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2010年11月21日、新神戸オリエンタル劇場にて、「林原めぐみのHeartful Station1000回突破記念公開録音」が開催されました!
「Heartful Station」の公開録音は放送100回ごとに開催されていますが、今までは放送がその回数を突破したあとに行われてきました。
でも今回は、1000回達成と同時の公開録音、しかも初めて4ケタの大台に乗ったということで、これまでの公開録音とは違う「何か」がありそうな予感!?
イベントに応募し、会場に足を運んでくださったファンの皆さんも、そんな期待を感じずにはいられなかったと思います。
めぐさん「やってきた! 1000回だぁー!」
保志さん「1000回、来たよー!」
公開録音がスタートと同時に登場しためぐさんと保志さんは、放送1000回達成の喜びが爆発!
今日のめぐさんはグレーのキャミソールに白のロングスカート、一方の保志さんはジャケット、パンツともに黒で渋く決めています。
拍手で2人を迎えるファンの方々に向けて大きく手を振りつつ、最初はめぐさんから、会場にいる遠方の方々をご紹介します。
北は北海道や東北、南は九州、そして沖縄県の方まで、まさに日本全国から神戸の地にお集まりいただけました!皆様、ご応募ありがとうございました!
ただ、その一方で惜しくも抽選から外れてしまった方も少なくありません。
そんな方々からのお葉書を手にとっためぐさん、「まず一番目に読まなくてはならない人がいます」と前置きして茨城県のP.N.キチンさんからのお葉書を紹介します。
キチンさんは放送1000回目というこの日のために、ネタを一つずつ、全1000枚のお葉書で送ってくださったというのですから驚き!
ほかにも、落選してしまった方々を、めぐさんは申し訳なさそうな表情でご紹介していきます。とはいえ、暗いムードだけでは終われません。
会場に来られずラジオで聴いてくださっている方々のためにも、公開録音を盛り上げていくことを誓うめぐさんでした。
ということで、気分を改めて「フツウのお葉書」コーナーへ。
まずは現在、看護大4年生のリスナーさんと、看護学生2年生のリスナーさんのお葉書をご紹介。
かつて看護学校に通っていためぐさんにとっては、いわば後輩に当たるお2人が、偶然にも同じ会場にいらっしゃったことになります。
めぐさんの後に続いて、看護師免許が無事に取得できるといいですね。
また、「キティちゃんのモノマネできます」という挑戦的なお葉書をくださった方も。
めぐさん「私だってモノマネできるもん!某白猫ちゃんも頑張ればできる」
保志さん「モノマネ得意ですよね!」
めぐさん「頑張って似せてみようかな。(某白猫ちゃんの声で)『みなさんこんばんは、ハロー○○ィです』……どうかなぁ」
保志さん「ちょっとこれ、どう反応したらいいんですか(笑)。似てるけど……」
めぐさん「もうちょっと実際の白猫ちゃんのほうがかわいいかな(笑)」
このほかにも、ご紹介しきれないほどたくさんのお葉書をお寄せいただきました。皆様、ありがとうございました!
続いては「メグッチとホシッチの大丈夫!大丈夫!」のコーナーです。
めぐさんが扮するキャラクター、メグッチと保志さんが扮するホシッチが会場に登場!
(かけたメガネで)目がキラキラしているメグッチは、今回はメイド服を披露してくれました。頭の黒いリボンもかわいらしいです。
そしてホシッチは赤いチェックのジャケットを着用。蝶ネクタイと、かけている黒ブチメガネのせいかなんだかお笑い芸人に見えるような……?
