『謎の!?』イベント
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「謎の彼女X」 BD&DVD購入者招待での『謎の!?』イベントが開催となった。
諸注意のナレーションも「放送委員からのお知らせです♪」と学校生活を思い出すような演出。
OP曲「恋のオーケストラ」にのせてMCの入野自由さんと吉谷彩子さんが登場。
人生初のMCという吉谷さんは「体が震えて緊張してます」。
続いて広橋涼さん、梶裕貴さん、福圓美里さんもステージへ。なお男性キャストが本作品のイベントに出演するのも初めてで、入野さんと梶さんのお二人一緒のイベント自体が初めてとのこと。
まずフリートークのパートで他のキャストから見た吉谷さんの印象を、「最初は口数が少なくて卜部さんの印象が強かったけど、終わった後、食事に行ったらこんな感じで全然違って(笑)」(広橋さん)、
「不思議さが徐々に出てきましたよね」(梶さん)、「広橋さんが一番不思議だと思ってたんですけど……」(入野さん)、「何で~!」(広橋さん)。
また吉谷さんと広橋さんと福圓さんが出演した今年3月に開催したACEでのステージイベント時のことを聞かれた福圓さんは「不思議だった! オーディオコメンタリーを3人でやった時も普段は突っ込まれる私が、二人を突っ込まざるをえなかった。『何だ? カオスな空間は!』って(笑)」。
入野さんと梶さんは収録現場を振り返り、「男性のキャストが少なくて」(入野さん)、「だから役名のないキャラも僕らが兼ね役をやることが多くて。学校のシーンでは、2人しかいない時がよくあって、5役くらいキャラを変えて演じるのが大変だった」(梶さん)。そんなやり取りを現場で見ていた吉谷さんは「そういうのを聞くのが楽しくて。でも私はやりたくないけど(笑)」。
最初のコーナー“『謎の彼女X』お気に入りシーン大紹介”は出演者陣が選んだ名シーンについてトーク。
ここでスペシャルゲストの渡辺歩監督が参加。「今日はアフレコが終わってから随分経って、懐かしくて皆さんの顔を見るとちょっとウルっときたりしています」と話す渡辺監督。
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また福圓さんから「くもったメガネをとるシーンもエロいよね」という意見が出ると広橋さんも「丘はよくくちびるがアップになってましたよね」。監督の「今、観るととんでもないシーンだった」という言葉を聞き、「とんでもなくエロいですよ!」と声を大にした広橋さん。「どきっとするシーンは後半になるとエスカレートしていきましたよね」と入野さん。
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梶さんが選んだのは、第4話で椿と上野の柔道の授業でのシーン。すぐ梶さんが選んだとわかった吉谷さん。選んだ理由に梶さんは「ほとばしるパトス。女子を思いながらもそのエネルギーをどこに発散したらいいかわからない。そんな部分は男子ならわかるはず!」と熱弁。「二人共、全力で柔道やってたね」(入野さん)、「シーンも長くて、他の生徒の声も全部、僕と自由君」(梶さん)。 「体格がいい人とか。あと組み手中の掛け合いも」(入野さん)、「ぜひ家に帰って、BDやDVDで確かめてください」(梶さん)。「シーンとしてたらやだなと思ってたら、吉谷さんがずっと後ろで笑っててくれて救われました」(入野さん)。
福圓さんは、第8話で陽子が両手で持った肉マンに真っ赤になる椿のシーン。「まだ20代の前半なのに日曜日の昼間から家でひとりで肉マンを食べる陽子の物悲しさ(笑)。『お年頃ね~』もいろんなパターンで何回もやりました」。リテイクを出した監督は「若干楽しんでました(笑)」。また初回の収録では「陽子はお姉さんというよりお母さんで、というディレクションがありました」。あと「彼氏がいないのに祭りは誰と行くんだろうなって。たまにはデートとかしてほしいな、と」と話すと、入野さんは「男はわかりやすいけど『謎の彼女X』の女性キャラはみんな謎。丘とか」には一同同意。梶さんいわく「でも男子の理想の女性達ですよね」。
吉谷さんは、第6話の椿が中学時代にずっと片想いをしていた早川と再会し、別れた後に待っていた卜部とのシーン。「『楽しそうに話してたから』、『別に楽しそうじゃないよ』のやり取りが私の恋愛感と似てて。嫉妬の仕方とかもそっくりで入り込んじゃいました」。「僕もこの話数が好き。今までと雰囲気が違って」と言う入野さんに、「心の動きにフォーカスをあてました」と監督。
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「いま見ていても会場の空調の音が聴こえるくらい張り詰めてて。これまでずっと卜部がわからないという、モノローグが続きながらここにきて、こういうかたちで終わって。こんなふうに人のことがわかったらいいなと思いました。夕日もきれいでした」。 ここで原作の植芝先生のお気に入りシーンも披露。第12話のバニーガールの卜部がついたお餅が卜部型になり、椿を囲んで回って踊りだし、最後には包み込まれる夢を見て、目が覚めると思い出してニヤけながら椿がつぶやくシーン。「夢から醒めた椿の『卜部の体、やわらかかった~』のセリフがかわいくて。入野さんの演技の幅に広さに感服した名シーンです」というコメントに照れくさそう。このシーンについて梶さんは「ギャップが激しい、原作らしいシーン」、広橋さんは「私も今回選んだ中にあって。お餅の声は彩子ちゃんが最初に『うーは!』を録った後、みんなで一回ずつ録りました」。
