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……イタタタタ……頭が……痛い……。う~む、一体何がどうしたんじゃ……そうじゃ、思い出した!
脚立に登って棚からお菓子を出して食べておったら、うっかり脚立から落ちてしまったんじゃった。
そして下にいた高順とぶつかって……。高順め、とっさに主君をかばうこともできんとは、気の効かぬヤツめ。
まぁよい、気を取り直して菓子でも食い直すとするか。ん、なんだか脚立の段が高くなって登りにくいな。
それに、この棚はこんなに高かったっけ? ……ってなんじゃ? わしの身体がさらに小さくなっておる。
こ、これは一体どういうことなんじゃ!?高順のうつわと入れ替わってしもうたとでも云うのか・・・?
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雪じゃ雪じゃ! 今朝、起きたら雪がいっぱい積もっておったのじゃ!!
それで陳宮と一緒に外に遊びに行こうとしたのじゃが、陳宮は寒がって布団から出ようとせん。
仕方ないからひとりで遊びにいったのじゃが、やっぱりひとり遊びはつまらんのー……ん、なんじゃあれは!?
何か丸くて平べったいものが空に浮かんでおる。あれは確かUFOとかいう異星人の乗り物だったような……
なっ、こ、この光はなんじゃ!? や、やめろ! わしをUFOに連れ込んでどうするつもりじゃぁ~!?
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大変じゃ大変じゃ、あの関羽がこっちの世界に来ておるじゃ!
知勇兼備の名将として名高いヤツじゃが、実のところはとんでもない変態武将でのう。
以前のワシなら相手にとって不足はなかったが、いまはこの通り幼女の姿。
戦うことはもちろん、できることなら出会うことすら避けたい相手なのじゃ。
何ィ、関羽が曹操と組んでなにやらよからぬことを画策しているじゃと!?
このままでは後々面倒なことになるかもしれんな。よし、いまのうちにヤツらをツブしておくとするか!!
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皆さん、私はいま城ヶ島の灯台の前にいます。
ここは晴れた日は眺めもよくて、地元の人たちの憩いの場にもなっているんですよ。
だけど今日はいつもの城ヶ島と雰囲気が違うみたい。風景が写真みたいだし、海には変な怪獣がいるし……。
そもそも私、いつの間にこんな所に来ちゃったのかしら。ついさっきまで、三崎温泉前にいたはずなのに……。
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夏じゃ夏じゃ、海なのじゃ! 今日は陳宮や高順、そしてクラスのヤツらと一緒に海水浴場に来たのじゃ!!
なぜか担任もついてきておるがの。Fカップのクセに布の少ない水着を着ておるから、イヤらしいことこの上ないわ。
巨乳好きの陳宮なんぞは、それを見て大喜びしておったが。
ほかの連中も平べったいチチのクセに、色々な水着を着ておる。実に嘆かわしい。
あんなチャラチャラしたモノよりも、ワシのように学校指定のスクール水着を着るべきだとは思わんか?
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お初にお目にかかる。拙者、関羽雲長と申す。いつの間にかこの国に流れ着き、生死の境をさまよっておったところを、どなたかに助けていただいた。この恩義を返すため、拙者は命の恩人探すことにしたのだ。
しかし、なにぶん見知らぬ国のこと、勝手が違うため手がかりがつかめぬ。途方に暮れた拙者は、疲れ切って海岸で座り込んでいた。そんな拙者の前に、物静かで美しい1人の少女が現われたのだ。
レナ殿と名乗ったその方の真っ白な手にはまごう事無き『桃の缶詰』が・・・・。
嗚呼!『劉備玄徳』殿、それがしいまだ【桃園の誓い】を片時も忘れず。
拙者、この方を貴兄の生まれ変わりと想い、深く忠義を尽くすでござる!!
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呂布じゃ。天下無敵のワシじゃが、実は幾つか苦手なモノがあってのー、そのひとつが早起きなんじゃ。
実は今日も寝坊をして、朝ゴハンを食べそこねてしまったんじゃよ。
幸い、赤兎馬が懇意にしておる漁師にごちそうしてもらったんじゃが、宿敵・曹操のヤツが……
ふぁぁ~ねむい……陳宮、日記の残りは…頼むぞ~……。
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すみません、殿がおねむなので、代わりに私、陳宮が引き継がせていただきます。
えー、この日は身体測定の日でした。私も殿も元は立派な体格をしていたのですが、今はこのとおり小さくなっておりまして……。私はともかく、殿はいまだに小さくなってしまったことを気にしているようなのです。
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