このコーナーは、お葉書に書かれた皆さんの悩みに2人が答えてくれるというものですが、その前にメグッチが会場のファンの方々に向かって「大丈夫ですかー?」と声をかけると「大丈夫!」と至るところから元気な返事が。
メグッチ「よかった~、じゃあもう終われる」
ホシッチ「えっ……いいの? メグッチのコーナーここしかないよ。時間ないんだからこのコーナー」
メグッチ「……なんでホシッチが仕切ってるの。メグッチ、ずっとここにいたい~!」
いきなりメグッチに振り回されるホシッチですが、気を取り直してコーナーを始めます。
1枚目のお葉書は「最近自分より年下の某アイドル君が気になる」というアラサー女性。
「メグッチには関係ないですね」というホシッチの一言が気になったのか、メグッチはすぐ次に移ろうとします。
ホシッチ「大丈夫にしないの!?」
メグッチ「あ、そうか。えいっ! 大丈夫!」
お葉書を指さしておまじない。ポーズと声はかわいいけど、いつもと違う雰囲気のメグッチでした。
2枚目のお葉書は「公開録音の次の日、彼女にプロポーズをしたい」という男性から。
これはぜひ大丈夫にしてほしいですね。会場の皆さんと一緒に……
メグッチ「せーの、大丈夫ー! ……やったぁ! プロポーズしちゃおう!」
ホシッチ「メグッチがデキパキしている!」
いいところを見せてコーナーを長く続けたいというメグッチから早速、次のお葉書を渡されたホシッチが次に進みます。
3枚目のお葉書は「メグッチのデビューを応援しているから、イベントに出られなくても大丈夫!」という励ましのお便りです。
メグッチは「ごめんね、出ちゃったぁ~(笑)」と嬉しそう。
でも加えて、「林原さんには内緒にしといてね、マジ怖いんだからあの人。1001回目からコーナーが無くなる可能性があるよ」と出演機会の減少を危ぶんでいました。
そしてアピールするためか写真をアップで撮影してほしいと、自ら進んでポーズをとります。
写真は、このサイトの「最速レポート」にアップされていますのでご覧ください!
4枚目のお葉書は「ラジオとは関係ない場所に葉書を送るとき、つい『Heartful Station』宛ての郵便番号112-0013を書いてしまった」というお悩み。
とはいえこれは、悩みというより『Heartful Station』リスナーなら納得の習性(!?)かもしれませんね。
ホシッチも、常にお葉書を送ってくださるからこそだと感心した様子でした。メグッチも明るく「大丈夫!」と勇気づけます。
最後のお葉書は「『名探偵コナン』にハマって原作単行本を揃えたくなったけど、現在69巻まで刊行中なので大丈夫か」というもの。
確かに、一度に買うとなるとお金や読む時間のやりくりが大変そうですが、メグッチは「放送1000回に比べたら69という数字は大したことない」と大胆発言!
ただし、メグッチがどうしてもかなわないと言う「コナン」の偉業は、販売部数が1億冊を突破していること。
その実績からメグッチは「1億冊も買うわけじゃないから大丈夫!」と、ちょっと強引な理論でまとめました。
会場の皆さんと一緒に「大丈夫ー!」と声を合わせるスタイルを確立したメグッチ、今後のイベントの出演機会やいかに!?
続いてのコーナーは、日常のおかしな話を紹介する「お月様にホエホエ~」。
このコーナーのジングルの間に、めぐさんと保志さんはメグッチとホシッチの衣装を素早く脱いで元通りの服になりましたが、あまりの早着替えに息を切らせて苦しそうなめぐさんです。
ようやく落ち着いてお葉書を読み始めるかと思いきや、先ほどのコーナーのやりとりにつられたのか、保志さんにお葉書を渡そうとしてしまいます。
これにはたまらず苦笑いのめぐさん、会場からは「大丈夫ー?」の声が……。
「読むのは私ね」と自分に言い聞かせるようにして、改めてめぐさんがお葉書を読みます。
1枚目は「『そういちろうの店』という飲み屋さんらしき店を見つけた」というお葉書。
それを受けてめぐさんは、保志さんに「店を出すとしたらどうするか」と質問します。
対する保志さんの答えは「飲み屋」。
めぐさんは店の名前を何にするかと聞いたつもりだったので、微妙な表情で返すしかありません。
改めて店名を聞いてみると、「保志」さんだけに「スター」とのこと。
保志さんはかっこいい名前として挙げたようですが、めぐさんは頭を抱えて苦笑します。
でも今回は公開録音ということで、「私だけじゃないよね、この空気を察してくれるのは」と会場の方々に声をかけていました。
2枚目のお葉書は「会社の同僚から真面目な顔で『世の中は2つの人種に分かれる。ソファーを持っている人間と持っていない人間』と聞かされた」という内容。
同僚さんはソファーがとても欲しかったためにこの発言が出たそうですが、人種にまで分かれるという見解は「ホエホエ~」かもしれません。
すると、めぐさんからこの見解についてコメントを求められた保志さんが「ソファーって高いですから」と返答。
