77年生まれ。00年舞台「元禄仇討ち裏事情~それぞれの忠臣蔵」でデビューし、02年「仮面ライダー龍騎」でお茶の間ブレイク。以後、テレビ&映画&舞台と多方面で活躍。主な映画出演作に「Jam Films 2」、「NOEL ノエル」、行定勲監督作「セブンスアニバーサリー」、堀江慶監督作「キスとキズ」、「娘道成寺~蛇炎の恋~」などがある。
神山高志(16)
この映画の主人公。劇画タッチの超ハンサムボーイ。
本人はたしかな思考の果てに行動しているつもりなのに、どこかでなにかが大幅にズレている。イマドキ珍しいほど人情に厚く、愛する母校の質を向上させようとするが・・・。愛する母校の質を向上させようとするが・・・。
 
「まず漫画本を持って理髪店に行き“この髪型にしてくれ”と。それが役づくりの始まりでした。神山には筋の通った信念があるけど、それがあさっての方向を向いてる(笑)。真面目なことをしてるのに、それがズレていておかしい。やりすぎないようにしつつボケるというそのバランスが難しかったですね。また回りに巻き込まれないのが神山ですが、みなさんキャラが濃いので大変でした。でもこれは『クロ高』です、まともなことでは通用しません」
 
75年生まれ。鬼塚勝也の付き人をしながら18歳時にボクシングプロテスト合格。ロス、タイでの武者修行を経て、NIKEのCMでデビュー。03年リーバイスのアジア全域イメージモデルに抜擢される。俳優業として映画「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」、「ムーンライト・ジェリーフィッシュ」等に出演。須永秀明監督作「殴者」、下山天監督作「忍 SHINOBI」、大谷健太郎監督作「NANA」今秋公開待機中。
林田慎二郎(16)
掛け算どころか引き算さえも手に余るアホ全開な男。ものすごく頭が悪く理解力も皆無。場の空気を読むことの必要性にも気付かない。裏を返せば裏表のない(つくれない!?)まっ正直なヤツでもある。食後の一服が大好き。
 
「原作が大好きでアニメも見てました。けれど出演のお話をいただいたときは正直……映画になるのかよ!って(笑)。でも『地獄甲子園』を見ていたので、雄大さんならなるなと思いました。楽しい撮影現場は多いけど、面白い現場というのは初めて。スケジュール的にそれほどキツくないのに、一日の終わりに笑い疲れるほどでした。僕が笑いをとろうとしてもムリだから、真剣にバカになるしかない。それくらいっすね、僕が心がけたのは」
 
74年生まれ。数多くの自主制作映画に参加し、99年山下敦弘監督作「どんてん生活」に出演。以後「ばかのハコ舟」「リアリズムの宿」「くりいむレモン」と“山下組”へ立て続けに参加。無愛想な表情と、どこまでが狙いか読めない独特の間で強烈な印象を残す。「ヒッチ・ハイク 溺れる箱舟」では出演のほかの編集を兼ね、山口雄大監督も参加したオムニバス「穴」の一編「青春の穴」の脚本も担当するなど、クリエーターの一面も併せ持つ。
前田彰(16)
林田と共に成り行きで神山とツルむ同級生。パツキンが目印だが、クロ高では最上級の常識人でもある。どっちかというと、顔が瓜二つな母親のほうが凶暴!? いつも神山らに自宅をたまり場にされるのが納得いかない。
 
「自主映画の上映会で監督と知り合い、“今回は大役をいただきまして”と冗談をいったら考えてくれたみたいで。いちばん端役からアテていったけどハマらず、上りに上って前田役になった(笑)。最初は自分でも意外でした。ふだんから地味で大人しいので“目立たない”という部分では完璧なんですが、ぜんぜん不良に見えないのが難点。どっちかというとカツアゲされるほうかなと。撮影でずっとシワを寄せていたので眉間がかなり凝りました」
 
55年生まれ。芸暦二十年を超える大ベテラン。「修羅のみち」、「首領(ドン)の女」など人気シリーズも多数。最近の出演作は「丹下左善 百万両の壷」、大林宣彦監督「理由」など。現在「渋谷物語(安藤昇)」、今井雅之監督作「Winds of God(神風)」が公開待機中。
フレディ(不祥)
国籍不明、年齢不詳。伝説のバンド、クイーンのボーカルにそっくりな外国人。なぜクロ高にいるの? なぜ馬に乗ってんの? バイトできんの? とすべてが謎に包まれている。意外と紳士的人物で、葉巻好きらしい。
 
