アフレコ取材

祖父の遺言により女学院への編入を余儀なくされ、性別を偽り、女の子として学院生活を送る男の子・瑞穂の学園生活を描く『乙女はお姉さまに恋してる』も佳境を迎えている中で最終回のアフレコが行なわれた。
『おとボク』の舞台、聖應女学院同様に女性が多く、最終回の収録前もにぎやかだったが最終回を迎えるのが寂しそう。『おとボク』アニメの復活に期待したい。来年1月からDVDのリリースがスタートするがまずは本編。ここまでハラハラドキドキさせてきた瑞穂の女学院での生活の結末はどうなるのか? まりやと貴子の対決の行方は? など、気になること盛りだくさんの最終回、見逃せません!

■堀江由衣さん(宮野小路瑞穂 役)
1クール全12話ということであっという間ではあったんですけど、世界観がひとつ凝縮された中にいたので、全然短かい間だった感じはしませんでした。瑞穂は、本当は男の子なのに女の子のふりをして女子校に通うというお話で、最初はどうなるかと思ったんですけど意外となじんでいって、周りの人達といろんなことがありながら、ちょっとずつみんなと一緒に成長していけてよかったです。初めてのタイプの役柄だったのでとてもやりがいがありました。現場の雰囲気もよくて楽しかったです。ここまで見てくださった皆さん、ありがとうございました。

■松来未祐さん(十条紫苑 役)
物語自体が段々とまりやさんと貴子さんの関係性などを中心にスポットを当てて進行していく中で、私は紫苑様として常に俯瞰で見ているというか、包み込むような気持ちでみんなのやり取りを見ていました。最後はみんな、まとめて幸せになれて、いい終わり方だったので私は好きです。ぜひ最後まで見ていただきたいなと思います。

■浅野真澄さん(御門まりや 役)
登場人物が女の子ばっかりで、男の子の瑞穂もほっちゃんが演じていて、スタジオの中も女の子でいっぱいで自分も女子校にいるみたいな気持ちで楽しくアフレコができました。私は共学にしか行ったことがないんですが、「お嬢様学校に行くとこんな感じなのかな」とちょっとだけ擬似体験ができて楽しかったです。

■たかはし智秋さん(厳島貴子 役)
「貴子さんって、ツンツンしてるところとかわいいらしいところがあるんだ」とやっとキャラをつかみかけた頃に「もう最終回なんですの? ガッカリですわよ!(桜塚やっくん風に)」とかなり残念な気持ちでいっぱいです(笑)。でも最終回は「最後はやっぱりこうじゃなくちゃ!」という終わり方で嬉しかったですね。乞うご期待!!

■松本彩乃さん(上岡由佳里 役)
ほぼ女性だけの華やかな現場で、皆さんと「最終回までに瑞穂と誰がくっつくんだろう」と想像したりして楽しかったです。あと先輩達に迷惑をかけないように頑張ったつもりなんですけど……かけてませんか?(たかはしさん「大迷惑だったよ」)え~、そうだったんですか?(たかはしさん「ウソウソ。かわいかったし、よかったよ」)ありがとうございます! 周りの方に恵まれたので居心地もよくて、リラックスして演じることができてよかったです。

■神田朱未さん(周坊院奏 役)
毎回絵がきれいで、BGMがのることで、よりリズムもよくなっていて「いいね」とオンエアを見ていて思いました。奏はとてもかわいい役だったのでそのかわいさを堪能しようと思っていたんですけど、徐々に「彼女はきっと芯が強いんだろうな」という部分が見えてきたのが新しい発見で楽しかったです。このメンバーではイベントなどもできてとても楽しくて、また続きもできそうな終わり方だったので、「この先もあるのでは」と期待しつつ、演じさせていただきました。

■後藤邑子さん(高島一子 役)
この現場には最初の頃は女生徒2とかで密かに参加させていただいて、皆さんが楽しそうだったので、「私もあの輪の中に入りたいな」と思っていました。ようやく4話で一子が出てきた時、やっと仲間に入って会話をできたのがうれしかったです。でも5話の台本をいただいた時、いきなり成仏しそうな勢いだったので「えっ、もういなくなっちゃうの?」とビックリしました。確かにあそこで成仏していたら感動的なお話になったかもしれませんが戻ってきてしまいました。成仏はできなかったけど、最後まで学園生活を送ることがきて幸せでした。

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