いよいよ圭太が中学を卒業する日がやってきた。
式が終わると、圭太の第二ボタンを求め、あことりこ、そして三日月がやってくる。しかし、圭太の学ランの上着には、ボタンがひとつも残っていなかった。
抵抗する間もなく後輩たちに持って行かれてしまったのだと弁明する圭太だったが、当然三人の気持ちは収まらない。
せめて代わりのものがほしいと、居合わせた三国も巻き込み、「圭ちゃん卒業記念品争奪戦アミダくじ」が行われることに。
一人ひとつずつ希望の商品を書きこんでいった中には、圭太と体育館倉庫で5分間ふたりっきりになる権利も含まれていて……?
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