それは・・・双子たちが織り成す恋の物語・・・
主人公は中学3年生の二見望。父親の仕事の都合で幼いころ住んでいた街に一人で引っ越し、親戚のお寺「双林寺」で 生活をすることになる。
かわいい双子たちとの出会い・・・しかしそれはこれから望の身の上に降りかかる、羨ましくも楽しい、そしてドタバタな学校生活の前触れにすぎなかった・・・
1話~5話
/ 6話~10話 /
11話~13話
脚本
金春智子
演出
小山田桂子
絵コンテ
佐藤雄三
作画監督
野口寛明
望の鞄には桜月姉妹からもらったマスコットがすでに10個以上付いている。今日も朝からマスコットをプレゼントされ、戸惑いながらも受け取ってしまう。
その後、一条姉妹と出会い志望校を同じ双高にしたことを喜ばれ、薫子からオススメの参考書を教えてもらう約束をする。望は参考書を買いに行った本屋で優也と出くわし、彼からクリスマスイブの日に薫子に告白するという話を聞かされてショックを受ける。そのうえさらに優也から本当はお前も薫子ちゃんのことが好きなんじゃないかと聞かれるが、ただの幼なじみだと言い返すだけだった。
本屋から出ると薫子と鉢合わせるが、優也の言葉が引っかかり素っ気ない態度をとってしまう。パーティー当日、プレゼントを買いにでかけた先で、偶然、優也と買い物を楽しむ薫子の姿を目撃してしまう。自分には関係ないことだとわかっていても2人のことが気になり、その場から逃げるようにしてパーティー会場へ向かう。会場に到着すると桜月姉妹が出迎えてくれたのだが、どうも様子がおかしい。そこには桜月姉妹の姿しかなく、先に会場入りしたはずの雛菊姉妹の姿や敬介の姿が見あたらないのだ……。
脚本
横谷昌宏
演出
小山田桂子
絵コンテ
眉月 裕
作画監督
馬場健
文化祭がスタートし、「よかったら案内するよ」と誘っていた白鐘姉妹が約束通り望のクラスに遊びにきた。しかし、クラスの出し物であるホラー喫茶に対して、暗いだのほこりっぽいだのと沙羅は文句を言う。さらに、一条姉妹のクラスが行っているマジック喫茶のマジックにも、彼女たちは望の勧めで特別出演させてもらうが、ひょんなことがきっかけで沙羅がネタばらしをしてしまい、舞台は失敗に終わるのだった。
美術室では美術部が出し物で似顔絵屋さんを行っており、望は現場を仕切る愛先生に頼み、絵の上手な双樹にも似顔絵を描かせてあげてはどうかと提案する。望が自分のクラスに戻っている間に、美術部を手伝っていた双樹が軽い貧血を起こし倒れるというアクシデントが起きる。様態がたいしたことではないと知り、みんなが安堵したのも束の間、双樹の大切なパステルが1本足りないことがわかる。
すぐさま美術室に駆け付けるが、ゴミはすべてファイアーストームの櫓の中に投げ込まれた後。その中を必死になって探す望に、そんなことはいいから体調の悪い双樹のそばについててやれと沙羅はいう。だが、あのパステルは双樹が沙羅にもらい宝物にしているものだからと、その後もあきらめずに探し続ける。
一条姉妹、桜月姉妹、敬介も手伝いパステルを探す。そしてついにゴミの中から見つけ出すのだだった。ちょっとだけ望のことを見直す沙羅。しかし、翌日には白鐘姉妹がこの街から離れる日がやってきた。一条姉妹からそのことを聞いた望は……!
