アシュラ日記
東映 映画「アシュラ」公開中

秋山ジョージ原作
「アシュラ」
およそ40年前、発売当初は、有害図書していまでされ、発禁にまでなった作品をなぜ、今…?
とても、強烈で、覚悟のつまった作品だと思います。

アフレコは去年の12月でした。
主人公、アシュラには あの野沢雅子さん。実は、ガチ共演は初めて。
台本にひときわ輝く野沢さんの名前。
そして僧侶役に北大路欣也さん(言わずと知れた白犬お父さんって失礼かしら)
私は北大路さんとのからみシーンはなく、直接お会いすることは叶いませんでしたが…。


アフレコ当日
アシュラが叫ぶシーンはただただ胸が張り裂けそうでした。
同じスタジオで、同じ空間で野沢雅子さん(マコさん)とお仕事できて本当に幸せです。
あまりの叫びに「喉を傷めたことはないんですか?」の問いに、
マコさんは「うーーーーーーん」としばらく思案して、「えっとねえ…ない!!」だそうです。「喉強いのよ私。」と笑ってらっしゃいました。いやいや、強さの問題ではないかと…。
心身ともに強靭であり、それでも、日ごろの立ち振る舞いは柔らかく、チャーミング。
後日談、夜、環七を大声で歌いながら自分の車で走行して、排ガスで炎症したことはあるそうです(つうか、仕事じゃないし)

人を驚かせ、衝撃的な映像を入れ込むための「シーン」ではなく、
全てのシーンが必要であるがゆえの「シーン」
見るものに媚びず、伝道であろうとするスタッフの姿勢に感銘を受けています。

私はこの作品の中で、「わかさ」という女性を演じます。
餓え、渇きの時代。人が人の心を失いかける、極限に立った時。人の道は、
どうあるべきなのでしょう。何ができるのでしょう。
決して気楽にみられる作品ではないけれど、是非触れてください。

ちなみに
マコさんはテレビ創世記からこの世界にいるけれど、こんな作品、こんな役は初めて。
本当に声優をやっていて良かったと、思っていますと語られていました。

テレビ創世記…
凄いなあああ。本当に。凄い。




2012年9月6日
先行試写会の舞台裏


「アシュラ」公式HP http://asura-movie.com/

先行試写会記事 http://www.toei.co.jp/release/movie/1200435_979.html ほか…。