一人自宅に残ったものの、気になって海水浴場に出かけた穹は、溺れた悠に人工呼吸する奈緒の姿を見てしまう。
このまま自分は捨てられると考えた穹は、家を出ることを企てる。
「ここから出よう ハル」というメールを穹から受けた悠は、懸命に穹の姿を探す。
一方、穹は母との思い出が詰まった黒ウサギのぬいぐるみを持って、バスの停留所で悠が来るのを待っていた。
だが、雷雨の中現れたのは奈緒だった。
優しく手を差し伸べる奈緒に、涙ながらに「悠を取らないで」と叫ぶ穹。そのとき、停留所に雷が直撃。
穹の大切な黒ウサギが炎に包まれる。そんな穹の大切な黒ウサギを命がけで助け出したのは、奈緒だったのだ。