装いも新たに始まった「みなみけ~おかわり~」。
新しく南家の隣に引っ越してきたフユキ君にちなんで、南家三姉妹座談会では「ご近所付き合いに関する思い出」を追加。
順番にそれぞれの思い出を話して頂きます。
第1回のお当番は、南ハルカ役の佐藤利奈さんです。
佐藤: まず1話といえば温泉。みんな色っぽかったね~。カナは意外と胸が大きくなかった?
茅原: チアキとそれほど変わらなかったはずなのに。
井上: 成長したんだよきっと(笑)。
茅原: 藤岡くんとカナの、温泉での対面はドキドキした。これはもうお嫁にいくしかないね。
井上: そうか、藤岡かぁ。イケメンだし、いいかな(笑)。
佐藤: あと、ハルカが卓球勝負で大人げなかったのも驚いたな。
前はみんなを俯瞰から見守っていたのに、今はみんなと同じ目線になっている気がする。
その変わりぶりに、最初のうちは戸惑ってしまいました。
井上: スタッフさんたちの、ハルカに対する愛によるものじゃないかな(笑)。
でも確かに、前作「みなみけ」から間を置かずに「おかわり」のアフレコが始まったので、そういうキャラクターの微妙なギャップを埋めるのに苦労したかもしれません。
井上: 2話はカナがハルカの番長仲間を増やす話。カナがハルカのために空回りしていたね。
佐藤: その優しさがちょっと食い違ってたかな~。
ハルカは番長じゃなくて学級委員を引き受けるかどうかだったんだから(笑)。
茅原: チアキのクラスでハムスターを飼いはじめたシーンで思ったんだけど、内田と吉野のポジションが以前と逆になった気がするな。
井上: 内田がマコちゃんのようにポヤーッとした感じになって、吉野がしっかりしてきたね。
あ、マコちゃんは若干空気が読める子になってたかも。
佐藤: 「おかわり」になって、いろいろなキャラクターの立ち位置が変わっていて面白いよね。
佐藤: 3話ではチアキが家で友達とパジャマパーティー。
そしてお風呂で肌の触れ合いもあったよね。
井上: 「おかわり」ではお風呂が多いなぁ(笑)。
カナはお風呂上がりの女の子たちを大人にしようと牛乳でもてなしてたね。
あと、パジャマパーティーなんだから早く着替えろと言ったり、やたら張り切ってた。
茅原: チアキはパーティーじゃなくて宿題をしたかったんだけどね(笑)。
井上: カナのおかげでウキウキな出来事が満載の回に(笑)。
茅原: 4話は町内清掃大会の話なんだけど、難しかった!ああいうシリアスな雰囲気は「みなみけ」では珍しかったから、苦労したと同時に不思議な感じもしたね。
佐藤: 以前の回では見なかったご近所付き合いとか、大人たちとの触れ合いとかね。
あと、ハルカがかなり怒っていて、少し心が痛んだなぁ。
アフレコのとき「もっと怒っていい」と言われたときは驚きました。
井上: あんなに怒られるなんて……。ハルカが見てなかったところで、カナたちはちゃんと掃除してたよ? でも、ハルカが怒ったことでキャラクターの人間味が増して、「みなみけ」がリアルな物語になったと思いますね。
茅原: 3話で隣に引っ越してきたフユキくんは曲者だね~。
井上: チアキにとっては気にくわない存在みたいだね。なにかと突っかかってるし。
茅原: 個人的には嫌いじゃないんだけど、アニメオリジナルキャラクターなだけに、チアキとしても茅原としてもフユキの存在は気になるの。
佐藤: 真面目で優等生なんだけど、何か謎なんだよねフユキくん。
茅原: 影を背負っているからね。「みなみけ」には今までいなかったパターンかも。
佐藤: フユキはこれからもチアキと絡むんだろうけど、どうなっていくのかな。
ご近所付き合いに関する思い出はありますか?(佐藤さんの場合)
佐藤: 私は幼なじみが男の子ばかりだったので、すごくにぎやかでしたね。イタズラして怒られたり、誕生日のときにみんなで集まって騒いだり。
でも小学生以降になると、親が転勤族だったのでご近所付き合いもなくなってきちゃいました。
近所に同学年の子供がいなかったのもあるんですけど、仲良くなる前にすぐ引っ越しでしたから。
引っ越し先でも、打ち解けあうためにいい子でいなきゃとか、転校先のクラスで最初に自己紹介するときにみんなを笑わせようとか、いろいろと考えてました。
井上: 転校生がクラスに来てたら「どんな子なんだろう」ってノリが楽しかったなぁ。私も一度、転校生になってみたかった!
茅原: う~ん、私は転校生になったら別れるのが辛くなっちゃうかも。
小さいころだと、転校先でも「どこから来たの~?」って感じでみんな集まってきてくれて、すぐに新しい友達ができるかもしれないけどね。
佐藤: そうそう。あと私の場合は、あえて方言で話してみたりとかしたなぁ。
井上: それは受け入れてもらえたの?
佐藤: 全然。みんないい人ばかりだったよ。
茅原: それなら楽しそうだね~。
佐藤: だから転校生の立場として、「おかわり」でフユキの気持ちがよくわかる。
もしかしたらフユキも、引っ越しを繰り返しているのかもしれないよね。
だから最初は、他人に対して表面的なバリアを張っているのかも……とか。
そんな感じで、フユキは私と重ねられるキャラクターですね。