かなめも

かなめも
ONAIR STORY RELEASE NEWS/SPECIAL
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  作品紹介

 

 

祖母を亡くし、ひとりぼっちになってしまった中町かな。
身寄りのない彼女は住む場所と、当座の生活費を求めて風新新聞専売所に住み込みで働くことに。
そこには、小学生ながら所長代理を務める天野咲妃をはじめ、個性豊かなメンバーが勢ぞろい。
ユニークな仲間達に、ときには振り回され、ときには励まされながら、かなの毎日は賑やかに過ぎてゆく…
 

第13話 そして はじめての…

風新新聞に新人が入ってくることになった。
先輩になるのに自転車に乗れないのは恥ずかしいからと、かなは朝夕に自転車の特訓を始める。ところが練習に励むあまり学校には遅刻気味。放課後は練習のために友達といっしょに帰ることもなく、すぐに下校してしまう。そんなかなの行動を不審に思ったクラスメイトたちは、かなに彼氏ができたのではないかと噂する。

第12話 はじめての人

秋晴れの空の下、商店街主催のフリーマーケットが開催された。風新新聞専売所が売るのは、もちろん新聞! ほかにも、ゆめは手作りのスィーツを、はるかは怪しげな風水グッズを、咲妃はクラスメイトから譲ってもらった様々な商品をそれぞれ持ち寄っていた。今回の売り上げで、念願のエアコンをゲットするのだという。
お昼になってかなは、昼食に行くついでに、釣り銭を確保するために銀行へと向かう。その途中でかなは美華と出会うのだが……。

第11話 はじめての看病

今日も、あいにくの雨模様。気温の変化が激しいから体調に気をつけるよう促す咲妃だが、メンバーは風邪を引くと甘えられたりイイコトがあるよね、という話題で盛り上がっている。そんな中、ゆうきが本当に熱を出してしまい、看病に配達にと張り切るゆめも、オーバーワークで倒れこんでしまった。心配するかなに、あの2人なら大丈夫だと言うひなたと咲妃。2人の言うとおり、翌朝ゆうきは全快。ゆめも順調に回復している様子。しかし、かなが学校から帰ってくると今度は咲妃が体調を崩して寝込んでいた。

第10話 はじめての、気持ち

ある朝、ゆめに呼ばれて台所に言ったかなは、ゆめの秘蔵の甘いものコレクションを披露された。そしてゆめは珍しく真面目な表情になると、かなに自分のことを覚えていてもらいたいと告げ、ロールスロイスに乗って去ってしまう。突然の出来事に混乱するかな。咲妃に事情を尋ねると、ゆめは実家に帰るのだという。このまま、ゆめは専売所からいなくなってしまうのか……!?

第9話 はじめての、ダイエット?

新学期を間近に控えたある日。かなは友人から飼い犬のジョンを一時預かってほしいとお願いされる。友達を助けたい一心で承諾したものの、かなは犬が怖くてたまらない。しかしこのままでは、ジョンの世話もままならない。そこで動物全般と仲が良いゆめに、犬と仲よくなるコツを教えてもらうことになった。かなと同じく犬が苦手な美華も一緒に近くの公園に行ってゆめのレクチャーを受けるかなと美華だったが……。

第8話 はじめての、思い出話

ある日の午後、かなは自分をも上回るという、“風新始まって以来のダメ従業員”ことマリモ姉さんの話をメンバーたちから聞かされる。ところがマリモ姉さんの話をしている間中、なんだか咲妃の機嫌が悪い。遂には席を立って自室に戻ってしまう。気になるかながほかのメンバーに尋ねてみると、みんな何か知っている様子。どうやら、かなが来る1年前の冬の出来事と関係しているらしいのだが……。

第7話 はじめての、お迎え

今日はお盆休み。数少ない新聞休刊日とあって、のんびり、まったりとした朝のひとときを、風新新聞専売所のメンバーは思い思いにすごしている。そんな中、かなは咲妃に、おばあちゃんの初盆なので迎え火を焚かせてもらいたいとお願いする。行事を大事にするのはいいことだという咲妃の賛成もあり、みんなで迎え火やお供え物の準備に取りかかることに。そうして迎えた夜に待っていたのは――。

