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第23回 昭和30年代をふりかえる(30年代前半から中盤)

 これまでのコラムでは本作に登場する昭和30年代ならではのアイテムや、事件、出来事について解説してきた。今回は、それらをふまえた上で昭和30年代の主な出来事を駆け足で紹介しようと思う。

まず、昭和30年にはNHKがカラーテレビの実験局を開局。同年は国民的プロレスラー、力道山が一大ブームをまきおこした年でもあり、映画「力道山物語」なども上映され、人気を集めていた。翌31年には、 現東京都知事、石原慎太郎氏の芥川賞受賞作「太陽の季節」が、弟の石原裕次郎氏主演で映画化され大ブームに。作中に登場する若者たちのファッションや行動、考え方を真似する「太陽族」と呼ばれる若者たちがちまたに溢れた。32年にはソ連が人工衛星スプートニック一号を打ち上げ、米ソによる宇宙開発競争が激化。そんな中、日本の復興は着実に進んでいき、昭和33年には復興のシンボルともいうべき、1万円札が発行となり、さらに関東圏に電波を送るための東京タワーも完成。世界初の即席麺「チキンラーメン」や国民車と呼ばれることになる軽自動車「スバル360」などもこの年に登場している。翌年、昭和34年には、皇太子殿下(現、天皇陛下)がご成婚。テレビ放映されるご成婚パレードを一目見ようと、テレビを買う者が続出した。逆に言うと、庶民でも、思い切ればテレビが買えるぐらいに日本という国自体が豊になりつつあったということでもある。

 そして昭和30年代中盤からは、高度経済成長に突入。日本は世界的な経済先進国へと成長していくことになる。高度経済成長真っ只中の昭和30年代中盤から後半にかけての出来事については次回のコラムで紹介する。