KING AMUSEMENT CREATIVE

脚本:荒川稔久 絵コンテ/演出:徳本善治 作画監督:湯本佳典、小菅和久 メカ作画監督:山本佐和子
 <1988>
トウジャCXの操主が広世だと知ってしまった青葉は、モリビト2号で出撃することを拒む。ルイが下操主として両兵とペアを組むが、青葉のパフォーマンスには程遠く、トウジャCXの襲撃からギリギリの所で基地を守っている状態だ。南とルイに一杯食わされ酔っぱらった青葉は、2人に散々クダを撒き、酔いつぶれて眠ってしまう。翌朝、迷いを抱きつつもどこか吹っ切れ、「何もしない自分は一番イヤ!」と、再びモリビト2号の下操主席に乗り込む青葉だった。だが広世は人機を操る術のみを存在意義として、いずれ青葉と戦わせようという静花の思惑の元で育てられてきた少年だったのだ。

 <1991>
 さつきたちが戦いで傷ついていくことに心を痛める赤緒。しかし赤緒は、自分の中に戦うことを押しとどめる何者かがいるのを感じ取っていた。そして赤緒たちを監視するシバは、邪悪な策謀を胸に抱き、密やかな微笑を浮かべていた。

脚本:荒川稔久 絵コンテ:むらた雅彦、徳本善治 演出:後信治 作画監督:高橋勇治、村上直樹 メカ作画監督:中野浩二
 <1988>
「アンタが何と思おうと、人機は人を殺すための道具……」静花の言葉を振り払うように出撃した青葉、そして両兵の前に現れたのは、いつもの古代人機ではなく、モリビト2号の後継機として開発された人工人機・トウジャCXだった。激戦の末、両機は崖から転落し、モリビト2号は脚部を損傷して動けなくなってしまう。密林を彷徨う青葉は、沼にはまってもがいていたところを、孤児だという少年・広世に助けられる。そのころ、アンヘルの基地にも侵入者が。ただならぬ気配を感じた現太が、封印された機体・モリビト1号機の倉庫で出会ったのは、彼とは因縁浅からぬ敵・黒将だった。

 <1991>
 赤緒の見守る前、さつきのモリビト2号とエルニィのブロッケントウジャは人機の群れと戦い続けていた。明らかに劣勢の2人だが、市民を守るため、決して退こうとしない。「アルファーがこんな反応するのはあなただけよ。……もう一度訊くわ、モリビト2号に乗ってくれない?」「ごめんなさい……」南の問いにも、赤緒は目を伏せ、頭を下げるばかりだった。

脚本:荒川稔久 絵コンテ/演出:嵯峨 敏  作画監督:小菅和久  メカ作画監督:山本佐和子
 <1988>
 モリビト2号の下操主として訓練を開始した青葉。しかし、長年の家に籠りがちな生活の積み重ねで、体力トレーニングに全く付いていけず、ルイからバカにされる始末。現太や基地のクルーたちから励まされ、筋肉痛と戦いながらトレーニングに励むが、ルイとの経験差を感じ、気が焦るばかり。「青葉ちゃんも、今できることを一生懸命やればいいんだよ」川本は、そんな青葉に自作のモリビト2号ミニチュアを見せて励ました。ミニモリビトと一緒に川本から受け取った鍵を使い、青葉が倉庫のひとつに入ってみると、そこには人機操縦シミュレーターと室内トレーニングマシンの数々が置かれていた。TVゲーム仕立てのシミュレーターに夢中になり、ゲームをクリアするためトレーニングマシンをこなすうち、着実に青葉の体力は上がっていくのだった。

 <1991>
 出現した古代人機に驚愕する赤緒に、南たちは敵は人類の無差別虐殺を企てる八将陣、そして自分たちには赤緒の力が必要だと語る。しかし、自分の命を守るためでも他人を傷つけたくないという赤緒は、決して首を縦に振ろうとはしなかった。

脚本:荒川稔久  絵コンテ/演出:後 信治  作画監督:桝田邦彰  メカ作画監督:牟田口裕基
 <1988>
 青葉が勝手にモリビト2号に乗り込んだせいで、現太は右腕に重傷を負ってしまう。皆の非難の眼差しに耐え切れず、基地を飛び出した青葉は、回収部隊ヘブンズを名乗る二人組・黄坂南とルイに出会う。気さくで優しい南のお陰で、青葉は徐々に笑顔を取り戻してゆく。一方、基地では川本宏がモリビトの機体に付いた傷から、驚くべき事実を発見していた。現太が負傷したとき、青葉が警告しなければ3人ともコクピットごと狙撃されて死んでいたのだ。南とルナに連れられて基地に戻った青葉は、現太の代りに自分が操主になりたい、と両兵に嘆願する。

 <1991>
 突然、空から降ってきた人機に掴まってしまった赤緒。黄坂南・ルイが操るナナツーに住家である柊神社に連れてこられると、そこにはさらに快活な少女・立花エルニィと、着物姿で大人しい川本さつきの2人が待っていた。「単刀直入に言うわ……ここにいる私たちと一緒に戦って!」南の言葉の意味を赤緒が理解する間もなく、轟音と共に地表を突き破り、古代人機が東京に姿を現した!
脚本:荒川稔久 絵コンテ:よしもときんじ、むらた雅彦 演出:小林智樹 作画監督:仲田美歩 メカ作画監督:松原一之
 <1988>
 訳もわからぬまま人機の操縦桿を握り、敵を撃破した青葉は、ベネズエラの密林、アンヘルの秘密基地へと帰等する。そこで青葉を待っていたのは、ずっと音信普通だった母・静花だった。略取同然の行為を非難する青葉に、静花は自分の目当ては彼女が相続した莫大な遺産だと答える。静花に反抗し、青葉は基地を手伝いながら宿舎で寝泊りすることに。書庫の資料整理中、青葉が発見したのはモリビト2号のマニュアル。メカ好きの青葉は人機の操縦に興味を持ち、そしてある日、両兵と現太に隠れて、古代人機の迎撃に発進したモリビト2号に乗り込んでしまう。

 <1991>
 赤緒を敵と勘違いした両兵の誤解も解け、カップラーメンを挟んで橋の下で向かい合う二人。しかし、両兵の発した「血統」という言葉が、赤緒の心に引っかかって離れなかった。

脚本:荒川稔久 絵コンテ/演出:むらた雅彦 作画監督:細田直人 メカ作画監督:田村勝之

廃墟と化した東京都心部、二体の巨大ロボット――人機が激闘を繰り広げていた。
劣勢を強いられる青い人機のコクピットで、黒髪の少女が呟く。「消すしかない……あの娘を!」


 1988年の日本。プラモ好きの中学生・津崎青葉は、突然現れた女装男に連れ去られてしまった。隙を見て逃げ出した青葉は、自分の居場所が日本とは思えぬ密林であることを知る。彷徨った末、青葉が見つけたものは秘密基地と人機――モリビト2号だった。追っ手から隠れようと、モリビト2号に入り込んだ青葉は、秘密組織アンヘルと古代人機の戦いに巻き込まれてしまう。

 時は変わって1991年。柊神社の心優しい娘・赤緒に、過酷な運命の足音が忍び寄っていた……。

 

(C)綱島志朗/マッグガーデン・アンヘル日本支部