最後は渡辺監督。第13話で陽子から卜部が「弟は誰かと付き合ってるんじゃない?」と尋ねられ、逆に「お姉さんは付き合ってたんですか?」と聞き返す卜部に「付き合ってたよ」と答えるシーンで、監督の「陽子にも幸せな時期があったこと、陽だまりのような天真爛漫さ、照れた卜部のかわいさが凝縮されていて」という理由に、福圓さんも「私もここにしようか悩んで。でも私は兄弟がいないからこんな光景は想像がつかなくて」と言った後、「実は監督は陽子推しだと聞きましたけど?」と振ると、監督は「今だから言えますけど」と笑った後、「『謎の彼女X』はキャストが他に考えられないほど全員ハマっていたなと。先生にもお許しいただけたかな」と満足そう。
その流れで最終回の収録の話題になり、「植芝先生からそれぞれ“謎のおみやげ”をいただいたんです。色紙にそれぞれのキャラを描いててあって、嬉しかった」(入野さん)、「色紙が入っている袋にも“謎のおみやげ”という文字が書いてあって、その字が原作と同じ字で感動した」(梶さん)。入野さんの「また、やりたいね」という発言に全員賛同し、監督も「また機会があればやりたいです。材料もまだたくさん残っていますから。皆さん、応援してください」と客席に話すと大きな拍手がおこった。
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1問目「キャストの皆さんには言ってませんが…私、吉谷彩子は実は○○なんです」。入野さんのヒントの“激しい”に「実は元ヤン」(広橋さん)、「実は肉食系」(福圓さん)、「実は大食い」(梶さん)、「実は酒好き」(福圓さん)と続き、福圓さんの「実はヘビメタが好き」が近いということで正解。正解は「ロックが好き」で、梶さんの「パンクが好き」は司会の入野さんがスルー。クイズ中、ずっと梶さんに厳しいスタンスでいくらしい。
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「卜部、陽子、丘の中でタイプは?」の問いかけに「お姉ちゃん……」と言い掛けると吉谷さんからの痛い視線を感じ、「卜部かな!やっぱり椿に感情移入したし。卜部なくして椿は演じられないな(笑)」。逆に入野さんから「男性キャラでは?」と聞かれ、「椿君。まっすぐで、一途でかわいいし、一緒にいて安心できる」。「エッチなところもあるけど」と言う入野さんに「男の子だからしょうがない」と寛容さも見せた。
ここで唐突に「よだれはいかがですか?なめたことは?」の質問に驚く入野さん、「ないよ!」と大声で否定。「原作を読んで『えっ?』と思った。でも、よだれって悪いものじゃないな。気持ちが伝わるのはロマンチックで」(入野さん)。
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「スタッフ~! スタッフ~!」と呼び込むと、広橋さん、梶さん、福圓さんが選んだ投稿を持って再登場。梶さんの「テスト勉強してないと言いながら満点とるヤツ」に、「私もよくハメられました。翌日、勉強したノート見てショックを」(吉谷さん)、「持久走でもあるよね」(梶さん)。判定は「×」で、両手でチョキチョキのジェスチャーを。
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コーナーEDでは、ゲストながら進行役的な役割をしていた入野さんが「とてもハラハラしました。そんな吉谷さんを皆さんが温かく見守ってくださって」と言うと、「ありがとうございます!」とお礼を述べた吉谷さん。「私、ラジオパーソナリティーは向いてないかも(笑)でも、機会があったらまたやりたいです!」とすっかり楽しんだ様子だった。
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広橋さんと梶さんはキャラにちなんでメガネをかけて登場。吉谷さんは初めての公開アフレコ。演じるのは原作の2巻より第10話で椿が風邪を引いたエピソード。中央スクリーンにコミックのカットが映し出され、それに合わせて出演者陣によるアフレコが行われた。
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丘が卜部のよだれをなめるシーン、梶さんは上野の出番前に男子生徒のガヤも担当など声優の技術のすごさにお客さんも感心。吉谷さんも初の生アフレコながら卜部の恥じらい、かわいさをアニメ同様に演じてくれた。
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