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FILE3「トム・ソーヤー」
異様な状況を解明しようと、土岐(伊藤淳史)・寺沢(長江英和)・亀田(武怜朗)の三人は「樹海探検」に出た。
そんな折、ネットカフェでは大変な騒ぎになっていた。
鍛冶(利重剛)が、タカシ(北条隆博)を投げ飛ばし、ミク(浦野一美)ら女性陣は恐怖に耐え切れず泣き喚いている。
極限状況に陥った人間たちの、張り詰めていた糸はプツンと切れたようだ。
自称刑事の鍛冶は、一人、終始ニヤニヤしているタカシを、何かを知っている、と問い詰める。
研修医の大沢(戸田昌宏)が冷静にたしなめ、場の空気を収めようとみんなは自己紹介を始める。
色っぽい今井(真野裕子)はバツイチ、ゴスロリの加藤(高橋真唯)はバイト店員…。
森を歩き続ける土岐たちは、マンガ談義で恐怖心を紛らわしている。と、亀田が見つけた不可思議な洞穴がある。
「トム・ソーヤー」を髣髴させるその洞穴に、三人はコウモリや「インジャンジョー」のシーンをイメージする。
物語では、インジャンジョーは餓死して発見されるのだが…その洞穴には、まさに風化した白骨死体と、蝙蝠の骨が転がっていた。
ネットカフェでも、不可思議なことが次々に起こる。
傷だらけの里村(津村鷹志)は、「化け物にやられた」と言う。