人種の件だと念押しするめぐさんですが、またもや保志さんは「まぁ、持っているか持っていないか、そのどっちかでしょうね」と涼しげな顔で答えます。
1枚目のお葉書に続いて独特な意見を連発する保志さんに対し、めぐさんは苦笑を通り越して涙までこぼしながら「あなたは正しい……。でも好みじゃない」とバッサリ。
最後は保志さんに「お前が一番『ホエホエ~』じゃ!」と言い放ち、波乱(?)続きのコーナーが締められました。
次のコーナーは「お鍋の中身」。月替りのテーマに沿ったリスナーさんからのお葉書をご紹介します。今月のテーマは“公録の思い出”です。
1枚目の公録の思い出は「公録のため岐阜から遠い東京まで行けたこと」。
それが、自由に動けることの素晴らしさに気付いた初めの一歩となり、今ではバックパッカーとして海外を旅することもあるそうです。
この行動力はすごいと、めぐさんは感心しきりでした。
2枚目は少し変化球。「公録に参加している夢を見た」というお葉書です。
ここでお葉書を読まれているということは公開録音に当選した証拠。
「正夢でしたね、おめでとうございます!夢は見ておくものですよ」とめぐさん。
3枚目は、500回記念の公開録音に来てくださった方からのお葉書です。
このリスナーさんは以前、声優養成所に通っていたときに、ほかの生徒さんもその公録に参加し、会場では近い席同士だったことが判明したそうです。
それをきっかけにお友達同士になれたそうで、「Heartful Station」公開録音が絆を結ぶ手助けになれたということですね。
「不思議だねー。こういうのを聞くと、公録をやった甲斐もあるなとつくづく思いました」としみじみ語るめぐさんでした。
ここからはセガの竹崎忠さんも交えてお送りする、「遊星セガワールド」のコーナー。
サイコロトークを3人で楽しみますが、サイコロの目のテーマはリスナーさんからの案をもとにします。
最初にサイコロを振った竹崎さんは6を出しました。
テーマは「今後増えてほしいリスナーの世代はどのあたり?」という突っ込んだもの。
それに対し竹崎さんから「もっと若い世代に聴いていただきたいですね。入学はするけど卒業はしないということで、リスナーの厚みを増していければ」と、模範的なお答えをいただきました。
次は保志さん。出目の2のテーマは「3人に共通していると思うこと」。
「難しいですね」と悩んだ保志さんは、会場の皆さんから意見を募ります。
一人で考えるだけでなく、また時間も豊富という公開録音ならではのメリットを活用して、保志さんが出した答えは「真面目なことを言うと、すごく家族みたいに思えるんです。仕事仲間というわけではなく、家族特有の通じるものや信頼感があるんじゃないかなと」。
竹崎さんは感動しつつ「嬉しいなぁ。共通点としては違う気もするけど」とコメント、そこにめぐさんが「お父さん細かいことはいいの。総一朗が言えたんだから」と入ります。
いつの間にか家族そのものに……!?
最後にサイコロを持っためぐさんは、会場の方に出目を決めてもらいます。
会場の方がリクエストした目は3、「神戸でよく買うお土産」というテーマです。
ちょうどこの日にお土産を買ったというめぐさん、その品物はコーヒー。
お店によってはコーヒーを苦手に感じるというめぐさんですが、「神戸で飲むコーヒーはいつもおいしいんです」と太鼓判を押していました。
ここで公開録音は終わりますが、イベントはまだまだ続きます!
続いてはお祝いのビデオメッセージをご紹介。
どんな人から送られてくるのかめぐさんはご存じないのですが、スターチャイルドの大月ボスをはじめとする「Heartful Station」歴代スタッフのお祝というか暴走映像?には辟易していましたが、お約束の大トリとして登場した日髙のり子さんの安定感に癒されていました。
まぶしい笑顔いっぱいに、めぐさんとの思い出に浸りつつお祝いの言葉を贈る日髙さん。
ところが、そのうち日髙さんが「会場に行っちゃおうかな。今から行くから待っててね!」と言った矢先……
「めぐー! 1000回おめでとう!!!」
なんと、本当に日髙さんがステージに登場!!
めぐさんは目を丸くして驚くしかありませんでした。
日髙さんは、お休み中のめぐさんの代わりに「Heartful Station」のパーソナリティを務めたこともあります。
そんな1000回突破に大きく貢献してくださった日髙さんが、ここからイベントの進行を務めることに。
ということで早速、「『Heartful Station』1000回突破記念 日髙のり子Presents しゃべくりタイム」コーナーがスタートしました。
このコーナーは、会場の皆さんからのお葉書に書かれた、めぐさんたちへの質問をリスナーさんご本人が聴いてみるというファンには嬉しい企画です。
日髙さんがお名前を読み上げた最初のリスナーさんからの質問は「今後の野望は何ですか?」。
その質問に対し、まず竹崎さんはセガとして「めぐさんたちと一緒に何か大きなことをやりたい」。今後のセガに注目です!
