香月役の神田朱未さんが、毎回1人のゲストと共にお送りする対談企画!!。第1回目は勇治役の吉野裕行さんが登場です。TVを見ているだけでは分からないキャストの皆さんの心の内をここで少しだけご紹介しちゃいます!
――まず、「となグラ!」の印象について教えてください。
神田
「『となグラ!』が『となり暮らし』の略だっていつ気づきました?」
吉野
「僕は第1話のアフレコが終わってから気が付きました。僕の場合、最初に『となり暮らしグラフティ』の略だと思っていたんですよ。グラフティの意味は分かりませんけどね(笑)。誰も『となり暮らしグラフティ』って言わないから『違うんですね、すいません』って肩身が狭い思いをしてましたけど。『となり暮らし』がやっぱり『となグラ』のもとの言葉なんですか?」
――「となり暮らしグラフティ」の略が「となグラ!」だそうですよ。
神田 吉野
「えー、そうなの!?」
神田
「ちょ、ちょっと待ってください! 私、いろいろな取材で『となグラ!』は『となり暮らし』の略だって言っちゃってますよ!?  断言しちゃってますよ、私(笑)。そういうことは事前に言っといてくださいよー!」
吉野
「でも大丈夫ですよ。監督も『となり暮らしの略だから』って言ってましたから」
神田
「えっ! そうなんですか? って話がずれちゃいましたけど、印象についてですよ!」
吉野
「僕は単純に羨ましい関係だなと思いました。そもそも幼馴染がいるという時点で羨ましいですよね。僕には香月と勇治みたいな関係の幼馴染なんていませんから」
神田
「私は、エロカワイイ作品だなと思ってますね。私にはこれくらいHでもイイんじゃないかと思うんです。自分が高校生のときに勇治みたいなことをされたら体裁的に嫌とは言ったと思いますけど、たぶん女の子もそれなりにドキドキはしますよね…」
吉野
「まぁ、でも香月と勇治はお互いに好意を持っている同士だからね。許容できる範囲が広いんだと思いますよ」
神田
「そうそう! 嫌がってはいるんだけど、やっぱり嬉しいみたいな。そんな甘酸っぱさがあって素敵な作品だと思いますね」
 
――ご自分のおとなりさんとの関係がこのアニメのようだったらいかがですか?
吉野
「となりにいる分には大歓迎ですよね。害もないし、何しろ香月みたいなカワイイ子だったら嬉しいじゃないですか」
神田
「でも、あんなにガッツンガッツン殴られてもいいですか? あの世のお婆ちゃんに会ったっていうくらいの目にあってるんですよね?」
吉野
「そうそうそう。渡りそうになりました」
神田
「あー、それでもイイんだぁ」
吉野
「あれぐらいは……。そこはまあ惹かれあうもの同士の交流というか…」
神田
「スキンシップですか?」
吉野
「そうそう! 僕もあれくらい情熱的なお付き合いをしたいもんです」
神田
「私だったら勇治みたいな男の子がおとなりさんだったらちょっとドキドキしちゃう。でも、勇治はよくあそこで止まってると思う。あれ以上強引なことはしてこないじゃないですか」
吉野
「そこは彼のすごいところですよね。普通は、抱きついたらその先へその先へって行きたくなるもんですけどね」
神田
「いつも抱きついて終わりというか、勇治も奥手のような気がするんですよね。だからまあ、今のレベルで接してくるならおとなりさんでもいいかなぁ」
 
――「となグラ!」に出演されたことで学生時代のことを思い出しましたか?
吉野
「普通、あんな楽しいスクールライフはありませんよ。女の子と毎日楽しく過ごせるなんてなかなか無かったですからね」
神田
「学校は共学でした?」
吉野
「中学は共学でしたけど、高校からはほぼ男子校みたいな感じで、一番頭の良いクラスしか女子と一緒に授業できないという高校だったんですよ。」
神田
「じゃあ数少ない女の子はモテるわけですか?」
吉野
「モテてたねぇ!」
神田
「いいなぁ、その高校行きたかったー! そうですかぁ……」
吉野
「だから勇治を見てると周りに女の子がいて羨ましいなと思いますね。神田さんは共学じゃなかったんですか?」
神田
「共学でしたよ」
吉野
「楽しかったんじゃないの?」
神田
「私は残念ながら香月や勇治たちみたいにはいかなくて」
吉野
「共学だったら一緒に登校できると思うんですけど?」
神田
「私の家って高校から遠かったから、友達と乗る電車も違うし、一緒にああやって『おはよう!』なんてなかったですね。」
 
――おとなりさんに関する思い出はありますか?
神田
「おとなりさんではないんですけど、お向かいさんに女の子の幼馴染がいましたね。遊ぶ約束をするときも家の窓を開けて『○○ちゃん、今から行ってもいい?』っていうと『いいよ!』って返事がきて遊びに行くみたいな。中学に上がるまでかな。引越ししちゃったんですよ、その子も私も。そういう子いませんでした?」
吉野
「昔住んでいた家が社宅で同じ棟に住んでる一緒のクラスの子がいて、その子とは良く遊んでました。僕も途中で引っ越して同じように会えなくなりましたけど。いまの実家も、いわゆるベッドタウンみたいなところで全員が引っ越してきて集まった人たちなんですよ。ホント勇治と香月がうらやましいと思いますよ」
 
