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――やはりご自身が通っている学園生活とは違いますか? |
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江里夏 |
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「全然違いますね。私が通っているのは芸能系の学園なので」 |
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神田 |
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「そうなんだ。いわゆる堀越みたいなところ?」 |
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江里夏 |
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「そんな感じですね。でも、この学校、何をやっても自由な学校なんです。フランクというか縛りがないというか」 |
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神田 |
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「ちゃんとお勉強はされてるんですか?(笑)」 |
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江里夏 |
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「いちおう、国語・数学・英語・理科・社会は……」 |
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神田 |
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「やってるのね、安心(笑)」 |
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――大河内望巳はメディア部の部員という設定ですが、どのようなイメージでキャラクターを演じられましたか? |
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江里夏 |
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「見た目の印象では『のんびりしてる感じなのかな』と思っていんです。でも、実際にはバァーって喋る元気のいい部分もあったんですよね。だから、難しく考えずにあえてキャラクターを作らないで、素で演じようと心がけました」 |
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神田 |
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「意外とそうなんだよね。ああいうキャラクターの役ってのんびりしてるときと、リポーターとしてガッと前に出るときとの切り替えが難しいんですよね」 |
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――今回の収録でいちばん印象的なところを教えて下さい。 |
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江里夏 |
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「やっぱり勇治くんの過激な発言は、『これ聞いてていいのかな?』と思ったりします(笑)」 |
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神田 |
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「やっぱり過激な発言なんですか? 現役女子高生としては」 |
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江里夏 |
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「私が幼いのかもしれないんですけど。普通の女子高生ってもっと過激ですよね」 |
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神田 |
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「そうなのかなあ。もう遠い昔のことでさ、いまいち良く分かんないんだけど(笑)」 |
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――では、実際に勇治みたいな男の子がいたらいかがですか? |
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江里夏 |
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「さりげない優しさがあるのでいいと思います」 |
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神田 |
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「触られても?」 |
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江里夏 |
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「いや、それは……」 |
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神田 |
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「のぞかれても!?」 |
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江里夏 |
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「う~ん……。何というか、さりげない一言だけにドキッとしたり」 |
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神田 |
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「『だけ』に(笑)」 |
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――これはみなさんにお聞きしているのですが、タイトルの「となグラ!」はなんの略だと思いますか? |
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江里夏 |
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「知ってますよー。『となり暮らし』ですよね……って、あれっ!? 違うんですか?」 |
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神田 |
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「違うんだよー。ビックリだよね」 |
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江里夏 |
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「雑誌か何かに載ってましたよね『となり暮らし』って。違うんですか!?」 |
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神田 |
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「大半の人はやっぱり『となり暮らし』だと思ってるんだよ。正解はなんだと思う?」 |
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江里夏 |
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「えーっ! ……『となりのグランパ』?」 |
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神田 |
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「『となりのおじいちゃん』だよ、それ(笑)」 |
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江里夏 |
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「ええと……『となり暮らし……グラグラ揺れる心』?」 |
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神田 |
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「長っ! 新しいパターン出たね(笑)」 |
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江里夏 |
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「サブタイトルみたいになっちゃった(笑)」 |
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――これもみなさんにお聞きしている質問です。伝えたかったけど伝えられなかった思いなどはありますか? |
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江里夏 |
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「中学3年生の時に好きだった人に、告白できないまま卒業しちゃって。でもやっぱり思いが残ってたので、高校1年の9月ぐらいに友達経路でメールアドレスをゲットして、告白しました」 |
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神田 |
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「おお~!! すごい具体的な話を(笑)。でも、偉い偉い! がんばったねー。今までの対談でそういうことを答えられた人は全然いないのね」 |
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江里夏 |
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「アッ! 私言っちゃいけなかったですか!?」 |
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神田 |
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「違うの! みんな言いたいけどエピソードがないだけなの(笑)、残念ながら」 |
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江里夏 |
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「なんか、あの時はスッキリしなかったので」 |
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神田 |
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「自分はスッキリしちゃったわけ?」 |
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江里夏 |
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「はい、スッキリしました!」 |
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神田 |
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「こういうのってさ、告白された方が取り残されたパターンだよね(笑)。それあるよね! すごい好きでウワーッと行って、それでこっちはもう落ち着いちゃうんだよね」 |
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江里夏 |
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「相手に悪いなと思いながら、でもスッキリきれいに(笑)」 |
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神田 |
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「小悪魔になれる要素があるよ」 |
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江里夏 |
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「ハイ! がんばって目指します(笑)」 |
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神田 |
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「『ハイ!』って言ったよこの人(笑)。実際色っぽいんだよなー」 |