次に保志さんは「1000回というのが一つの目標だったので、その先は何も考えていなかった」としながらも、「めぐさんにもっと近付きたい」と新たな野望を立てました。
それを聞いた日髙さんが先輩としてアドバイス。
日髙さん「近付くのはそう難しくない。保志君が短時間で考えをまとめられるような人になること!」
保志さん「あぁ、考える時間が必要なんですよね僕って」
日髙さん「噛みしめる時間がね。それをちょっとだけ短くする努力を始めようか」
保志さん「は、はい!」
めぐさん「何のセラピー!?」
すっかり日髙さんペースですが、最後にめぐさんの野望は……「ブランド牛詰め合わせ」。
食肉業界の事情として実現は難しいようなのですが、それだけに大きな野望として秘めているそうです。
めぐさん「そういうステーキを置いている『スター』という店に通えるようになりたい」
保志さん「『スター』でブランド牛を用意しないといけないんですね?高い店ですねそれは」
めぐさん「そう。隠れメニューで」
めぐさんの野望達成のためには、保志さんに頑張ってお店を開いてもらうしかない!?
続いてのリスナーさんからの質問は「思い出に残った地は?」。
竹崎さんはラスベガス、保志さんは最近行ったという韓国を挙げました。
保志さん曰く、韓国は「日本から近くて食べ物が豊富なのが魅力。これからも行く予定」とのこと。
保志さん「1か月ほど住みたいくらいですよ。実際は無理ですけど」
めぐさん「韓国で『スター』という店を開けばいいんじゃない?」
保志さん「じゃあ韓国語で『星』を指す『ビョル』ですかね」
韓国語知識を披露した保志さんはすかさず日髙さんから「すごい、特技あるじゃない!」と持ち上げられます。
長所を見つけて褒める、日髙さんは理想のセラピストかもしれません!?
そして、めぐさんはオーストラリアのエアーズロック。
めぐさん「エアーズロックは頂上まで登るのがすごく辛い。だけど、登り終えて後ろを振り返ると、そこまでの道のりにちゃんと意味があったんだとわかるんです」
めぐさんはそれを人生に例えていました。辛い思いをしても、後になってみるとその経験が糧になっているというわけですね。
最後の質問は「1000回のように長い間、物事を続けるコツはありますか?」。
代表して答えためぐさんは「コツとはよく言ったもので、コツコツ、ですね」とコメント。
とはいえこれはシャレではなく、大切なことです。
めぐさん「目指した瞬間は苦しくなっちゃう気がするんですよ。例えばマラソンで42.195kmを走るとして、距離の長さを考えるとくじけちゃうけど、どこかで走ることを楽しめば走れるかもしれないんです。私は喋ることが好きだし、面白い葉書は紹介したい。好きこそものの上手なれというか、1000回の放送を『やれ』と言われたら辛いと思うけど、好きなことを続けるは苦じゃないです。だから、楽しむことじゃないですかね」
日髙さん「自分が苦手だと思うことでも、やらなくちゃいけないことが目の前にあったら、それを楽しむ努力をするのはいいかもしれないですね」
めぐさん「そうすれば、苦手なこともそのうち楽しくなっちゃう。気が付くと(1000回)、となっているのが理想かな」
めぐさん、日髙さんからの心のこもったアドバイスでした。実行すれば、きっと1000回達成できるはず!
これで日髙さんのコーナーは終了。最後に日髙さんから一言ご挨拶いただきました。
日髙さん「いつもVTRで祝福の言葉を述べさせていただいていて、今回は生でお祝いの言葉を伝えられたことが嬉しいです。番組を長い間、聴いてくださって本当にありがとうございます。これからも長く長く『Heartful Station』を愛して、2000回を目指して一緒に頑張っていきましょう!」
最初から最後まで明るく、そして頼もしくめぐさんたちを引っ張ってくださった日髙さん。
めぐさんは、日髙さん登場の最中は「ずっと幻を見ているような感覚で、心ここにあらずのようでした」と感想を語りました。
めぐさん「本当にすごいパワーでしたね!だから頼れるんです。私がふらついたときとかも『大丈夫!』と、ちゃんと心に沿って言ってくれる、素敵な先輩に巡り会えて幸せです」
めぐさんの感謝の言葉で、充実したトークの時間は締めとなりました。
次はいよいよライブパートです!