――渡したかったけど渡せなかったモノ、届けたかったけど届かなかった想いはありますか?
神田
「好きな男の子の家のポストにバレンタインチョコをいれたことがあるんですよ。でも、家に帰ってから母に『アンタ、名前書いた?』って言われたんです。私が『自分の名前なんて書けないよ』って言ったら『あそこの家は男の子の二人兄弟だから、アンタと相手の名前を書かないとどっちにあげたか分からないよ』って言われたんですよ。そういう思い出しかないですね。あと、クリスマス前に彼氏にふられたことがあります。プレゼント買った後なのに」
吉野
「前日とかですか?」
神田
「わりとギリギリ! もう言うなら早く言って欲しかった。でもそのプレゼントは女友達にあげました。あぁ……思い出したら腹が立ってきた! そういうのないですか?」
吉野
「そんな劇的なのはないですけど……」
神田
「まぁまぁ隠すなよぉ(笑)」
吉野
「話がずれるかもしれませんけど、中学・高校とずっと同じ人を好きで、その人には思いを伝えたことがあるんですよ。伝えたというよりは、伝えた……つもりなんですけどね。僕、授業中に伝えたはずなんだけど伝わっていなかったみたいで」
神田
「授業中じゃねぇ」
吉野
「タイミングが悪かったというのもあるかもしれませんけど、そのときは『好きな人いないの?』みたいな話をしていたんです。僕は、『あなたしか見えてないから』みたいなことを言ったんです。当然、授業中なんで話し声は筒抜けでクラス中が気が付いてザワザワし始めたんだけど、肝心のその子には伝わってなかったみたいで(笑)。それはもしかしたら届かなかった想いなのかな?」
 
――香月はいわゆる「ツンデレ」キャラですが、「ツンデレ」のよいところとはなんでしょうか?
神田
「実は『ツンデレ』の定義がなんなのかハッキリとは断言できないんですが、女の子の視点から見ると香月の場合は『ツンデレ』ではなくて『デレデレ』なんですよね。『これもコレも愛情じゃん』みたいな。私から見ればすごいデレデレに見えるけど、勇治から見たらツンデレに見えるんですよね、きっとあれは。でも、女の子ってみんな『ツンデレ』だと思うんですよね。でも、どの感情のときも基本にはLOVEがあることだし、何て言っていいか難しいですけど可愛いことですよね『ツンデレ』って」
吉野
「でも、見てる分にはいいですけど、そういう子は恋愛対象としては非常に大変ですね。そんなに女心が分かるんだったらコミュニケーションも楽しくできるんでしょうけど」
神田
「男の人って分からないんですか?」
吉野
「全然分からないですね。誰が誰に好意もってるかなんて。言ってくれなきゃ分かんないんですよ。だから、態度が冷たく感じても実は好意を持っていたなんて分からないですよ」
神田
「じゃあ香月みたいな態度をとられたら、嫌われてると思っちゃうんですか?」
吉野
「まぁ、いつも怒られてるし、あんまり近づかない方がいいのかなと思いますよね」
神田
「ガーーーーーン! ダメですよ男がそんなんじゃぁ!」
吉野
「だから、イイ男はそういう女心が読めるんじゃないですか? そういうところが見えてくるといいんですけど、大人になってくると皆さん使い分けが上手になってきて隙もなにもあったもんじゃないですしね。分からないんですよそこまでは」
神田
「ウソをつくのも上手になりますしね」
吉野
「そうそう、だからアレぐらいの年頃の時期はみんな素直で本当にうらやましい。神田さんは自分のツンデレ加減でマズイところがあると思いました?」
神田
「女の子もけっこう素直になれないもんなんですよ。だから、ツンとしてても『好きなのに』と思うところはあるはずですよ。たぶん。好きだからあまり近寄れないこともあると思うんです。だから、『となグラ!』を見て勉強してくだほしいですよね。こんなのも愛情の裏返しなのよというのを見て欲しいですね」
 
――楽しいお話、悲しいお話、いろいろと盛り上がった対談でしたが、お疲れのところありがとうございました。今回の対談はいかがでしただしょうか?。
神田
「けっこう男女のギャップが分かってショックを受けたところもあるんですが、男の子との対談は面白いですね。いつもは女の子とばかりなので。だから、これからは『吉野さんはこう言っていたけどどう?』っていう話のフリをしてもらえると面白いんじゃないですかね。毎回違う恋の話ができると思うと楽しみになってきました。今回も想像と違う答えがいっぱい返ってきたので。」
吉野
「それを聞くと一回目に対談したお陰で、皆さんから批難を浴びそうで怖いですね(笑)」
神田
「次回からは、みんなの思い出話やら苦い話を『となグラ!』と関連させつつちょっと違う視点でお話が聞けたらいいなと思います」
 
第一回目から大盛り上がりのうちに終了した今回の対談ですが、キャストも皆さんもそれぞれ「となグラ!」から思うところがあるようです。今回は、男女の違いまで話が発展しましたが、次回以降はたしてどのようなお話が聞けるでしょうか! 
次回の対談は有坂初音役の大原さやかさんの登場です。お楽しみに!
次回からは、キャストのみなさんが自分のキャラクターにどれだけ詳しいかを診断する、抜き打ちキャラクターテストも実施します。お楽しみにね!
ここでは、「となグラ!」の対談にお越しいただいたキャストの方に「誰が(第1回)」「いつ(第2回)」「どこで(第3回)」「どんな服装で(第4回)」「何を持って(第5回)」「どんな様子で(第6回)」「誰に(第7回)」「なんと言って(第8回)」「なにをしたら(第9回)」「どうなった(第10回)」という10個の項目を毎週ひとつずつお答えいただいて、最後にひとつの文章を完成させるというコーナーです。第1回目は、神田さんと吉野さんに「誰が」に当てはまる言葉を答えてもらいました。2人が選び出した人物とは!?
誰が 香月が (回答:神田・吉野)
いつ   coming soon...
どこで   coming soon...
どんな服装で   coming soon...
なにを持って   coming soon...
どんな様子で   coming soon...
誰に   coming soon...
なんと言って   coming soon...
なにをしたら   coming soon...
どうなった   coming soon...