脚本
丸尾みほ
演出
辻泰永
絵コンテ
眉月 裕
作画監督
中路景子
模擬試験上位成績優秀者30名の名前が廊下に張り出され、成績優秀な桜月姉妹や一条姉妹の名前の他に、優也に負けたくないという思いで勉強した望の名前が30番目にあった。
夏休み以来、手作りのマスコットをくれたり、傘を貸してくれたりと、望に対して積極的な態度を取る桜月姉妹。そんな様子を見て、3人の間に何かあったのではないかと敬介と一条姉妹は勘ぐる。翌日も桜月姉妹は手作りのパイをもってきてくれたのだが、自分の気持ちがはっきりしない望はこのままでは悪いと思い2人に気持ちをぶつける。
しかし、彼女たちからは「いまとても楽しいから、あんまり気にしないで」といわれてしまう。文化祭で出し物に必要な品物を街まで買いに行く事になった望は、ばったり一条姉妹と会い一緒に買い物をすることになる。そこで、先日双林寺の庭先で知り合った絵の上手い女の子・双樹にそっくりな子を見かけるが、他人の空似だと思いその場はやり過ごす。
翌日、望たちのために描いた絵を持って双林寺へやってきて双樹は、先に雛菊姉妹へ約束の絵を渡す。いまかいまかと望の帰りを待つが、なかなか彼は帰ってこない……突然体調をくずし座り込む双樹のもとへ彼女の体を心配した双子の妹・沙羅が現れ、ふらふらの彼女を連れ帰る。その日から3日間、姿を現さない双樹のことを心配した望の前に、沙羅が現れて……。
脚本
丸尾みほ
演出
辻泰永
絵コンテ
富沢信雄
作画監督
野口寛明
みやびの運転する車に乗って桜月姉妹の別荘へ向かう望たち一行。
海での気まずさから望と一条姉妹はあまりしゃべろうとはしなかった。しかし、ひょんなことはきっかけで3人は仲直りをする。そうこうしているうちに車は桜月家の別荘へ到着。お城のような佇まいに、みな驚きを隠せない。彼らを驚かせたのは別荘の外見だけではく、部屋や廊下もなにからなにまで一流ホテルを思わせるような贅沢な内装だったのである。
その後、桜月姉妹が近道といって教えてくれた生け垣の穴を通り、雑木林を抜け望たちは近くの川へ遊びに行く……雛菊姉妹は砂遊びをし、望たちは釣りを楽しむ。はじめての釣り体験に桜月姉妹は大はしゃぎ。釣り上げた魚はバーベキューで食べることになった。
またしてもバーベキュー初体験の桜月姉妹は大喜び! その日の晩、今までかくれんぼをやったことのない桜月姉妹の為に、望は別荘内で「かくれんぼをしよう」と提案する。隠れる先を探していると、望はある部屋の前に差しかかる。そこは別荘にきたときにワケがあって入れない部屋と桜月姉妹から言われていた部屋だった。望が不思議そうに見ていると背後から「……入ってもいいよ」と桜月姉妹の声が!
「望くんなら、いいの……」という2人に促され、部屋に入った望は……。
脚本
横谷昌宏
演出
小山田桂子
絵コンテ
飯島正勝
作画監督
毛利志乃舞
期末テストの結果が張り出された。このままではみんなと同じ高校に行くことができないと、自分の成績にあきれる望。
帰り道、桜月姉妹の車で送ってもらうことになった望は、彼女たちがこれから夏期講習の申し込みに行くと知り一緒に行くことにする。塾には一条姉妹もいて、彼女たちはそこで小学生時代の同級生、桧山優也と会話を楽しんでいた。優也は望の友人でもあり、久しぶりに彼と話した望は優也が幼い頃の夢を実現させるために航空宇宙学科のある東西大学付属高校を希望していることを知る。まだ志望校を決めていない望は焦りを感じる。
みんなに合わせて夏休みの間、塾へ通うことにした望だが、学力別のクラスのために誰とも同じクラスになれない。一方、優也は一条姉妹や桜月姉妹と同じクラス、ひとり置いてけぼりをくらったような感覚にとらわれる望。
そんななか、優也がペットボトルロケットを飛ばすところを見せてあげるから海にいかないかと提案するのだった。一条姉妹と3人で海に行く約束をしていた望は気を悪くしてしまう。海についても一向に機嫌は直らない。そんな望を心配して、桜月姉妹は車で帰るのではなく自らの意思で望と一緒にバスで帰ると剣持さんに告げる。バスの中、望のことを一生懸命に応援する桜月姉妹は、突然、彼に向かって来週うちの別荘に来てほしいという。
そのことばに自分だけが誘われたと思いドギマギする望だっが……
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