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小猿日記
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「商い上手のCGだった」

 さぁさ、そこの綺麗なお嬢さん、そっちのイケメンのお兄さんもお立ち会い!見ていくんならタダだよっ!ロハだよっ!読んで損はさせないよっ!この『コザルのAR日記』、そんじょそこらの日記とはワケが違うっ。秘密の花園アフレコ現場の珍道中、笑いあり涙ありでつづられる、ハンカチなしでは読むに読めないとっておきのシロモノだぁっ。嘘かホントか確かめたいならまずは今日の5話本線、スミからスミまでさぁさゆっくり見てってチョーダイ!!
 ・・・というわけでテンション高く始まりました、5話の本線AR!ちょっと寂しいのは本日シベリア柳生の兄貴たちが舞台で全員休みなんでヤンス~!!今日のキャストは女性ばかり。堀江さん、恵里奈ちゃん、彩夏ちゃん、麗子さん、東野佑美ちゃん、並みいる美女に囲まれてパラダイス~☆そして唯一男性の一条和矢さんもいらっしゃる。ほらあミックの出番は先週だけじゃありませんよ一条さんっ!

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 先週、鮎之介に眼帯を返してしまい、心晴れ晴れな自由。久々に一番にぎやかな片町へくり出しました。「おしゃれな町だよユニオンスクエア~!」とデタラメな節回しがかわいい堀江さん。ユニオンスクエアはNYの地名にあやかったそうですが、何かどこかの商店街とかにありそうデスネ。
 彩とのお出かけは久しぶりの自由。二人並んで歩くにつれ、普段はゆっくり話せないこともぽつりぽつりと話していきます。「お前、最近悩みないか?」と切り出す彩に、かつて柳生十兵衛だった自分を思い出します。「・・・ワタシも、もう、やだ・・・」ここは彩に返すようでありながら、実は独り言のように自分に対して気持ちを確認するように言うところ。だから彩には聞こえるか聞こえないか位の声ですが、その中でハッキリと自分の意志を表すという演技が必要とされました。この一言がとても深く、堀江さんは何度も何度も挑戦されていました。娘の肩をそっと抱き寄せる彩。仲睦まじい父娘を憎々し気に見すえるフリーシャ。

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 徒歩40分かけてようやく片町に到着した御一行。「自由様とフリーシャさんはおふたりでどうぞ心置きなくお買い物なさって下さい」という御影のセリフ。この「フリーシャさん」の舌が回らなくなった麗子さん。「フリーサしゃん」と周りで口々に言ってさらに混乱させるみんな。麗子さんが間違える度にかずやさんが「彩夏ちゃん、ちょっと『めっ』て言ってやって。」と焚きつけ、彩夏ちゃんが「めっ。ねえさーん、しっかりしてくださいよぉ」とお説教。「あ~わからない~ごめんなさい~」と頭を抱える麗子さん。ウシシシシ。別れ際にそっとのろしを渡す御影。やっぱり何かズレてるぞぉ・・・(忍者ですから)。
 さて、自由とフリーシャが仲良くショッピングするところへ、シベリア一味に網でとらえられるフリーシャ!君は昆虫かぁっ・・・(でも触覚あるしなぁ)。のろしを上げる暇もなく、緊迫の場面を迎えたところでAパート終了。休憩に入ります。

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 休憩中の楽しみはスクリーンの前に置いてあるスイーツ。チョコレートとかお煎餅とか音の出るものにここぞとばかりに手がのびる(笑)。だって本番中は食べられないんだモーン。ARは毎回何時に終わるか分からないのでエネルギー補充しとかないと結構辛い。お腹の虫の音とかマイクに入ったら、かなりいたたまれないんでヤンス。他のキャストさん方もこの間は軽食をとったりお喋りしたり、台詞を確認したりすることもあるけれど結構リラックスして過ごされている御様子です。ちなみにコザルは見学だけだからムカつく程リラックスしてますよォ。

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 さてBパート。柳生衆は今日お休みなので、ほぼ全場面、堀江さんが単独で録っていきます。「フリーシャあ!スパコイナだぞ!私が今行くからスパコイナー!!」ボロボロになりながら必死で石垣を登っていく自由。全身で重力を感じながら演じる堀江さん。手をすべらせて無惨にも掘に落ちていきます。悔し涙を流しながらフリーシャを取り戻そうと再び登りはじめる自由。「私は柳生十兵衛じゃない!もう柳生十兵衛にはならないっ!!」自分に言い聞かせ、『菜ノ花自由』として立ち向かおうとする自由。そんな自由が理解できない囚われのフリーシャ。

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 頑なに変身を拒み続ける自由に業を煮やしたホワイトタイガー、フリーシャを高々と吊るし上げ自由を挑発。「やめてぇ~!フリーシャは何にもしてないでしょ!やめろぉぉ!」フリーシャを取り戻す一念で本剣越城の天守閣まで登りつめた自由。うわ言のように「フリーシャを返して・・・」とフラフラと敵に詰め寄っていきます。その気迫にホワイトタイガーがひるんだ一瞬、縄が切れてしまいます。天守閣から真っ逆さまに落ち、水底へ沈んでいくフリーシャ。その光景を見た瞬間、ついに自由の中で何かが弾け・・・!

