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いぬかみっ!
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「いぬかみっ!」原作者 有沢まみず先生がホームページオリジナルの小説を書き下ろしてくれました!!
小説やアニメでも語られていない、あっと驚く内容が満載!!
ここでしか読めない、オリジナル小説!!
もう、読まずにはいられない!!

いぬかみっ! 小説第1巻から10巻まで大好評発売中!! 続々重版決定!!

啓太とフラノの一日

その日、川平啓太は珍客を迎え、戸惑っていた。
「フラノがふら〜っとやって参りました! あははははは!」
 そんな駄洒落を言って犬神のフラノが突然なんの前触れもなく部屋に現れたのである。啓太は怪訝な顔をする。
「なにしに来たんだ、おまえ?」
 ちょうど彼はカップラーメンを啜っているところだった。
 フラノはちゃぶ台の端に手をかけると本当の犬のように鼻を寄せ、くんかくんか匂いを嗅ぐ。
「啓太様、お食事中ですか?」
「ん」
「侘しいですねえ〜カップラーメン」
「ようこがちと出かけていてな。別に一人だし、わざわざ作るのもめんどくさいんで……おまえも食うか?」
「いえいえ、いりません。カップラーメンはお湯を注ぐだけ、という発想がどうも安易でいけません。そんなことでは立派に身体が成長しないですよ〜。なんでしたらフラノがご飯を作ってあげましょうか?」
「ん〜」
「こう見えてもフラノはパキスタン料理とベトナム料理なら実はなでしこちゃんより上手いのです! 得意料理はエチオピア海鮮鍋なのですよ!」
 啓太はちょっと考えてから首を横に振った。
「まあ、いいや。腹もこれで一杯になったし、今度また作ってくれや」
 そう言って啓太は箸をおき、なんの気なしにフラノの頭をくしゃくしゃ撫でた。ちょうどちゃぶ台の上に突き出す形になっていたので手が届きやすかったのだ。
「えへへ」
 フラノはそれを子犬のような首をすくめるポーズで享受した。
 啓太は本当に不思議そうな顔になった。
「で、もう一回聞くけどお前、なにしに来たんだ?」
 そう尋ねられフラノはにかっと笑った。
「実はですね、フラノは啓太様のところに遊びに来たのです!」
 啓太は「へ?」とびっくりした顔になった。