第6話 はじめての、恐い話

楽しかった銭湯を出ると、雨風がすっかり強くなっていた。いよいよ台風が近づいてきたらしい。
全員で家路を急いでいると、途中でかなが所属する料理クラブのメンバーとバッタリ顔をあわせる。休み中にもかかわらず彼女たちが制服を着ていることに気づいたかなが、何故制服を着ているのかと尋ねたところ、顧問の教師のバースデーケーキを作りに学校の調理室に行っていたとのこと。その集まりに自分だけ呼ばれなかったことを知り、かなはすっかり落ちこんでしまう。
さらにそんな気分のかなに追いうちをかけるように、風新新聞専売所が停電になり……!?

第5話 はじめての、みんなでお風呂

大型の台風が台風が接近しているらしく、非常に風が強くなってきた。
テレビの天気予報によると、どうやら夜には関東地方に直撃コースらしい。
そこで風新新聞の面々は、万が一の場合に備え、配達用の自転車が風に飛ばされないようにロープを掛けたり、専売所の外に置いてあったバケツを中に入れたり、てるてる坊主を作ったりしていた。
夜になって風邪が弱まると、咲妃がみんなで銭湯に行こうと提案。強風で専売所の近くに吹き飛ばされてきた美華も連れて、メンバー全員で銭湯に出かける。

第4話 はじめての、プール

咲妃から配られた販売促進用のチケットの中に、ウォーターランドというレジャープールの入場券を見つけた専売所のメンバーたち。ウォーターランドに行きたいとはしゃぐのだが、はるかがそのチケットで自分たちがプールに行きたいと言いだしたことから咲妃にチケットを没収されてしまう。
しかしプールに行きたい気持ちが盛り上がったメンバーは、自費でウォーターランドに行こうと決断。かなを連れてデパートに水着を買いに行くのだが……。

第3話 はじめての、スマイル

夏休みの登校日。風新新聞専売場からの初登校に、かなは感慨深げな様子。
新しい生活にも慣れてきた……と思ったら、今度はクラスに転入生が。でも、なんだか見覚えがあるような? それもそのはず、転入生の女の子は、初めて夕刊を配った日に出会った久地院美華だったのだ。
下校後、なぜか風新新聞専売所の前に姿を見せる美華。彼女がライバル店の花日新聞専売所で働いていると知った咲妃は、花日新聞に負けないために、かなも新しい顧客の獲得に出なさいと言いつける。

第2話 はじめての、新聞配達

晴れて風新新聞専売所の一員になったかなは、咲妃に連れられて新聞配達の予習をすることに。新聞を配る道順を記した“順路帳”の見方を咲妃に教えてもらいながら、実際に町を歩いてみる。
朝食後かなは、咲妃から、試しに夕刊を配ってみないかと持ちかけられるが、自分は自転車に乗れないと告白。一度に運ぶ新聞の束は小さな子供と同じくらいの重さがあるので、自転車に乗れないと配達はままならない。そこでかなは風新新聞専売所のメンバーに、自転車に乗れるよう練習をつけてもらう。

第1話 はじめての、ひとりぼっち…

祖母を失い、ひとりぼっちになってしまったかなは、生活費を稼ぐためにアルバイト先を探していた。ところが中学生で身元の保証人のないかなを雇ってくれるところは、どこにも見つからない。
途方に暮れたかながトボトボと町を歩いていると、新聞配達員の乗った自転車と衝突してしまう。風新新聞専売所に運ばれ手当を受けたかなは、入口の扉に『従業員募集・住み込み可』の張り紙があるのを見つけるのだった。

(C) 石見翔子・芳文社/風新新聞専売所(C) Copyright King Record.Co.,Ltd. All Rights Reserved.