KING AMUSEMENT CREATIVE | SONIC BLADE

あらすじ
第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話
第七話 第八話 第九話 第十話 第十一話 第十二話
第十三話

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第12話 ココロが留守なだけだった

脚本:大地丙太郎
絵コンテ:長濱博史、平松禎史
演出:そーとめこういちろう
作画監督:田中将賀


 月夜に閃く黒と白の影。鬱蒼たる森を舞台に、自由とフリーシャ・2人の二代目柳生十兵衛同士の激闘が続いていた。岩を砕き、巨木を断ち切る一進一退の攻防……しかし、フリーシャは徐々に自由の剣圧に押されてゆく。

 一方、シベリア柳生のメディカルチームっぽい一団に、手負いの御影を預けた彩だが、「止めりゃあよかった……オレのインチキ時代劇じゃあるまいし……!……インチキ時代劇?」自戒の思いの底から何かを掴み、血戦の場に身を馳せる。後に続くはバンカラトリオWITH四郎JAPAN。「パーパ……ワタシに力を貸して……」清流に佇み、焦燥を浮かべた眼を宙に泳がせるフリーシャ。その前に現れたのは、初代十兵衛ならぬ自由の、そしてフリーシャにとってはニセのパパ・彩。

 「フリーシャ、君に“柳生新陰流・無刀取りの『心』” を授ける……」

 最終回直前・盛り上がりも最高潮のこの状況で、彩の唐突な芝居の意図は?一体?


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第11話 真路を決めるときだった

脚本:大地丙太郎
絵コンテ:宮下新平
演出:宮下新平
作画監督:西位輝実


 原生林の奥深く、自由は古木と化した鮎之介と再会する。 傍らには母・真琴の幻影(=御影)、「300年、道を迷い続けた者たちを救えるのは自由、あなただけ…」と語りかけるが、自由の答えは「私はただ、ここにいたい…」。 二人を見守る喜多歩郎の眼前に、息せき切って現れたホワイトタイガー仁佐衛門、シベリア柳生がフリーシャ十兵衛の手で壊滅させられんと一同に告げる。 怨恨と憧憬、初代十兵衛に対するふたつの相反する感情を振り分け向けるべき相手を見出した喜多、颯爽とニセモノ十兵衛(=フリーシャ)打倒に向かわんとするが、仁佐衛門を追って現れた彩の一撃を顔面に喰らい、あえなく転倒。

 「じゅうべえ…」父親の呼びかけにも無反応の自由。 「ゴーストライターってなぁ、ニセモノに見えるかもしれない。でも…コレが俺の仕事なんだ。菜ノ花彩の本当の仕事なんだ」 深と静まる森の中、彩の言葉が響く。 「自分で決めろ、じゅうべえ…自分の真路は自分で決めろ。失敗したら何度でもやり直せ、お前の一番やりたいと思っていることをやれ」

 「思ったとおりのこと……」彩の言葉に徐々に反応していく自由。 その両目の先には、変わり果てた鮎之介が。 「私はずっと…この子を抱きしめたかった…」自由の頬をつたい、流れ落ちる涙。 その雫が触れたとき、色褪せたラブリー眼帯が再び光を取り戻し始めた…!


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第10話 あの日のワタシに戻ってた

脚本:大地丙太郎
絵コンテ:佐山聖子、宮下新平、長峯達也
演出:そーとめこういちろう
作画監督:田中将賀


 自由が戻ってきた。 彩に頬を叩かれ心が壊れてしまったようにその場から立ち去るってしまう。 姿や物言いは同じ、でもどこか違う…まろやさっちんも、自由の異様な雰囲気を感じ取る。 もはや後戻りできぬ運命に囚われた自由を、身命に代えて守り通すと誓い、連れ去る御影。

 その頃、シベリア柳生のアジトでは、四郎withバンカラトリオJAPANの4人が、虜囚の哀れな宿命か、それともだらしない大人たちを見るに見かねてか、掃除洗濯・おさんどんにと、かいがいしく精を出していた。 すっかり意気投合した一同の前に現れたのは、凄味を増したフリーシャ十兵衛! パニックるシベリア柳生の皆さんに「この二代目柳生十兵衛、父・三巌の遺志を継ぐ……首を洗って待っておれ」と、戦線布告。 もはや打倒江戸柳生どころではなく、慌てふためき右往左往のご一行。

 一方、御影に自由を何処へか連れ去られた彩は、御影の相方・天領によって自宅に足止めされていた。自由を狙う敵は、同じ柳生を名乗る輩であること、そしてその者の名は…「フリーシャ?」天領から知らされた驚愕の真実に、彩の心中は……いかに?


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(C)大地丙太郎・マッドハウス/j2製作委員会