KING AMUSEMENT CREATIVE | SONIC BLADE

 
 
 
シナリオ 小林治
絵コンテ 小林治
演出 花井信也
作画監督 日向正樹
「『Beck』にしよう!」

 斉藤の指導でギターと水泳のトレーニングに明け暮れるコユキ。地元の夏祭りで開催される歌謡コンテストでライブ初出演も決まった。一方、バンドに名前が必要だと気付いた竜介だが、彼の考えるバンド名はどれも微妙。結局、千葉の適当な思いつきで「Beck(仮)」に決定する。そして歌謡コンテストの日。心配された雨も上がり、真帆と共に会場へ乗り込むコユキだが、緊張を紛らわすため飲みすぎたベースの亀島が、酔いつぶれてしまった!
シナリオ 小林治
絵コンテ 窪岡俊之
演出 宍戸 淳
作画監督 渡辺和夫
「あのギターは、エディに貰ったギターなんだ……」

 ギターと水泳の練習を始めたコユキ。ところが、竜介から貰ったギターのネックを一瞬の不注意で折ってしまう。
「2度と来るな……!」NY時代の思い出のギターを粗末に扱われ、竜介に絶交宣言されたコユキだが、壊れたギターを見た斉藤に修理が可能だと教えられ、一縷の望みを得るのだった。一方、千葉と共にバンド結成を目指す竜介だったが、彼が目をつけていたベーシスト・平をスカウトするため、英二も策を巡らせていたのだった。
シナリオ 小林治
絵コンテ 浜崎博嗣
演出 三宅鋼太郎
作画監督 高橋 昇
「Moon on the water……
ダイブリで一番好きな曲なんだ……」


 栄二と別れた竜介は、新たなメンバー探しを始める。彼の代理で真帆と食事をするハメになったコユキは、一緒に竜介の住処へ行くことに。満月を見上げてダイブリの歌を歌うコユキに、真帆は大きく心を動かされる。そんなある日の放課後、泉に言わるがまま市営プールを訪れたコユキが出会ったのは、無類のロック好きで元五輪代表水泳強化選手、齋藤という男だった。
シナリオ 小林治
絵コンテ 小林治
演出 小林治
作画監督 松本文男
「コレが……ライブハウス……」

 アメリカの人気バンド「ダイイング・ブリード」のギタリスト・エディとバンドを組んでいたことがあるという竜介。彼のバンドが出演するというライブハウスを訪れたコユキと泉だが、2人がたどり着いたドアの先では、竜介ともう一人のギタリスト・栄二がバンドの事を巡って口論の真っ最中。ハラハラしながら竜介のバンドを待つコユキの目の前、ステージには、英詞でソウルフルに歌う少女……竜介の妹・真帆の姿があった。
シナリオ 小林治
絵コンテ 小林治
演出 小林治
作画監督 堀 元宣
「いつまで、こんな毎日が続くんだろう……
オレの人生は、14歳にして袋小路の中にあった」


 コユキ・本名:田中幸雄は何の取り得もコレといった目標もない中学2年生。その日も、憧れの存在だった石黒泉に水着盗撮犯と誤解された上、町ではヤンキーに絡まれボコられる散々な一日だった。ヘコんだコユキの前に現れたのは、ツギハギだらけの奇妙な犬…BECKとその飼い主、ぶっきら棒に英語を話すロン毛の少年。コユキ・14歳、竜介16歳。
彼らの運命の歯車が今ゆっくりと動き出した・・・。
(C)ハロルド作石/講談社
(C)ハロルド作石・講談社/2004 BECK製作委員会