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第21回 高度経済成長

 第21話では、高度経済成長について語られている。高度経済成長とは、1950年代半ばから1970年代初頭にかけての飛躍的な経済成長のことを指し、この間、「復興への志に起因する労働者の強い労働意欲」や「新たなエネルギー源であった石油が安かったこと」、「円安による輸出拡大」などにより国内の経済は爆発的に成長。さらに、景気の上昇に伴い、国内の消費意欲も高まり、先のコラムで解説した『三種の神器』と呼ばれる家電製品などが売れに売れ、国内需要も高まった。そして、国内需要の高まりに答えるかのように、マイカーブームが訪れ、三輪トラックのミゼットや軽自動車のスバル360などが庶民の足として使われるようになった。
このように景気が上昇を続ける中、1964年には東京オリンピックが開催され、これにともない東海道新幹線や高速道路も建設された。

そしてついに、1968年には国民総生産が資本主義国の中で第2位になるまで、日本の経済は成長。人々に余力が生まれ、娯楽を楽しむ余裕が出てくると、テレビやラジオなどのメディアも発達し、東京オリンピックの前年、1963年にはアニメ版第一作目となる「鉄人28号」が放映され、子供たちの間で一大ブームを起こし、そして、東京オリンピックが開催された1964年には「鉄人28号」の玩具が爆発的なヒット商品となった。
実は、「鉄人28号」は高度経済成長の真っ只中を生きた、高度経済成長の申し子とも言うべき存在なのである。