最初は保志さんの「Starting again」。
早くも沸き上がる会場の皆さんから熱い声援を受けながら、負けじと熱く歌い上げます。
曲のあと保志さんは「一身に視線を感じると緊張してしまいます」と照れながらコメントしましたが「皆さんがすごくノッてくれて嬉しかったです。次の曲もぜひよろしくお願いします!」と笑顔で呼びかけます。
そんな保志さんが続けて歌った曲は「Shining Tears」。
保志さんの願いどおり、しっとりした曲に合わせて何本ものサイリウムが揺らめき、会場が一体化したようでした。
保志さん「僕が番組に参加したのは400回目の公開録音からなんですけど、そこから考えると、今の僕の状態は600回のときの林原さんみたいな感じでしょうか。実際には重みが違うでしょうけど、600回ってこんな感じなのかなって。積み重ねって本当に大事ですよね。今この場で皆さんに会えているというのは幸せなことだと思います」
改めてお礼を述べたあとは次の曲へ。
保志さんが「こんな楽しい曲ができましたよ!聴いてください!」と勢いよく紹介したのは、今回のイベントと同日に発売された、番組1000回突破を記念した同名CD「Heartful Station」から、めぐさんと保志さんのデュエット曲「tuning love」!
真紅のドレスをまとっためぐさんが登場し、保志さんと2人で軽快なリズムに乗せて歌い始めます。
楽しい曲調のとおり、めぐさんの動きもポップで楽しそうでした。
何より、ライブ初披露となるこのデュエット曲。
2人のハーモニーが生で聴ける貴重な機会に、ファンの方々も満足そうでした。
でも、CDに収録された新曲2曲で作詞を担当しためぐさんは当初、なかなか詞が思い浮かばず苦労したそうです。
めぐさん「私たちから言葉を伝えればいいのか、みんなからの気持ちを表現すればいいのか、まったく軸が見えなかったんですよ。そんなとき、作曲者のたかはしごうさんに電話で『どういう感じで曲を書いたんですか』と尋ねたんです」
そんなごうさんが、ゲストとして会場に駆けつけてくださいました!
普段は表舞台に上がらないというたかはしさんが登場したこともまた貴重です。
「みなさんどうもこんばんはー!」
弾ける笑顔で会場の皆さんと挨拶を交わすごうさん。
たかはしさん「皆さん、隣の方を見てください。あっという間に終わっちゃうので恥ずかしがってはいけないと思うんですよ。なので、ぜひみんなで仲良く盛り上がっていきましょう!」
ここで先ほどめぐさんが打ち明けた、作詞の苦労について語られます。
めぐさん「そもそもデュエット曲の詞を書いたことがなかったので、男性が歌えばいいのか女性が歌えばいいのか、それとも男女の掛け合いなのか、そこでまず悩んじゃったんです」
ごうさん「電話がありましたよね。いつもは『(歌詞のアイデアが)来たよ、来たよ』と教えてくれるんですけど、今回は一言も浮かばないと言っていたのでびっくりしました」
そのような苦労の末に、突然出てきたという歌詞。
新曲「Heartful Station」に出てくる「君」という二人称を、めぐさんは男性が呼んでいるつもりで書いていたそうですが、保志さんやごうさんは女性が男性に対して「君」と言っているように捉えたとのこと。
男女どちらの視点にするかで迷っていためぐさんにとって、どちらにも解釈できる歌詞が書けたのは「大成功ですよ」と手応えを感じていました。
ちなみに、ごうさんはこの歌の収録現場で、めぐさんにこんなイメージを伝えたそうです。
ごうさん「保志さんは歌っているめぐさんのことをずっと見ています。めぐさんは保志さんを曲の合間にチラッと見てください。そこで2人のグルーヴのようなものが生まれるんです」
ところが収録中の保志さんは、めぐさんではなく、あらぬ方向を見て歌っているようだったとか。
ごうさん「でもさすがだなと。ずっと違うところを見ているんだけど、しっかりめぐさんのいる方向を意識して歌っているようだった。いい声でもてるなぁと思いましたね」
保志さんの歌を聴いためぐさんも、「頑張ったどころじゃない、非常にかっこいい!」と絶賛していました。
3人とも大満足な「Heartful Station」を、ファンの皆さんの前で披露するめぐさんと保志さん。