「フレディ役と聞いて? 俺がビックリしたよ(笑)。まず台本を読んだけど分からなくて原作とアニメを見て、ああこれは『スネークマンショー』の世界だと思った。パロディっぽいショートストーリーの連続というね。それで原作のフレディの真逆にデフォルメしようと肌を焼き、撮影前の十日間で集中して筋肉をつけた。衣装もいちおう自前だし(笑)。うちの子はもちろん須賀君を知ってるけど、俺のキャラクターのほうがウケてるよ」
66年生まれ。平成4年、UWFインターナショナルにてプロレスラーデビュー。その後、様々な団体を経てフリーとなり、PRIDE等、格闘技、プロレスなどのあらゆるリングで主役をはる。その一方で、テレビ、映画などでも大暴れ。
竹之内豊(16)
こう見えて高校一年生で、
三年生からも一目置かれるクロ高のウラ番。しかし彼には“ものすごく乗り物
酔いしやすい”という恐る
べき弱点があった。電車や
バスをクリアする前に飛行機に 搭乗、それが彼の悲劇の入り口。
 
「話をもらったときは、なんで俺なの!? って感じだった。原作を読んだら、姿カタチも違うし。でもほら“クロ高最強の男”というのだけはキチンと出したいと思った。回りがふざけてるから笑いそうになるけど、そこを崩さないように耐えるのが辛かったね。須賀君だって、本当に漫画そっくりだよ。飛行機博物館で撮影する合間に紙ヒコーキを飛ばして遊んでたら、展示物に引っかかって困ってた(笑)。そういうマヌケなところも同じだし」
63年生まれ。ほんこんとのお笑いコンビ「130R」で芸能界へ。最近では、俳優としての活躍も目覚しい。映画の主な出演作は「幸福の鐘」「ナイン・ソウルズ」「スペースポリス」「真夜中の弥次さん喜多さん」。山口監督とは「穴」に続くコラボ。
マスク・ド・竹之内(30代)
修学旅行に向かうクロ高生を乗せた飛行機をハイジャック。その後マスクを被り、竹之内のふりをしてクロ高に潜入する。フェイスクマスクがあまりにナチュラルなため、ときどき外したり付けたりし忘れるのが玉にキズ。
 
「『穴』と『ババアゾーン(他)』を含めたややこしい打ち上げのとき、監督から直接はなしをもらいました。僕は原作を知らなかったんですが、脚本づくりにひとりくらいそういう人間が関わったほうがいいんじゃないかと。それで監督たちと1泊2日で温泉に行き、メシ食うて温泉に入りながらず~っと脚本の話をしました。僕が出したアイデアは、『メカクソシスト』と『宇宙猿人ゴリ』と阿藤快さんのエピソード。阿藤さんの部分は今回のポイントですよね。原作にない部分だし、映画の世界を壊しかねないですから。でも、しめしめって感じ。うまいことやったなーと、監督とは現場で会うたびにニヤニヤしてました。」
74年生まれ。01年「百獣戦隊ガオレンジャー」の主役でお母様層のハートをキャッチ。正統派二枚目俳優として頭角を現す。映画の主な出演作に「マッスルヒート」「巌流島」「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」「Scratch!」「呪戒」などがある。
北斗武士(16)
サラサラの長髪もお似合いな北斗財団の御曹司。理想実現のため学校支配を試みるも、高校を間違えるという致命的失敗をしでかす。その場を切り抜けるための嘘を神山らが信じたため、「地球防衛軍」を結成するハメに。
 
「漫画を読んでいたので北斗役と聞いてうれしかったです。でも山口ノボルもいいな、または竹之内(笑)。須賀くんは、まったく神山なんでビビリました。彼本人を知ってると、役柄がハマリすぎでもうたまんないです。彼の胸倉を掴む場面の写真を撮ったときのことです。僕が鼻先が付くくらいに顔を近づけたら、須賀くんがのけぞって避けたんですね。その瞬間プリってオナラした(笑)。まったく神山じゃないですか。アイツには敵わないと思いました」
72年生まれ。92年「七人のおたく」でスクリーンデビュー。以降、ドラマ、バラエティー、舞台、音楽と多岐に渡って活躍。映画の主な出演作に、「御法度」「TOKYO EYES」「カタクリ家の幸福」「セブンスアニバーサリー」などがある。
メカ沢新一(16)
そりゃないだろ、と誰もがツッコむ機械不良。筋の通った発言の数々は男も惚れる。どう見てもロボットなんだが本人は普通の高校生のつもりなのでタチが悪い。そんなメカ沢くんも、劇中ではある大きなトラブルに見舞われることに・・・。座右の銘は相田みつをの「人間だもの」。なワケねーだろ。
 
