FILE1FILE2FILE3FILE4FILE5FILE6FILE7FILE8FILE9FILE10FILE11
FILE4「土岐と遠野」
ふと遠野(KIKI)の部屋に入った土岐(伊藤淳史)は、そこに「トム・ソーヤーの冒険」の本があるのを発見する。
ページをめくると、「インジャンジョーの最期」という章もある。
なんとその挿絵が、先程洞穴で見た光景と酷似しているのだ。事態を理解できない土岐。
ネカフェ内では、残り少ない食料のストックを、効率的に消費すべく話し合いが行われていた。
インスタントや冷凍食品を、切り詰めて少しずつ食べる一同。
食料は全部で9食分しかなく、タンクの水はもはや枯渇してきた。このまま永遠に助けは来ないのか。
そんな中、里村(津村鷹志)が、ひとり妙な動きをしている。
ネットカフェの上のフロアに女性がいて、そこに食料を運んでいるらしい。里村は何を隠しているのか、謎は深まる。
そして森では、土岐と亀田(武怜朗)が、新たな食料を見つけていた。それは極彩色の不気味な「バナナ」だった。
夜。土岐は、崖の上に佇む遠野を見かける。どうしても現世に戻りたいという涙目の遠野。
その気持ちに胸を詰まらせ、土岐は遠野を励ます。