ある日、東方院行人は、父親とのケンカをキッカケに、勢いで家出をしてしまった。
船に乗り込んだまでは良かったが、うっかり船から転落。
100年に一度級の大嵐に遭い、数日間の漂流の末、ここ"藍蘭島"に辿り着いた。
でも、この島、ちょっとヘン。・・・というのも、この藍蘭島は、女の子だけの島だった!!
行人を待ち受けていた、うらやましすぎる(?)運命。
―これは、島で唯一の少年のハプニングだらけの記録である。
 あやねの母・ちづるに大根を届けるため、彼女のいる海龍神社を訪れた行人とすずは、あやねの姉・まちに出会った。 まちから、どこかへ行ってしまったあやねを見つけてくることを依頼されたすずは、張り切ってあやねを探しに出かける。 なぜなら、あやねを見つければ、すずの大好物であるちづる(まち・あやねの母親)特製豆大福を20個もらえるからだ。
  その後、豆大福ほしさに異様に殺気立ったすずによって、あやねはあっさりとおびき出された。 だが、すずがまちに買収されたと知ったあやねは、豆大福30個を条件にすずを味方に引き入れることに成功。 今まで散々姉に苦しめられていたあやねは、その日々に終止符を打つべく、まちの弱点を見つけたいらしい。 そこで彼女は、早速すずや行人たちと手分けして島民に聞き込みを開始する。はたして、まちの弱点とは?そして、あやねは姉に勝つことができるのだろうか?
 ある日、すずと行人が山道を歩いているとき、すずが足を滑らせ崖から落ちてしまった。 幸い大きなケガは無かったものの、見ればすずがぶつかった地蔵が壊れている。 そのことに、すずはひどくうろたえていた。なんでも、その地蔵には100年前の悪霊が封印されているというのだ。 だが、行人はお化けや幽霊を信じないタイプ。彼は怖がるすずをなだめ、不安を取り除こうとするが、彼女はただ怯えるばかり。 そんな中、地蔵から出現した怪しい影が、すずの家に近づいてきて……。