「実はですね〜、フラノはともはねちゃんから色々聞いてるのです。ともはねちゃんは最近、啓太様のことばかり話してます。啓太様と遊ぶとすっごく、すっごく楽しいらしいのです。フラノはそれがとても羨ましくなりました。他の子たちも少し羨ましかったみたいですけど行動には移せません」
「はあ」
「なんでも薫様とはまた違ったアクティブな遊びをしてくれるのだそうです。フラノもそういえば薫様と遊ぶときはどちらかというとお話を聞いてもらってばかりいました。でも、おでんも良いけどたまにはハンバーグもいいなって。引き綱なしで野原を走るのもいいけど、フリスビーキャッチもやりたいそれが乙女な犬心なんです」
 薫も結構色々大変みたいだな。
 と、啓太は漠然と思っていた。それぞれ個性の違う十人娘全てにきちんと時間を作って応対してやらねばならないのだ。特に突拍子もないフラノの相手は結構、大変そうな気がする。
「で?」
 と、啓太はフラノに先を促した。フラノは満面の笑みで両手を挙げ答えた。
「だから、ですね。フラノも啓太様に遊んでいただきたいのです! ともはねちゃんに対してしてあげるみたいにフラノとも遊んであげてください!」
 啓太は考え込んだ。
 ん?
 これってもしかしてめちゃくちゃチャンスなんじゃね?
「なあ」
 彼は限りない何気なさを装って尋ねた。込み上げてくる劣情を必死で押し殺し、尋ねた。
「要するに俺がともはねと遊んでやるみたいにお前とも遊んでやればいいんだな?」
「はいそ〜です!」
 フラノはまた両手を挙げた。その拍子に巫女服の胸元がぐいっと盛り上がった。啓太はぐびりと喉を鳴らした。素早くフラノを頭から足先まで観察する。アホのように底抜け、陽気な笑顔。金色の髪。むっちりと豊満なナイスバディだ。
 ようこのようなすらっとした身体つきや、たゆねのように健康的な感じではない。
 胸の大きなところはなでしこと似ているがやっぱりちょっと違う。なんというかよく当人が言っているようにオトナで十八禁な感じ。
 啓太は、
「よ、よし。じゃあ、まず俺の膝に乗ってみろ!」
 こっほんと咳払いをして胡坐をかいた自分の膝をぱんぱんと叩いて見せた。フラノはじ〜と上目遣いで啓太を見つめている。啓太は一瞬己の下心を見抜かれたよう
な気がしてぎくっと身をこわばらせた。
「な、なんだよ?」
 だが、フラノはにっこりと笑うと、
「啓太さまはやっぱり優しいですね〜」
 そう言って膝で這って来るときゅっと彼の膝の上に乗った。
「こんなフラノなんかの我侭を嫌な顔一つせず聞いてくれます♪」
 まるで疑っていない。
 啓太はちょっと良心が痛んだがとりあえずその痛みは無視した。
 きゅっとフラノのお腹に手を回す。後ろ髪に鼻を近づけ、匂いを嗅いでみた。フラノの髪は柔らかい、オレンジの香りがした。
「おう!」
 なんか”おとこ”の下っ腹がむずむずさせる”おんな”の香りだ。
「はい? どうしましたか?」
 啓太の膝の上に乗ったフラノがにこにこ笑いながら振り向いてきた。啓太は慌てて首を振った。
「な、なんでもねえよ!」
「そうですか」
 フラノは特に気にすることなく、啓太の膝の上でゆっさゆっさ楽しそうに身体を揺すった。どこか童女めいた動作だ。だが、フラノの身体は無垢な童女とはかけ離れていた。かなり大き目の柔らかいヒップがそのたび啓太の膝の上で揺れ動いた。
 なんとも言えず生暖かく。
 柔らかい。
「うはあ〜」
 啓太がまなじりを下げる。こうやって抱っこしているだけで陶然としてくる。柔らかい女体。
 だが。
 啓太はさらに貪欲だった。
「よ、よ〜しじゃあ、いつもともはねにやってるみたいにやってやろうかな!」
 ことさら声を張り上げ、
「ほ〜ら、”地震ごっこ”だ!」
 膝の上のフラノをガタガタ揺すった。これは実は本当によくともはねにやってやってることだった。抱っこした彼女を膝の上で揺さぶってやる他愛もない遊び。
 ともはねがきゃっきゃきゃっきゃ喜ぶみたいに、いささか精神年齢の低いフラノもはしゃいでいる。
「わ〜い! 地震ですよ! 地震!」
 ばたばた足をばたつかせていた。だが、啓太の目的はこの先にあった。彼はごくっと唾を飲み込むとごくさりげなくフラノの腰元に巻いていた手を上に上げていった。
 すなわち。
 豊満な彼女の胸。そこに手を回し、
「ほ〜らほら」
 フラノは一瞬、固まった。だが、すぐに揺すってもらう楽しさに歓声を上げた。啓太はさらに激しくフラノを揺すった。
 今やもう完全に彼女の両の胸を下から手で支えるようにして揺すっていた。
 というか揉んでいた。
 たゆんたゆん。
「えへえ〜」
 と、啓太が顔面を崩壊させるようにデレるほどそれは心地よい感触だった。そしてそうやってるうちに、
「あ、あの、け、けいたさま」
 段々、フラノの声が苦しそうになってきた。
「ん! あ!」
「ど、どうした、フラノ?」
 啓太はそう尋ねながらも膝でガタガタ。手でガタガタ揺する。そのたび、振動がダイレクトに伝わってフラノの胸を刺激する。
「あ! ちょ、く!」
 フラノは親指の第二間接を口で噛み、きゅう〜っと膝を身体に引き寄せ、さらに足の指を折り曲げた。
「だ、だめ! もうとめて! くだ、あ!」
 啓太、さらに揺すっていた。ぎゅっと揉む。
「あ!」
 その瞬間、フラノがのけぞる。啓太に背中の重心を預ける。
「わ、わああああああああああああ!!!」
 その拍子に二人は倒れこみ。
 そして。

「はあはああ〜〜〜」
 と、フラノは深々と吐息をついた。額についた髪を掻き上げながら、
「なんかすっごい変わった遊びでしたねえ」
 にこっと啓太を見上げて笑った。啓太、実は段々良心の呵責に責められ始めていた。少しやりすぎたかもしれない。
「だ、だいじょうぶか? フラノ?」
「はいはい。フラノは平気ですよ、これくらい」
 そう言って彼女はぴょんと変わらぬ様子で立ち上がった。啓太はほっと安堵の息をついた。だが、次の瞬間、彼は目を剥いた。フラノがにこにこ笑いながら、
「ではでは早速家に帰ってどんな風に啓太様に遊んでもらったか逐一報告したいと思います♪」
 そう言ったからだ。
「え? へ? ど、どういうこと?」
「あれ? さっき言いませんでしたっけ? 他の子たちも啓太様と実は遊んでもらいたがってるんですけど行動に移れなかったんです。で、このフラノが先遣隊としてやってきたのです。フラノがどんな風に遊んでもらったか聞いたら他の子たちも喜ぶと思いますよ〜。ではでは、フラノは戻りますね〜」
 ひょいと天井を透過して消えるフラノ。
 啓太はみるみる真っ青になった。あんなことを他の女の子たちに報告されたらただではすまない。
 彼は大慌てで部屋を飛び出し、叫んだ。
「ふ、ふらの! ちょっとまってくれえええええええええええええええ!!!」

 そんなちょっと他とは違う一日。


 
ようこと啓太の一日なでしこと啓太の一日ともはねと啓太の一日啓太とせんだんの一日

啓太とたゆねの一日啓太といぐさの一日啓太とごきょうやの一日啓太とフラノの一日

啓太とてんそうの一日啓太といまり&さよかの一日