最初は離れていた男女2人が、図書館で同じ本を借り、そして同じラジオを偶然聴いたことがきっかけで近付いていく様子を語るように歌います。
めぐさん「自分から一歩出た先に何かがあるということを伝えたかったんです。まだ続いているこのラジオとともに、長く長く愛していただけたらなと思います」
続いてめぐさんは「負けないで、負けないで…」を歌います。
会場の皆さんを励ますように、温かみのある歌声で気持ちを込めていたようでした。
めぐさん「この曲のジャケット撮影をした日も、今日と同じ抜けるような青空でした。今日も1000回を祝ってくれるような青空のもと、皆さんと会えたことを幸せに思います。口に出すと1000回ってすごいですよね。でも、一回一回を大切に放送できていることがありがたいことだし、すごいことだなと思うんです」
次は「どれにしようか悩んだんですけど、大好きなあの人の曲を歌いたいと思ったのでお届けします」とめぐさんが語る、故・岡崎律子さんの曲「雨の小犬」。
時折目を閉じながら、一言一言の温かさを確かめるようにゆっくりと歌うめぐさんの姿は癒しそのものです。
一方、めぐさんも会場を彩るサイリウムに癒されたようです。
お互いにパワーを充填したところで、お次はアップテンポの曲「青い月の下で」。
「イベントで一度も歌ったことがありません。なぜならデュエット曲だから。恥ずかしがり屋なんですが、1000回ということで快く引き受けてくださいました」という、めぐさんのお相手は、先ほども登場したたかはしごうさん。颯爽と姿を見せ、美声を響かせてくれました。
2人がお互いを見あったり、たかはしさんがソロで歌う間はめぐさんが背中を向けていたりと、曲の雰囲気も相まって大人っぽいムードが会場を包んでいました。
じつに稀な曲と光景を満喫したあと、間髪入れずにCR『新世紀エヴァンゲリオン~最後のシ者~』のイメージソング「集結の運命」をスタートさせるめぐさん。
曲のイントロでめぐさんが自分のドレスを広げたシルエットは、まるで光の羽根を広げたエヴァンゲリオン初号機のように神秘的でした。
曲の間も、情熱的に踊りながら、力強くも華麗に歌いあげます。
ちなみにこの歌詞には、シンジ、アスカ、レイをはじめ「エヴァ」のキャラクター名が随所に隠されているのが特徴。
作詞を担当しためぐさんは「我ながらよく入れたと思いますよ」と振り返りました。
そして最後の曲となりました。
公開録音などで歌うことが多かった「www.co.jp」は今回はお休み。
それに代わる曲は『スレイヤーズEVOLUTION-R』の最終話エンディングテーマ「JUST BEGUN」。
めぐさん「『ずっと続いていく』という歌詞が入っていて、このラジオにピッタリな曲です。聴かなくなった人が7年ぶりに戻ってきたり、かと思えば中学生からの葉書が来たり。なんとも不思議な空間のまま、ずっと回を重ねています。いやなことも大変だったことも過ぎてしまえば大事な思い出。『あのときは子供だったけど大人になっちゃったんだな』と思い返すのは後ろ向きなんじゃなくて、これからもずっと続いていくんだという力にしてほしい」
めぐさんは「ずっと続いていく」という詞を歌うときは特に、ラジオをこれからも続けていきたいと、歌詞を強調して願いを込めているようでした。
続いてほしいのは番組も、そして今回のイベントも同じ。
少しでも長くめぐさんと楽しい時を過ごしたい、そんなファンの皆さんによってアンコールが沸きました。
そして衣装チェンジをしためぐさんが、『スレイヤーズNEXT』のオープニングテーマ「Give a reason」のイントロとともにステージに再登場。
服はガラリと雰囲気を変えて、フリルやパフスリーブがかわいらしい白いトップスに、下はデニムのショートパンツにブーツで活発な雰囲気になりました。
そんな衣装について「頑張ってみました」と照れ笑いを浮かべるめぐさん、対して会場からは「かわいい!」とあちこちから聞こえてきます。
