KING AMUSEMENT CREATIVE | SONIC BLADE

 
 
恵比寿のリキッドルームになんと大人気アニメ「BECK」の世界が登場!!
BECKと大きくスクリーンに映し出され、お客さんが次々と入場。
超満員のリキッドルリームにアニメ「BECK」の主題歌である「HIT IN THE USA」が流される。1000人のハンドクラップは大迫力だ。
「welcome Rock‘n’Roll Classroom」とスクリーンに映し出されると大歓声に包まれた。司会の斉藤さん&ペイジ……、じゃなかった掟ポルシェ&エナポゥ「おまえらなにしに来たんだ!!」と掟が煽る。そりゃあロックのお勉強だろうよ(笑)。
1限目は“10-FEET”登場。熱い少年のハートを持ち続けている奴等だ。一曲目から飛ばしまくる。アクセル全開!!早速ダイブするオーディエンスも。「ライブ初めての奴、手を挙げろ」と言うと、半分ぐらいのオーディエンスが手を挙げる。初めてライブに来る奴も、ライブなしでは生きていけないライブジャンキーも分け隔てなく盛り上げる。トップバッターの役割を120%果たした10-FEETだった。
2限目は「GOOFY'S HOLIDAY」。10-FEETとはうって変わって大人なステージ。パーカッションを含む5人の気持ち良いグルーブがリキッドルームを包み込む。熱量の高い10-FEETとクールなGOOFY'S HOLIDAYの対比が面白い。ロックという言葉の幅広さの一端を見せてくれた。
続いてはBECKの音楽プロデューサー・ヒダカトオル(BEAT CRUSADERS)、劇中の演奏を担当したSENSHO1500(TYPHOON24)と竜介役の上野裕馬、千葉役の大畑伸太郎による野郎対談。「BECKのお話をいただいたときに音楽がダメだったらしょぼいと思っていたけれど、凄くよかったんで」という上野のフェイバリットは千葉のラップ(Tatsuzo from YKZ)。パソコンを売ってまでサントラを買ったという大畑は10-FEETのACTで汗だらけだと告白。上野がすかざず「だからここはliquid roomなんだよ」と言って会場を沸かせた。音楽を始めたキッカケを聞かれ「これから音楽をやるやつは、やめろと言いたい。ライバルは一人でも少ない方がいい(笑)。」とヒダカ。「兄貴のギターをこっそりひいているうちに欲しくなってお母さんにギターが欲しいとねだった」というSENSHO。どのキャラが一番好きかという談義が盛り上がったところでチャイム。
3限目の「UP HOLD」は超低音ゴリゴリサウンド。実にロックらしいロックで始めてみた人はびっくりするくらいの音圧だっただろうか?しかし、BECKにはいろんなタイプのバンド参加しているのだなぁ。
続いては“美女と野獣対談”と称して真帆役の斉木美帆、泉役の丸山美紀とヒダカ、掟によるセクハラ対談。好きなキャラクターはとか一通りの質問の後はヒダカが声優のオーディションを受けていたと暴露。声優二人に好きな曲を聞き出して、「その曲は僕が作っているのは俺だということは把握していますか?つまり僕のことを好きになるかも知れないということです。」とヒダカ暴走ぎみ。歌を歌わないのかとヒダカが二人に問うと「チャンスがあれば是非やってみたい」という丸山にプロデュースしてもらうならどっち?と執拗に迫る男二人(笑)。斉木は歌は歌わなくていいと言うところは真帆と重なるところがあるなどと話しているうちに実はこれは合コンなんだと無茶な展開に入ったところでチャイム。こうして男性陣の陰謀は叶わなかったのだ(笑)。
4限目はお待ちかね「TYPHOON24」登場。BECKの劇中の音楽を担当しているだけに、まるでアニメの中のライブハウスがそこに出現したかのよう。恵比寿にマーキーが、グレイトフルサウンドが出現したかのようだ。 3人の出すグルーブはものすごくタイトで格好良い。「今日から俺とおまえ達とクラスメイトだ!!」とオーディエンスを巻き込む。Tatsuzo of YKZとのコラボ「SPICE OF LIFE」、「like a Foojin」もあり素晴らしいステージだった。
アフレココーナーにはバーボン2杯飲んだという小林監督が乱入・声優陣と絡んで退場。な、なんだったんだ(笑)。思い出の名シーンを生アフレコ。第五話「BECK」からバンド名を決めるシーンと、第三話「MOON ON THE WATER」から斉藤さんとペイジの絡みのシーンを演じた。アニメのシーンが目の前で再現されるのは不思議な感動だった。
5限目は「TROPICAL GORILLA」。トリ前の重要なポジションを軽妙なMCとヘビーかつ、どこまでも陽気なサウンドで会場を盛り上げた。「BIG MUFF」を含む8曲は今イベントで一番多い曲数だけれど、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。
2限目前と6限目の前のmeisterによるDJはスタンダートナンバーから人気曲まで、ロック初心者でも楽しめる選曲で飽きさせず会場を沸かせる。
そして真打ち「BEAT CRUSADERS」登場。お面を会場に投げ捨て、とてもじゃないが文字に起こせないようなMCを連発。相変わらずというかいつも通りというか、お父さんお母さんが眉をひそめるような言葉をヒダカのみならずオーディエンスを巻き込んでの大合唱。JAPANESE GIRL~FEELと4月発売のシングルから演奏。BECKのテーマ曲「HIT IN THE USA」のイントロが演奏されるや、会場中が数えきれないくらいの手手手……で埋まった。1000人のハンドクラップに会場の温度は沸点に達した。長い長いイベントなのにビークルはたった4曲、あっという間に終了。これは何かあるなと期待させられる。
やっぱりスペシャルなサプライズが用意されていた。ヒダカが「たぶん今日しかやりません。BECKの曲の数々楽しんで帰ってください」といい、TYPHOON24からSENSHO1500等を呼び込み「LOVE DISCHORD」をプレイ。BEAT CRUSADERS×TYPHOON24の夢の共演が実現したのだ。もちろん夢の共演はこれだけでは止まらない。劇中でコユキの歌声を担当したDONDONこと平林一哉(ex-HUSKING BEE)が登場して「brightest」そしてSoweluも加わって「FOLLOW ME」、さらにはBECKの楽曲の中でも特別な意味を持つ「MOON ON THE WATER」を歌うと、会場からは感嘆の声が漏れた。
こうして長い長い課外授業の幕を閉じた。
   
   
(C)ハロルド作石/講談社
(C)ハロルド作石・講談社/2004 BECK製作委員会