朝。案野(加藤貴子)は先を急ぐ出勤途中の人混みと共に、小さな踏切を渡った。 その時、誰かに声を掛けられ、振り返ると二田良(橋本愛)がじっと安野をみつめていた。 次の瞬間、案野は気を失い──、気がつくと古い日本家屋の部屋で布団に寝かされていた。 目を覚ました安野を気づかう男。そこは、どこか懐かしく、落ち着ける場所だった。 安野は自分の身に起こった変化に気付き、適当に男に話を合わせると、風呂場で自分の姿を鏡に写し、冷静に推理した・・・。