秋山竜次(78年生まれ)、馬場裕之(79年生まれ)、山本博(78年生まれ)の三人組。現在日本を吹き荒れるお笑いブーム牽引者のひとり。フジ系のバラエティ番組「はねるのトびら」でメジャーな存在に。本格的な演技はこれが初挑戦となる。
パシリの田中君たち(16)
同級生からもパシリにされがちな気弱な不良。クロ高生としておまぬけヤンキー道を驀進していたが、宇宙猿人ゴリの陰謀にハメられる。「誰でも最強になれるアクセサリー」に操られ、少林寺拳法の訓練に精を出すが。
 
秋山 「元々ひとりの役をムリヤリ三人に振り分けました。3人で“パシリの田中君たち”役。山本と馬場は“たち”役です。セリフの負担が減ってよかったけど」
馬場 「一人だけ出るなんてズルイからさ。でも僕らコントとかやっててよかったよね。すごく役立った」
秋山 「お前いつも笑ってる子どもの役とかばっかじゃねえか。でもこれ特殊メイクに3時間半かかって大変だったよね」
山本 「共演者の方がみんな優しくてよかったよ。パンチパーマの人とかいっぱいいてドキドキしたけど」
秋山 「やっぱり映画が一番でしょう」
馬場 「映画にしろ舞台にしろ、先には人の笑顔が待ってますからね」
山本 「なんかムリヤリいい話にしようとしてねえ?」
69年生まれ。コントグループ「インパクト」のメンバーとして活躍。平成11年解散後は俳優として活動する傍ら、映画・舞台の脚本・演出を手がける。主な出演作に『VERSUS』『あずみ2』ほか。山口監督とは『地獄甲子園』『ババアゾーン(他)』など数多くの作品でタッグ結成。
山口ノボル(16)
ライバル校デストラーデ工業高校一年。番長にしてアフロヘアの強面。ギャグに厳しい批評の目を持つ、深夜ラジオ好きのハガキ職人でもある。人気番組「プータン」も欠かさずチェック、ひとり小声でダメ出しする日々。
 
「監督とこの原作を映画化しようと決めた(誰の許可を取るでなく勝手に)のが約3年前。初稿を書き上げ、本業役者の私が誰にも譲れない役と断言したのがこの山口ノボル役でした。その後ストーリーは2転3転、ついに決定稿まで辿り着いたのが約一年前。そしてついに役者としてクランクイン!気付いたら出番が1シーンになっていた…。あれぇぇ? こうなったら被り物でも何でも出演したれってことで、宇宙猿人ゴリの着ぐるみも被ってみました」
46年生まれ。70年代から俳優としての活動を始め、「殺人遊戯」「蘇る金狼」「野獣死すべし」など松田優作と数多く共演を果たす。最近の出演作にTVドラマ「私の青空」、映画「新しい風 若き日の伊田勉三」などがある。その他、初対面でも心を開かずにはおかない人柄を生かした旅番組などのレポーターには定評あり。
阿藤快
「役柄? そんなの言えないよ! なんだかな~。」
「俺の場合はさ、映画が大好きだから映画の出演依頼は基本的にオッケーなワケよ。なんで俺なんだべ? とは思ったけど。それで須賀君を見たとき、この映画いいなって。真面目そうだけどちょっとズレてる、そのズレ具合がピッタリだなあってさ。分かる? 利口なんだかバカなんかギリギリの線を彼はうまくアレしてたんで。でもこれは王道の青春映画だよ。ただのドタバタじゃなくて。すごくあったかい感じがして、俺は好きなんだよね」
北斗の子分(16)
[島根さだよし]
北斗と共にクロ高に転入してきた、見たまんま地味な男。地味すぎて名前すら知らない。というか知る気もない。
ゴリラ(16ゴリ歴)
どこからどう見てもゴリラなのだが、どうやらクロ高に通っている模様。林田より頭がいい。座右の銘は「バナナ」。
プータン1
[遠藤憲一]
プータン2
[高知東生]
着ぐるみを着たお笑い芸人。芸能界の裏話や大人の事情なんかを包み隠さず話す芸風で爆発的な人気を誇る。神山を筆頭にクロ高でも大人気。
山本一郎(16)
[坂口拓]
神山がクロマティ高校に行くきっかけを作った。しかしクロ高さえも落ちてしまうほど頭が悪い・・・その上、貧乏。
 津田寛治(特別出演)
 小林清志(宇宙猿人ゴリ:声)
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