第5話 |
クロマティ高校一年ウラ番、竹之内豊(16)。ケンカの実力、人望の厚さ、どれをとっても一年には右に出るヤツはいない。
だが彼にもたったひとつ弱点があった……。乗り物に酔いやすいのである。そんな竹之内に次々と訪れる試練。
バスでの遠足に参加すれば、リバースしまいと必死にこらえているところを、神山にしつこく話しかけられ
あげくの果てにプリンを食べさせられ失神。失神したらしたで、救急車を呼ばれてしまう。
学校へ帰ってきたら、今度はさらわれた前田を助けるためにタクシーでバース高校に向かうはめに……。
しかも、タクシーの運転手は道をよく知らず、ぐるぐると街を回った末に、結局、クロマティ高校に戻ってきてしまうのであった……。 |
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第6話 |
北斗武士、16歳。北斗グループの会長にしてクロマティ高校の理事長を父にもつ男。
己の腕力と権力を武器にクロマティ高校の支配をたくらむ男である。クロマティ高校に転入してきた北斗は早速、ターゲットを定める。
北斗のターゲットにされた男……それは、クロ高一年のトップ3、竹之内、フレディ(?)、ゴリラ(?)の中心に位置する男、神山である。
父の権力を使い、神山を学校から追放しようと試みる北斗。だが、北斗は神山と一緒にいた林田にとんでもない事実を突きつけられる。
「ウチの学校都立だぜ。理事長なんかいないぜ」
なんと、北斗はクロマティ高校と自分の父が理事長をつとめる学校を間違えていたのである。
うろたえつつも、その場を取り繕うために、北斗はウソをつく。
「俺の父親は日本政府を裏で牛耳る黒幕だ。俺は正義のために父親と戦っている」
こんなウソをついたばかりに北斗は神山や林田にしつこくつきまとわれることになってしまったのである。 |
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第7話 |
デストラーデ工業高校一年のトップ、山口ノボルは激怒していた。
巷で人気のバラエティ番組『プータン』があまりにつまらないからである。
テレビ界の未来を憂いた山口は、自ら芸人としてデビューし、テレビ界を救うため"ある男"とコンビを組もうと考えた。
その男とは、深夜ラジオの投稿ハガキで唯一、彼の上をいくネタを送り続ける男、神山(PN、ハチミツボーイ)である。
コンビを組むべく、神山をつけ回す山口。だが、山口は知ってしまった。神山もまた『プータン』のファンだということを。
ショックを受けた山口は、『プータン』の面白さを研究しはじめる。
おっさんがただ着ぐるみを着て、たわいもない話をするだけの番組の面白さとは……
山口は着ぐるみにおもしろさがあると確信したが、おっさんはあっさり着ぐるみを脱ぐ始末。
結局、山口には、どうしてもその面白さが理解できなかった。
それどころか、気づいたら、『ゲロタン』なんていうなんだかよくわからない番組を見ていたのだった……。 |
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第8話 |
身体検査の結果、メカ沢は『別の病院での再検査』となってしまった。
不安がるメカ沢とともに電気店にきた神山。
メカ沢はそこでメンテナンスを受けることになった。メンテを受けて元気(?)になったメカ沢。
だが、彼のメモリはおもいっきりリセットされていた。そんなメカ沢をほっといて(オイ!)
神山たちは前田の家でフレディの誕生日会をやったり屋形船で竹之内の誕生会やったり(当然、竹之内は船酔い)
またまた前田の上で最強の男決定戦を行ったりと大暴れ。
暴れているうちに彼らは気づいた、自分たちこそ怖いもの無しのクロ高最強軍団なのだと。意気揚々と"最強"を名乗る神山たち。
だが、前田の母の姿を見た瞬間、彼らは恐怖のあまり、言葉を失った。
前田の母の『前田そっくりの顔におばさんパーマ』という最強のルックスに、言葉を失ったのである。 |
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