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What's 「BKK to NRT」?
●昨年12月23日に「Poo(プー)Chuai mad noi(チュアイ マッ ノーイ)」(テレビ東京系毎週月曜17時30分より放送のアニメーション『あにゃまる探偵キルミンずぅ』オープニング&エンディングテーマ)の両A面マキシシングルにて日本デビューを果たし、オリコンデイリーチャートでは初登場9位という、「新人離れ」とも言える成績を記録したタイの大人気双子アイドルユニット、“Neko Jump(ネコジャンプ)”。そんなNeko Jumpの、タイで制作/CD化されたタイ語楽曲を収録したアーリー(初期)ベスト盤が、日本限定発売の特別企画盤としてリリースされることが急遽決定!
タイ本国ではどれも大変有名な楽曲にて構成された聴き応えのあるフルアルバムにて、秘蔵の「最終兵器」がいよいよ本格的に日本上陸を果たす。

●アルバムの構成的には、'06年10月18日発売のデビューミニアルバム『Neko Jump』から5曲、'07年10月10日発売の2ndミニアルバム『Joob Joob(ジュブジュブ)』から5曲の計10曲に加え、それらの楽曲を音源として使用した日本人DJの手によるリミックスナンバーをボーナストラックとして収録。
じつは、タイではCDを延々と追加製造し続けるという風習が存在せず、ある一定期間における生産/販売が終了するとそのCDは事実上の廃盤となってしまう(!)ため、タイ盤の『Neko Jump』と『Joob Joob』はタイ本国でもすでに入手不可能。最近Neko Jumpのファンになったという人たちのあいだでは、そのどれもが喉から手が出るほど欲されている「レア音源」であり、今回のアーリーベスト盤のリリースはそうしたファンたちへの一種の「救済処置」ともなるはずだ。

●日本では「Poo」「Chuai mad noi」という飛び抜けたポップチューンのみが先行して紹介されたが、アーリーベスト盤内にはしっとりと歌い上げるバラードナンバーも複数収録されている。それらを聴けば、Neko Jumpが単にカワイイだけのアイドルではなく、優れた歌唱力と類い希なる表現力を併せ持つ実力派ツインズ ユニットである事実に驚くこと必至である。
なお、タイでの3rdアルバム『Lady Ready !』('08年10月14日発売)からNeko Jump の所属レーベルがRS内の“KAMIKAZE”へ移行したため、以降は楽曲や衣装、メイクなどの雰囲気が少なからず路線変更されている。つまりは今回企画されたアーリーベスト盤は名実共に、タイ本国におけるNeko Jumpのふたりにとっての「初期集大成」盤と言うことができるだろう。

●ちなみに、CDジャケットのアートディレクション&デザインワークは、グラフィック、ムービー、プロダクトなどのさまざまなデザインを行う超人気デザイン集団、“GROOVISIONS(グルーヴィジョンズ)”が担当。FPMやRIP SLYME、レミオロメンといった、ハイセンスなアーティストのCDデザインでも知られるGROOVISIONSとNeko Jumpという、「異種格闘技戦」的な組み合わせも要注目ポイントのひとつとなっている。

text by Masahiko ASANO


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