2014年2月21日から始まったモーレツ乗っ取り計画が、ついにグランドフィナーレを迎えようとしている。約3か月間の乗っ取り計画は、2月22日に封切られた映画、劇場版「モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-」の初日満足度No.1という勢いそのままに、巨大なモニュメントなど規格外の乗っ取りやアイドル達のPR要請に苦戦しつつも、北は北海道から南は九州鹿児島まで全国津々浦々に及んだ。その乗っ取り計画で、あらゆるアイドル、モニュメント、キャラクターなどの乗っ取りに成功し、ついに茉莉香船長はモーレツ乗っ取り計画のグランドフィナーレにふさわしい最終乗っ取り計画の決断を下した。それは、「劇場版モーレツ宇宙海賊」の製作委員会の乗っ取りである。フィナーレに向けて衣装のベルトを締め直した茉莉香船長は、製作委員会のメンバーである株式会社 SANKYOがある上野へ向かった。(その2へ)
今回の乗っ取りは、社名と作品名が書かれた巨大パネルを製作委員会の企業のエントランスの一番目立つ場所にかかげ、受付嬢を宇宙海賊に仕立てるというもの。この受付と受付嬢を乗っ取るという事は、企業の顔を乗っ取ることを意味している。社長も社員も、その企業を訪れるお客様も、全ての人が必ずその光景を目にすることになる。そんな重要な場所を乗っ取る事など果たしてできるのか・・・一抹の不安はあったが、茉莉香船長には確信があった。それは、今回の乗っ取りが成功するということは、製作委員会として劇場版モーレツ宇宙海賊に賛同するアツい想いが、その企業に関わる人すべてに伝わるということ。このグランドフィナーレを飾る乗っ取りは、製作委員会にもモーレツ宇宙海賊にもとても大きな意味があると茉莉香船長は確信していたのだ。必ず成功させなければならないという想いを胸に早速受付で交渉に入る。今回はさすがに一筋縄ではいかない。様々な人と話をしなければならなかった。しかし、粘り強く交渉した結果、ついに、GOサインが得られた。手際よく受付嬢2人を海賊衣装に変身させ、続いて、エントランスの一番目立つ場所に巨大パネルを掲出した。(その3へ)
乗っ取りが完了し、モーレツ乗っ取り計画のグランドフィナーレを迎え、茉莉香船長は、これまでのことを思い出し、全国に点在している日本の面白さを感じていた。そして、その中で手にしたたくさんのお土産と土産話を手に、次の海賊営業に向け、海明星に帰還しようと考えているのだった。
こうして、3か月に渡ったモーレツ乗っ取り計画は、最高の見せ場を作り幕を下ろしたのだった。