双葉恋太郎…関智一さん
白鐘沙羅…水橋かおりさん
白鐘双樹…門脇舞さん
――2月のバレンタイン・ライブのときに、『フタコイ』のプロモーション映像が出ましたが、あのときは作品内容を把握されていたのですか?
水橋
門脇
何も知りませんでした(笑)。
門脇 第1話~第9話までの部分が入っているというのは、プロモーションを録る日に教えていただいきましたが、内容については何も。
水橋 どこのシーンなのかということも言われなかったよね。
門脇 なぜ泣いているのかも知らずに泣いていました(笑)。
――今回の『フタコイ』は敵がいますが、イカファイヤーという敵の形状や、実態を知ったときの率直な感想を聞かせていただけますか。
いや意外と、そんなに驚かなかったですね(笑)。僕は元々の『双恋』を知らないので、「ああ、こういうもんなのかな」とわりとすんなり受け入れられました。
門脇 私も、特に違和感は……(笑)。特に感慨とかはなくて、「ふぅん」っていう感じでしたね。
水橋 ただ、私はスゴイ勘違いをしていて……。このお話の主役は自分たちだと思って慢心していたら、イカでした!
門脇 イカ主役!(笑)
水橋 あんなにたくさんのシーンに出てくるとは思わなくて(笑)。時々出る程度なのかなと思っていたら……。すごいよね! イカにチカラ入れてます!
門脇 イカが悪い部分を全部担ってるなぁって感じです。
――イカの再登場は予想してましたか?
水橋 してなかったかも……。昔そんな奴が攻めてきて、恋太郎のお父さんが戦って、それで亡くなったという、思い出の中のイカ話なのかなと、最初は思ってました。
門脇 私もそう思ってました。イカは過去のものかと……。
僕はその辺の話は最初に聞いていたので、再登場するのは知っていました。
水橋 でも、実はイカ、第1話でこっそりいっぱい出てたんですよね。
門脇 うん、形状は違ったけれどね。
水橋 気付いてなかったです、全然……(笑)。
――関さんは『フタコイ』からの参加ですが、アフレコ現場では、『フタコイ』ならではの空気というのは感じられましたか?
そうですね。 双子がいっぱいいるっていう……(笑)。双子の“役”をやっているんですけれど、今日来てた綱掛さんと伊月さんは、普段の会話から、ちょっとユニゾンになってたりして……。
水橋 あの2人はねー、すごいですよ、もう(笑)。
良い感じに、双子風になっていたりとかしてましたね。こういうのって、あんまりないですよね、ほかの現場では。
――これで、アニメの『双恋シリーズ』はいったん終了しますが、沙羅と双樹……長い間付き合ったご自分のキャラクターにメッセージを送るとしたら?
水橋 なんだろ? がんばったねって言うしかないかな。ただ、私は公彦さんは悪くないと思うよ?(笑) いい人なんですよ、本当は。「沙羅ちゃん、お見合いで結婚するけれど、将来は幸せだよ」みたいな感じ。公彦さんと結婚しても、今度は4人でおもしろおかしくすればいいと思うんですよね(笑)。3という数字にこだわらず、どんどん増やしていけばいいじゃんと思ったり、ね。
門脇 双樹ちゃんは……、何も言うトコないですね。出来た子です。
水橋 コロッケ食わしてくれって言っといて(笑)。本当、双樹ちゃんには、言うことないよね。
――最後に、ファンの方へメッセージをお願いいたします。
以前の『双恋』を僕は知らないで参加したんですけれど、楽しかったですね。自分で出演しながら、知らない人でも結構楽しめる内容になっているんじゃないかなと思いながら収録していました。ただ、僕の『フタコイ』はこういう『フタコイ』でしたけれど、もしかしたら、ずっと応援してくれている人の中には、こんなの『双恋』じゃないって思う人もいるかもしれないと思います。そういう人には、逆に今までとは一風違う部分を楽しんで頂ければ嬉しいですね。そして、初めて見た人は、ちょっと外れたところからの入門になるかもしれないんですが、ここから本筋を楽しんでもらうのもいいんじゃないかなと。いろいろな楽しみ方ができる、多面的な作品になってると思います。しんみりした、いい話が好きな人も楽しめるし、アクションが好きな人も楽しめるという意味では、非常に優れた娯楽エンターテインメントではないかなと思いますので、何回も見て楽しんでください。
門脇 本当に長くシリーズ通して、沙羅ちゃんとずっとお付き合いしてきたんですけれど、こういう場があって、それを見てもらえることになって、自分でもうれしい作品ができあがって良かったなと思います。末永く、何回も楽しんで、キャラクターを見てくれればいいなと思います。
水橋 言いたいこと、全部言われてしまいました(笑)。おもしろい作品はヘヴィローテーションに耐えると思います。私は同じ作品を何回も何回も何回も何回も見るんですよ。それこそ台詞を記憶するぐらい見ます。恋太郎コーヒー早口とか、覚えたらおもしろい台詞がいっぱいあるので(笑)、覚えて、使ってみたりするのもいいかもねなんて思います。何回も何回も違う角度で、それこそ話の流れとして見るのも良しだし、絵だけ見るのも良しだし、音楽だけ聴くのも良しだし……。そんな感じに、皆さんがヘヴィローテーションで楽しんでくれる作品になってくれればいいなぁと思います。DVD買ったら、売らないでください!(笑)