもありがとうございます!「ここ」ステーション・スクエアはangelaがず〜〜〜っとず〜〜〜っとず〜〜〜っとず〜〜〜〜っとず〜〜〜っと!前から、もう5年ぐらい前からやりたかった場所で、今日やっと夢が、叶いましたぁ〜〜〜〜!
KATSU:帰ってきたぞ、新宿〜!!
atsuko:ただいまぁ〜〜〜〜!!!
ホントに、ここから見ている風景が、あの頃この辺りでライブをしていた凄くダブって何とも言えない不思議な気持ちになるよね。

KATSU:実は…デビューしてもしばらくやってたんだよね。「ギリギリまでやろう」っていうことで。ちょうどこの木の向こう側とかでやってた時に、『明日へのbrilliant road』を歌ってたら、お客さんがトコトコって来て「ボク、今聴いてます!」って。
atsuko:ポータブルCDプレーヤーを持ってて、ね。パカって開けたらangelaのCD(笑)
KATSU:たぶん、ビックリしたのは向こうかな (笑)
atsuko:うん(笑) 「なんで今聴いてるCDの人がココで歌ってるのぉ〜!」みたいなね。まぁココで歌ってたっていうのもあんまり大きな声じゃ言えないんだけどね(笑)
KATSU:でも あの頃は路上ライブをやるのも不安でいっぱいだったんだよね。自分たちがどうなるのかっていうのもわかんないし、『明日へのbrilliant road』がこんなことになるっていうのも全然想像付いていなかったから。「なんかやらなきゃ」みたいに怯えながらやってたんだけど、今日は違うね。
atsuko:違うね 熱いね!
KATSU:やっとココで出来たっていう喜び
atsuko:ホントに…。やっとココで出来たっていう喜び…が胸の中で熱くこみ上げてる…と思ったら34度!!
KATSU:あっつー! 蒼穹だよね!
atsuko:蒼穹ですっ! 蒼穹! ……蒼穹ですねー!
みなさま:そうですね!
KATSU:わぁ!
atsuko:本場の前でやったよ!ところで、今日は発売記念イベントです。今日発売の「蒼穹のファフナー」マキシシングル『DEAD SET』もう皆さんゲットしてますか?
みなさま:買ったよぉ! と大歓声! 
atsuko:ありがとう!
KATSU:リハーサル終わってタワーレコードとかHMVとか行ったらちゃんと試聴機に入ってたよね!
みなさま:おぉ〜〜〜〜〜っ!
atsuko:で、写真撮ってたら「お客さま 撮影はお止め下さい」って怒られちゃった…
みなさま:大爆笑
いつもより近い距離というのもあってか、より親近感のあるMCとは打って変わって2曲目に披露されたのは、今日の主役ともいえる曲『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』のイメージ曲『DEAD SET』。ますます熱気を増していく会場。KATSUのギターソロも蒼穹へ、どこまでもどこまでも響き渡っていく。確実に「ここ」だけ周りよりも気温が高い。でも、誰もが盛り上がり、その熱さまでも楽しんでいた。そして、そんな余韻を残したまま演奏されたのは、当日になって急遽変更された『明日へのbrilliant road』だった。(当初は『蒼穹のファフナー』繋がりで『Shangri-La』が演奏されることになっていた。)angelaがこの場所で歌い育ててきた曲を、夢の叶った今日、ファンのみんなと歌える。ファンのみんなも本領発揮!配られたウチワを手にかけ声と共に何度も何度も手を空へと突き上げる。まるで太陽の光に遮られて見えなくなっている星を掴むかのように。どこまでもどこまでも伸びやかに響く歌声は、蒼穹の向こう、無数の星々にまで響きそうだった。
楽しい時間は、幸せな時間は、いつでもあっという間に過ぎてしまう。
長く長く夢見ていたステージも、もうお別れ時間が来てしまった。
atsuko:今日はありがとー!今日はみんなどうもありがとう!ホントにありがとー!泣ける程嬉しいです! angelaの2ndステージもみんなついてこいよっ!今日はほんとうにありがとうございました!
atsukoは何度も何度も、何度言っても足りないという風に「ありがとう」を繰り返し会場を見渡していた。そこにはangelaが長年夢見ていた景色が見えていたはず。みんなも蒼穹な日に一緒に熱くなったことを忘れないでね。
またどこかで逢いましょう 
atsuko:今日は、本当に暑い中ありがとうございました。私は、アルタ前でストリート・ライブをしていた時代から「いつかあのステーション・スクエアうたってやるんだぁ〜〜〜!」と思って今日(こんにち)まで生きてきました。色々な障害を乗り越えて、今日、今、歌った後なんですけど…今日を迎えられたことに本当に感謝しています。たくさんの人に支えられて ここにいます。急な告知にもかかわらず、集まってくれた皆さん、本当にありがとうございました。私の夢がまた1つ叶いました。
これからもangelaは突っ走っていきますので、どうぞ応援よろしくお願いします!

KATSU:今終わったところで、終わったとこでありながら、『DEAD SET』の発売日というスタートでもあって、すごく不思議な気分です。2年前路上ライブで歌ってた時には、まさかこんないい環境で進めるとは思ってなかったんで、凄く嬉しいです。この『DEAD SET』は、angelaの中では新しい曲ってだけじゃなく大事な曲なので、みんなにも愛して欲しいなって思っています。今日はありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします!
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