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江里夏 |
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「ありがとうございます。うれしいです!」 |
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神田 |
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「メイクとかちゃんとしてるもんねー」 |
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江里夏 |
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「はい、がんばりました」 |
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神田 |
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「やっぱり、メイクの勉強してるの?」 |
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江里夏 |
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「はい! 頑張ってます!」 |
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神田 |
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「頑張ってますよねー。……私も頑張ります(笑)!」 |
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――ちなみに、どのくらいの間、想いを暖めていたんですか? |
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江里夏 |
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「1年間ぐらい片思いしてました。中学2年の時に隣の席になって、3年になってクラスが離れちゃって……。そのまま卒業したんですけど、思いが募って爆発しました!」 |
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神田 |
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「キラキラしたいい話だねー。でも、今はお仕事が恋人だもんね(笑)」 |
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江里夏 |
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「お仕事始めてから出会いが全然なくって(笑)」 |
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神田 |
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「仕事はそういうモードじゃないってことかな。……仕事しかしてない私はどうしたらいいの!? ねーねー、どうしたらいいの16才っ!」 |
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江里夏 |
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「やっぱりどっちかですよね。仕事がうまくいくと恋がうまくいかないみたいな」 |
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神田 |
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「大人だぁー!! アドバイスされた~!!」 |
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 江里夏 |
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「これはもう、どっちかなのでしょうがないです(笑)」 |
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神田 |
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「分かりました! ありがとう、先輩~!」 |
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江里夏 |
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「でも、できれば両方ゲットしたいですねぇ」 |
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神田 |
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「ベテランになったらできるのかしらね」 |
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――おとなりさんにまつわる思い出はありますか? |
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江里夏 |
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「3才ぐらい年上の女の子がいたんですけど、ずっとお下がりの服をもらってて。小さい時はそれしか着てなかった記憶がありますね」 |
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神田 |
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「お母さん同士が仲がいいとか?」 |
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江里夏 |
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「アパート自体みんな仲がよくて」 |
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神田 |
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「へぇー! 昔ながらの感じですね」 |
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江里夏 |
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「アットホームな感じでした」 |
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神田 |
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「なんか、そこで可愛がられてそう」 |
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江里夏 |
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「みんなで缶蹴りとかしてました」 |
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神田 |
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「ホントに16才?(笑) 缶蹴りは今でもするんだね」 |
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江里夏 |
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「「します。『ポコペン』とか言ってました(笑)」 |
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神田 |
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神田「あっ、やっぱり言うんだねー! 懐かしくてナミダが出てきた! ポコペン(笑)」 |
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――その頃、仲が良かった子はいますか? |
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江里夏 |
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「誰かと仲が良かったというよりも、その頃は、お兄ちゃんにベッタリくっついてた印象が強いですね」 |
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神田 |
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「ちなみに兄妹はお兄ちゃんだけ?」 |
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江里夏 |
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「はい」 |
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神田 |
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「ブラコンですか?」 |
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江里夏 |
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「あっ、そうですね。意外に『お兄ちゃんお兄ちゃん』って言ってるかもしれないです」 |
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――では、まりえの気持ちを理解できるんじゃないですか? |
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江里夏 |
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「『取られたくない』っていう気持ちは分かりますね」 |
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神田 |
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「お兄ちゃんに彼女ができたときはどんな気持ちだった?」 |
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江里夏 |
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「ちょっとヤキモチ妬きましたけど、『あっ、大人になったんだなー』って思いました」 |
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――――今日の対談の感想をお願いします。 |
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江里夏 |
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「今日はもう、きれいなお姉さんとゆっくりお話しできて、満足でございます」 |
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神田 |
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「この人は16歳で処世術も身につけてるよー!」 |
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江里夏 |
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「それから、大河内望巳ちゃんともども、よろしくお願いしますです」 |
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神田 |
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「とても16歳とは思えない大人ぶりですよねー(笑)。しっかりしてるし、ホントすごいのひと言です(笑)。せっかくなので、今後どんなふうになりたいかだけ、聞かせて下さい」 |
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江里夏 |
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「神田さんのような、貫禄のあるきれいなお姉さんになりたいです」 |
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神田 |
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「あっ、ありがとうございます! 大人だー! すいません、もし良かったらまた恋愛相談に乗って下さい(笑)」 |
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