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「あ・・・ゆ・・・の・・・すけ」怒りのあまり声にならない声でその姿を求めます。
「鮎之介ぇええええええっ」断ち切ったはずの柳生十兵衛の化身へ自らをゆだねる自由。どうしようもなく無力な自分への怒りとジレンマを感じながらついに自らラブリー眼帯を呼び寄せてしまった彼女。俊速の鮎之介が屋根から跳んだ自由に追いつき、柳生十兵衛の力を与えます。必死の形相で向かってくるシベリア柳生も怒りに燃える二代目の敵に非ず。勝負は一瞬のうちにつきました。鮮やかに確実にホワイトタイガーを斬る自由十兵衛!退散するシベリア柳生たち。
 「フリーシャ・・・ごめんねごめんね・・・私のせいだ」自分もわけの分からないことに巻き込まれ、その上友達まで!責任の重さと申し訳なさ、そしてやりきれない苦しみに嗚咽する自由。そんな自由が不可思議でならないフリーシャですが、戸惑いながらもそっと自由を抱きしめます。

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 一方娘たちが大変な目に遭っているとはつゆ知らず。まんまとシベリア柳生の策略により足止めをくらった彩と御影。今日のARの最後はそんな立て役者「しずくん」のセリフでヤンス。「しずくんアドリブよろしくです。」と無情に書いてあるAR台本(笑)。東野佑美さんは『ジャパネットた○た』及び色々な通販番組を見て一生懸命セリフを考えてきたそう。それがもう絶妙で、あの可愛らしい声とキャラクターの珍妙さがあいまってメチャメチャ面白かった!しかし嗚呼何たるコト、ほとんどの台詞がカットされてしまったんでヤンス。これはもったいない!ということで、佑美ちゃんにセリフを聞いちゃいましたよ。以下すべて掲載。しずくんのアドリブが読めるのはここだけの話ここだけよ!

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1)御影の気をひくシーン
「さあさ!取りい出しましたるこの包丁!どこにでもあるくっつかない穴開き包丁とは訳が違う!穴の形が手裏剣型ときたもんだ~はいはいそこのキレイな奥さん!旦那さんもよーーーく見ておくんなましー。この手裏剣型穴開き包丁、手裏剣が風を切る如くこーんな柔らかいトマトもすぱーーーっときれちゃうのね。え?どうだいコノヤローフフ...かかったな。これで邪魔者はここに釘付けじゃ...」

2)津村夫婦が通信機で会話するシーン
「まいどあり~!よッ!奥さん景気がいいねー。へいへい、旦那さんはまだ見てくのかい?じゃぁ...トッテオキのを出したるコノヤロー、コレだ!!!シベリア産アラマキジャケ!1本4,990円!!シベリアの氷山で300年眠ってた掘り出しモンでさぁ。今ならこの手裏剣型穴開き包丁とセットでお値段据え置き4,990円!!買うなら今だよ~~」

3)喜多歩郎が修行しているシーン
「さぁさぁ。今日はこの手裏剣型穴開き包丁に...同じく手裏剣型穴開きフルーツナイフ!!シベリア産手裏剣型穴開きアラマキジャケも付けて!!!4,990円~~~4,990円~~~」

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 「シャケまで穴開きっ!?」とか「全部4990円かいっ」という怒濤のようにツッコミをするスタッフ陣。吹き出しそうなのを堪えるのに必死なブース内にお構いなく、調整室からは景気のいい爆笑が聞こえてきます。ああいいなあ。こちとら声が出せない分、みんな小刻みに震えているってのにィ。このアドリブのあまりの面白さにコザルも今回、参考にさせていただきました。佑美ちゃん有難うございます!
 ラストシーンはそんなしずくんをバックに天領と御影の真面目な会話。「柳生新陰流を・・・もしやグラサンで襟巻きの・・・」の後は「知っているのか?」と緊張のセリフだったのに、一条さんたら「知ってんのーーーッ?」に変えてしまって・・・。挙げ句に「自由様の敵は・・・柳生なのか・・・?」とキリリとした表情になる御影・・・手には包丁の箱。買ったのーーッ?だめだ可笑しい、これ真面目なシーンのはずなのに。結構シリアスな内容だったにも関わらず、またもや笑いに終わった本線ARでありました・・・フフ。

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 さあさ、巷でウワサの『十兵衛ちゃん2』ご存じないとは言わせないっ!そしてその裏ガイドがこの穴開き日記、じゃなくてアフレコ日記ときたもんだ!これだけ読むのも悪かぁないが、水曜深夜『十兵衛ちゃん2』とセットで見ると尚お得!!ネコも杓子も『十兵衛2』!今年の流行語は「スパコイナ」だコノヤロー!おっ、奥さん、「マイシュウミテルワヨ」?嬉しいこと言ってくれるね!何?これからも応援してくれる!?泣けてくるねェ。持ってけドロボー!
 本日お立ち会いの皆々さまに最高のものをご提供できるよう、スタッフ一同千夜一夜元気で頑張りやすっ!さぁさ来週も絶対に見ていってチョーダイよっ。見逃したら人生損しちゃうよっ!じゃ、ごきげんよう、まいどありぃ☆!!

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あとがき            
(C)大地丙太郎・マッドハウス/j2製作委員会