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小猿日記
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#6「昨日の友が敵だった」複線AR

「干支までめでたい年だった」

 新年好!!2004年の仕事始めでヤンス~!ウッキーモンキーの申年ですよっ☆今年もコザルは張り切ってレポートするでヤンスよ~♪皆さま、どうぞ本年もよろしくお願いします!
 今日は、かつてない大騒ぎだったあの6話の複線録り。 新年から複線チームはスタジオも変わり、時間帯も変わります。 色んなスタジオを転々として、それがまた楽しかったりもする。 今回はコザルがデビューさせていただいた思い出深いスタジオ。 初めて声を録った時の緊張感などがまざまざと思い出され、感慨もひとしおな場所なのです。

ARが始まる時間まで、大猿兄ィに年末年始の旅行のお話を聞いたりして過ごす。 ちなみさんはこの寒々しい日本を離れ、お正月にモルジブでダイビングをしてきたのだ!
きゃっ素敵!海の碧さや、きらめく魚の群れなどの南の楽園のお話をうっとり聞かせていただきました。 あ、そういえば、シベリア柳生の下平辰平役、竹本英史さんもモルジブ行く予定だったそうですね~。 とちなみさんに言ったところ「そーなの!聞いて!!島もホテルも同じだったの~。 」へー、偶然ですねえ!聞くところによるとその島にはホテルは一軒しかないそう。 しかもシーズンだから行く時期が重なるのもまあ、ありうるといえばありうる。

しかし、話はそれどころでは収まらなかった!!休暇前には竹本さんと「向こうで会うかもね~。 よろしくね~」なんて冗談で話していたちなみさん。
モルジブのホテルに着いて次の朝、洗濯物を干そうとバルコニーに出ると、隣のベランダの戸がガラっと開き、出て来たのは・・・・・何と!!
「とどめにホテルの部屋まで隣だったのよ~~!」と叫ぶちなみさん。 うあーははははっ!マジですかーー?面白い!そんなのアリエナイアリエナイ!ちなみにそのホテル100室以上ある大きなホテルなのです。
 しかも、シベリア柳生は本線、バンカラトリオは複線チーム。 『2』の現場では一度もお会いしていないお二人同士。 仕事で会わないのに遠いモルジブで会うなんてっ!と大爆笑。 うーん、こんなところでもプチ奇跡が起こってるのだなあ(笑)。
そんな話でひとしきり盛り上がっているところに大津くんが登場。 藤原さんに「お年玉いくら貰ったの」なんて話しかけられて照れる四郎くん。 そおかあ、まだ高校生だもんね。 でっかい青春だね~。

さて、チームが全員揃ったところでAR開始!といっても今回バンカラトリオwith四郎あんまり出番無し。 驚愕の事実であるが、実は「泣く泣く削った16カット」中、バンカラトリオたちの場面は13カットもカットされていたのだぁっ!お、俺たち真っ先に削られたでヤンスかーーッ!でも、カットされたシナリオもすごく面白かったんですよ。 普通にもったいないですよ。 監督~~っ、DVDで映像特典にしてくださあい。

そんなにカットされても十分に面白い台本の力。 特に四郎が「君らはただのちんけな中坊だろ」と言うセリフが絶妙。 四郎まじめに学校行きなさいよ、大津くん見習って。
 バンカラトリオwith四郎が変装して菜ノ花家の前をパトロールする場面。 ト書きには「窓越しに四バカ」・・・四バカって。 挙動不審な人影に通報するパパ彩。 この「妙なごろつきがとぐろを巻いているんですよ」というセリフなんですが、婦人警視正ナヅカに補導される「わあ~っ、僕だけでもなんとかなりませんかぁ~~!?」って四郎、君ってほんとサイテー。 新年早々、とばしまくりのバンカラwith四郎でヤンした。

引き続き、パパ彩の5話を録ります。 ものすごい力作のインチキ時代劇、藤原さんが「その時早く、かの時遅く・・・」と名調子で原稿を読み上げていきます。 「庵天雲乃助」と「新巻酒蔵」の対決!!『ム、無念~~』。 これを聞いていて楽しくて楽しくて。 でもそんな面白いインチキ時代劇も小説だけでたくさん、と片町へ行く途中、娘を気づかう父親の優しさも見せます。 色々な表情を見せるパパ。 「タコ次郎前ですか?」というとぼけたセリフ回しに皆大ウケでした。

こんな感じで、キャストもスタッフも元気に新年を迎え、初ARはいい調子でスタートを切りました。 これからも笑いの絶えない現場をレポートしていきますのでお楽しみにしていてください。 本年もどうぞ『十兵衛ちゃん2』よろしくお願いします!!

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(C)大地丙太郎・マッドハウス/j2製作委員会