KING AMUSEMENT CREATIVE | SONIC BLADE

さらら:
「一年の計は元旦にあり!」
ちりり:
「元旦をしっかり過ごすために双六をしました」
くるる:
「たまちゃんのおかげで元旦をしっかり過ごせたね」
さらら:
「コマも回したし、凧もあげたし、カルタもとった。初詣にも行ったし、おみくじも引いた。うむ、完璧だな」
ほろろ:
「たまごドーフがたくさん食べられるよう、神様におねがいしました~」
ちりり:
「大凶……」
さらら:
「これで今年、一年はバッチリだな」
くるる:
「わたしたちは、この日、にんげんさんになる夢をみました」
ほろろ:
「いま、にんげんさんたちは受験シーズンまっさかりです。わたしたちだけ遊びほうけていていいのでしょうか!?」
ちりり:
「わたしたちもお受験にいどむことにしました」
くるる:
「バレンタインデーのチョコレートで合格!」
ちりり:
「お受験とバレンタインデーはあまり関係ない気が……」
さらら:
「受験といえば受験戦争……そしてバレンタインデーもにんげんさんにとっては、戦い……すなわち、このふたつはにんげんさんにとっておなじくらい大事な行事なのだ」
くるる:
「と、いうわけでチョコを作ったんだけど……」
さらら:
「そこには、われわれがよそうだにしなかった試練が!!」
ちりり:
「胸がすごくドギトギしてせんせいさんにチョコをわたせなかったんです……」
くるる:
「でも、せんせいさん、くるるたちが作ったチョコ、見つけてくれたんだよね」
ほろろ:
「わたしたちは、やればできる子だったんだね~」
さらら:
「それにしても……これが恋いというものなのか……」
ちりり:
「卒業……」
さらら:
「ついにこのときがきてしまったのだな……」
くるる:
「妖精界からにんげんさんの星がとどきました……」
ほろろ:
「どりょくが認められました」
さらら:
「しかし、にんげんさんになれば、みんなと別れなければならなくなってしまう……」
ちりり:
「それなら、このままのほうがいいです! って思ったんだけど……」
くるる:
「おせわになったせんせいさんやたまちゃんにこの一年間の成果をみせるためにも、にんげんさんにならなくっちゃ!」
さらら:
「意を決してにんげんさんになることにしたのだが……」
くるる:
「4人でひとりになっちゃいました」
ほろろ:
「一心同体♪」
くるる:
「せんせいさんにおべんとうをとどけるため一心同体のまま大学に行きました」
ちりり:
「化石の発掘をしたり、野球をしたりアイドルになったり、いろいろ楽しかったですね」
ほろろ:
「にんげんさんは楽しかったなぁ~♪」
さらら:
「結局、おべんとうはぐちゃぐちゃになってしまったが……」
ちりり:
「それでも、せんせいさんはわたしたちが作ったおべんとうをおいしそうに食べてくださいました」
ほろろ:
「そのときです! 一心同体だった体がとつぜん光だしたのです!」
くるる:
「気づいたら、もとに戻ってたんだよね」
さらら:
「まだまだ修行がたりないということか……」
ちりり:
「もう一度おべんきょうのやりなおしですね」
くるる:
「うん!」

(C)篤見唯子・エンターブレイン /「瓶詰妖精」製作委員会

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