めぐさん「結婚して子供が生まれたり、大学に行ったりとかで生活環境が変わってしまったにも関わらず、こちらを気にかけてくれているのはありがたいなと。私が産休明けで『Meet again』のCDを出したとき、『林原さんも忙しいだろうし生活も変わって大変だろうから言えなかったけど、やっと歌ってくれるんですね』というお葉書が来たんです。私の生活まで思いやってくれる、家族じゃないけど家族みたいだというか、本当にありがたいですね。どうお礼をしたらいいのかわからないので、『とりあえず元気です』と放送を重ねていくことが皆さんへの恩返しになるんだろうなと思っています。だから来週からは普通に1001回目の放送をすると思いますが、このお祭り気分は一生の宝物だと思うので、くじけそうになったりイライラしたときには、この公録のことを思い出してほしいです」
感謝してもし足りない、そんな思いがめぐさんの言葉から伝わってきます。
そしてとうとう本当に締めの曲。
めぐさんがお祭り気分と言ったように、最後は出演者の方々全員で「虹色のスニーカー」を歌うことになりました。
竹崎さん、たかはしさん、日髙さん、保志さん、そしてめぐさん。
曲の前に、出演者の皆さんが今日の感想を話してくれました。
竹崎さん「僕は18年前に、セガに就職するために実家の神戸から東京に生活圏を変えました。そして上京から間もなくして『Heartful Station』に出ることになったんです。それからほぼ毎週出られている、そのことをすごくありがたく思いながら、今日ここにいます。ありがとうございます」
日髙さん「めぐの歌っている姿を見ながら、私とめぐが出会ってから今日までのこととか、色々と思い出しました。あえて言わせてもらうと、私とめぐは性格や考え方が全然違うところもあるんだけど、そこが年代を経ていくにつれて近くなったり、『違うけどその考え方はすごくわかる』と思えるようになりました。こういう友達って、学生時代の友人でもなかなかいないかもしれないと考えたら、これからも林原さんとは仲良くしていきたいなという気持ちが深まりました。そう思えたのは今日、ここに来られたからです。本当にありがとうございました」
ごうさん「僕のことは誰も知らないだろうし、アウェイかなと思っていたんですけど、皆さんの笑顔が緊張をほぐしてくれて。幸せだなと思いながら歌わさせていただきました。今日は本当にありがとうございました」
保志さん「皆さんの温かい声援が嬉しいんですが、正直、緊張しちゃうんですよ。だから始まる前はどうなることかと思ったんですけど、本当にいい雰囲気で良かったです。この場に来られたことが本当に嬉しいです、ありがとうございます。これからもよろしく!」
そして、たかはしさんから、10分前に決めたという一大発表がありました。なんと、メグッチのために「大丈夫!」という曲を書くと宣言!
めぐさん「えぇー! 怖いなー、私は詞を書かないからね」
ごうさん「メグッチが書きますから! これだけの方々の前で言っちゃったので作りますよ。……あ、ホシッチとのデュエット曲か!」
ノリノリのごうさん、果たしてどんな曲になるのでしょうか、今後の展開が俄然楽しみになってきます!
そして締めは、めぐさんのコール。
「1000回は通過点!これからもこの曲をかけていくよ!『虹色のスニーカー』!」
めぐさんたち、そして会場の方々も一緒に、思い思いに歌う「虹色のスニーカー」はめぐさんが言う「一生の宝物」になったのは間違いないでしょう。
にこやかな笑顔で歌う竹崎さん、大きくジャンプするたかはしさん、手を振って盛り上げる日髙さん、イベントの充実感を噛みしめるように歌う保志さん、会場の皆さんにマイクを向けつつ元気いっぱいに歌うめぐさん。
明るさでいっぱいになった会場は、「Heartful Station」の今後を示しているのかもしれません。
めぐさん「たくさんの人が一つになる感じって、人生の中で何回味わえるんでしょうね。一度も会ったことのない人がいるのに、一個の気持ちで一つにつながるって、すごいね。1000回は通過点と言ったけど、こうしていざイベントをやってみると、やっぱりすごいことなんだなって。1000回を通過しないとここには立てないんだなって、ちょっと誇りに思いました。ひとえに皆さんの応援があってこそ、本当にそうなんだよね」
めぐさんから皆さんへ贈られたメッセージとともに、3時間以上にわたる盛りだくさんの1000回突破記念イベントは終わりを告げました。
ですが「Heartful Station」も、めぐさんの活躍もまだまだ続きます。
これからも応援をよろしくお願いいたします!
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